『ホラー、恋愛(マンガ(漫画)、文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全201件
-
20分で読めるミニ書籍です(文章量20,000文字程度=紙の書籍の40ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。
書籍説明文
発達障害診断を受けるにあたって、当事者が、どうすればいいかを事例を挙げて徹底指導!発達障害は、当事者にも雇用者にも社会にとってもデリケートな問題。トラブル対策完全マニュアルを味方にしよう!
まえがき
まず、この本を手に取っている架空の「あなた」の話をしましょう。
「空気、読めないね」
「こんなこともできないの?」
「どうして、そういう考え方をするのか、わからない」
他人から、こういうことを言われた経験と―
「頭の中が色んな思考でいっぱい」
「集中力がない」
「一度集中すると、寝食何もかも忘れてしまう」
「努力しても、努力してもうまくできないことがある」
こんな自分の実感とが、ちかちかちかと点滅して―
あなたは、「もしかして、俺(私)発達障害かもしれない」という疑いを抱くようになる。
著者紹介
真生 麻稀哉(シンノウ マキヤ)
愛知大学国文学専修卒業。2013年、某マスコミ関係の会社で働いている時に、広汎性発達障害の診断を受ける。障害者手帳3級取得歴1年半。5月に会社を退職。現在は、小説の賞に応募を続ける傍ら、某広告代理店でライターとして勤務中。… 以上まえがきより抜粋 -
ある日、突然、異世界に運ばれた普通の女子高生・藤原怜奈(ふじわら・れな)。襲いかかってきたオーク鬼を消し去った場面を宵の騎士・イーヴと暁の騎士・エナスが目撃し、彼らの砦で時の妖精・ターニャを救う“時の救い人”にされてしまう。もとの世界に戻るため、怜奈は仕方なくイーヴ達と協力するが……。ファンタジーワールドで繰り広げられる女子高生の恋と冒険を描いた表題作のほか、幼い兄妹が体験したある冬の一日「小角姫沼」など3編を収録。妖魔の王・ドリアスと妖魔使い(デーモンマスター)・シバがゲスト出演する「レディ・マスター」は、『妖魔の封印』の外伝的エピソードとして見逃せない。
-
以前勤めていた広告代理店から依頼された大仕事、それは世界的マジシャン「ブルー」を日本に招聘することだった。生い立ちも正確な年齢も、すべてが謎に包まれた存在。世界中の誰もが知っている人物なのに、ステージ以外での彼の素顔を見た者はいない。なんとか彼との接触に成功した僕だったが、少し高音の混じったその声は、どこかで聞いたことのあるように思えた……。長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
第6回魔法のiらんど大賞最優秀賞『出会い系サイトの彼女。』 かよちゃん書き下ろし最新ホラー 「ムカつくなら消しちゃえば?」 ――悪魔があたしに囁いた。
高校1年生の萌々は16歳の誕生日、友達から一冊のノートをプレゼントされた。開いてみると、そこには魔法陣のようなものが。名前を書かれた人には天罰が下るという“悪魔ノート”。半信半疑で書き込んでみると次々に異変が起こりはじめ……。本物だと知った萌々は、ノートにどんどん夢中になっていく。 -
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
運動とは無縁だった男が、周囲に導かれてランニングを始める。しかし、それは大きな喪失と引き換えにしたものだった。走ることから始まる奇跡の物語。
【目次】
プロローグ
疾走
哀願
他力
青空
蹉跌
憧憬
大人
熱情
狂気
夢想
エピローグ
【著者紹介】
佐藤 翔優(サトウショウユウ)
何の変哲もない、一介のサラリーマンです。
… 以上まえがきより抜粋 -
さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度)
【書籍説明】
大学生のなな子と真子は学生最後の夏休みを楽しむため、大好きなバンドが出演する夏の音楽フェスティバルを見に行く。
しかし本番中に事故が!
その事故をきっかけに、ふたりは不思議な体験を強いられることになる。
はたしてこの現象の意味、目的とは……?
【目次】
夏の恋
ひと夏の恋にしたくない
夏をもう一度
真実の夏
夏の終わり、そして……
【著者紹介】
天音(ソラ)
お酒と甘いお菓子が大好き
… 以上まえがきより抜粋 -
1976年7月、街から遠く離れた山奥の村・十恩村。村人全員が知り合いのような小さな村には、男女交際を奨励する風習があった。「付き合っても、キスもOK。ただ、Hだけは結婚してからじゃないとね。」そんな縁に強く結ばれた村で見つかった、一人の少女の死体。「ひとつになろう」──その言葉の意味を、僕らはあの夏に知った。村を支配するのはカルト。死を呼ぶ「どんどろさん」。そして、誰が彼女を殺したのか。累積していく死からは、もう、誰も逃れられない。
-
いま、伝えたい「あの日」の奇跡。
地震に遭った翌日、少年は、海の匂いのする、見たこともない町に立っていた。通りかかったオバサンの家で親の迎えを待つ間に体験したのは、少年がこれまでしてみたかったことばかりで……。(「翔る少年」) 「どんな人生にも必ず分岐点となる瞬間が存在するように思う。運命的な避けることのできない『あの日』もあれば、ほんの僅かなタイミングの違いでその後が揺らぐ『あのとき』もあるだろう。そのポイントにかえることができたら。いくことがかなうなら――。 もしも拙作を手にとって読んでくださる方がいるとするならば、ほんの少しでもいい、その方の『あの日』『あのとき』に対する思いに寄り添えたらと願う」――乾ルカ。時空を超えた小さな奇跡と一滴の希望を描く感涙の傑作小説集。第143回直木賞候補作。 -
ゾンビに囲まれた危機的状況の中で、僕たちは、恋に夢中だった――。
ゾンビパンデミック×シェアハウス、かつてない恋の物語が始まる。
成田空港に到着した1機の航空機、それが全ての始まりだった。
1人の乗客によって持ち込まれたウイルスが、またたく間に感染拡大。
日本政府は、千葉県境を封鎖することを決定。
ゾンビが町に溢れるなかで、6人の男女が幕張のショッピングモールに逃げ込んだ。
安全と食料を確保した彼らは……恋に夢中になっていた。
前作『星明かりグラフィクス』で美大生の青春を描いた山本和音の新作は、
極限化でのおかしな人間模様を描くサバイバル・ラブコメディー! -
“第6回魔法のiらんど大賞”ホラー部門賞受賞。 「彼が憎くてたまりません、死んでほしいくらいに――」絶え間なく続く彼からの暴力、地獄のようなDVの日々。逃れられない愛に苦しんだ末、少女が辿った衝撃の結末とは――。
高校を卒業したあゆみは、なおやと出会った。かっこよくて優しくてちょっと陰のあるなおやに惹かれたあゆみは、ほどなくして付き合い自分のアパートで同棲を始める。だが、なおやは徐々に変わり、働きもせずギャンブル三昧、機嫌が悪ければ物にあたるように。好きだった彼に不信感を抱き始めた頃、あゆみはなおやから暴力をふるわれるようになって――。立ち上がれないほどに殴られ続けるあゆみだけど、なおやから逃れられなくて……。 -
移り住んだ夫の生家にある古井戸。埋められているのに、一美にだけ水音が聞こえる。そして、そこで溺れ死んだ夫の幼馴染みの奈絵の姿も…。この家は一美を拒んでいるようだった。だが、その理由は…。表題作「井戸の底から」他、全7作を収録した傑作ホラー集。
-
新ヒーローは、正体不明な公務員!
腕貫着用、神出鬼没な謎の公務員探偵が、市民の悩みや事件を鮮やかに解明! そしてついに女子大生ユリエと……!? 三年連続、四月四日の午後四時に鳩の死骸と人の死に直面した配送員。これは偶然なのか、必然なのか。そして今年もまた、四月四日がやってくる――「贖いの顔」。 四十年前に不倫相手の女性を殺してしまった。なぜ、彼女の夫はその罪を被ってくれたのか? 夫の葬儀の日、長年の謎が明かされる――「秘密」。 妻子と別れ、一人マンションに暮らす男。彼が契約した住人専用駐車場に、決まって月曜の朝に不特定多数のドライバーに無断駐車されてしまう。その理由は?――「どこまでも停められて」。 女子大生・ユリエが企画した幼稚園の同窓会の最中に、参加者が殺害された。不可解な遺留品の謎、犯人は? そして動機は?――「いきちがい」。 お馴染み刑事コンビも登場、今日も櫃洗市は大騒ぎ! 絶好調「腕貫探偵」シリーズ待望の新作短編集! 未収録話「セカンド・プラン」を掲載した電子書籍特別版。 -
死者であるゾンビが人間の女性に恋をした!
ゾンビのRは、ある日、仲間と一緒に狩りに出かける。狩りとは、「生者」を見つけてその肉を食らうこと。Rは人間の若者ペリーを見つけて、大好物である脳を食べる。するとRの頭の中に、食べたペリーの記憶が入り込んで来て、その場に一緒にいたペリーの恋人、ジュリーに恋をしてしまう。Rは他のゾンビの攻撃からジュリーを守り、彼女をゾンビの棲み家である廃墟となった空港に連れて帰る。
しかし、「生者」であるジュリーの存在は、ゾンビの社会に波紋を引き起こし、Rはジュリーを人間たちが住む巨大スタジアムまで連れ帰ろうとするのだが……。 -
とにかく怖い女の子と、とにかくビビりな男の子の、怖くてカワイイ(?)新感覚・青春ホラーラブコメ!!
高身長で運動神経抜群な小賀正道(おがまさみち)は、とにかくビビりな少年。 彼は最近あることに悩まされていた…。
それは、学校で自殺した少女の幽霊につきまとわれているというものだった。
しかし、小賀が幽霊と恐れるその少女はただの人間で、彼に恋する健気な女の子・佐山呻子(さやまうめこ)だったのである。 -
マゼンタという色をめぐる女達の激しい愛憎を描いた表題作と他4作を収録した市川ジュンのラブ・サスペンス傑作集。マゼンタがテーマ・カラーのニューブランド「レイ・カシス」のプロジェクトを進める女性主任・沢渡紅生(さわたり・べにお)。そんな彼女に憧れる新入社員の未来(みく)は、ある日、レイ・カシスよりも早く競合社から、マゼンタをテーマ・カラーにしたニューブランドが発表されたと知って……!?
-
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】魔王サタンを倒すために最強のエクソシストとして、劣悪な環境で育てられた神父の少年は、心に深い傷を負いながら各地に蔓延る悪魔と戦い続けていた。やがて訪れる一人の少女との出会いをきっかけに、少年はこれまで抱くこともなかった温かな感情に触れて――…。これは、聖戦の中で芽生える恋と希望の物語。
-
本書は宮西の代表作である。
収録作品は全て80年代に描かれたもので、刊行時は宮西の最も新しい作品群として話題になった。
宮西が20歳~30歳に掛けた十年間に描かれている。
タイトル-Esther-の元になったと思われる『エステルの化粧』を中心にペン画、鉛筆画のイラストを配している。
作品はどれもイラストの範疇を遥かに超えた芸術作品と言えるものばかりだ。
二色カラーページが32枚というのも嬉しい!
特に興味深いのは、英訳作品『MIDSUMMER NIGHT'S DREAM』である。
80年中期にはアメコミに対抗して日本のマンガをアメリカに輸出しようという流れが出て来た。
そこで大友克洋、 平田弘士といった面々を集めて-オムニバス・アンソロジー-を一冊アメリカ発売した訳である。
そこに宮西も含まれていたというところに往時のマンガ界に於ける彼の立ち位置を窺い知る事ができる。
蛇足ではあるが、今でこそマンガは日本のお家芸のように言われいるが、しかし80年代ではまだまだアメリカがコミックのうえでも名実共にNo.1だったというのがなんとも皮肉で面白い。
収録作品:うつくしきかしら/レボリューション/バラティユリ/.....IF I DIE, I DIE/因果/Platonics/エステルの化粧 1/エステルの化粧 2/エステルの化粧 3/MIDSUMMER NIGHT'S DREAM/台風小僧/菓子屋のたくらみ 1/菓子屋のたくらみ 2/LITTLE YELLOW サンボ/月光和音 -
「性欲は真実の愛にとって障害」という信念を持つ針辻真の前に現れたA子。彼女は針辻にも性欲は存在すると嗤いながら指摘する。A子の言葉は「呪い」となり、針辻に彼自身の持つ「性欲」を自覚させていく。自分の中にある信念とは真逆の「汚らわしいもの」を見せ付けられ、次第に壊れていく針辻。A子の存在は針辻にしか認識できない。彼女は幽霊なのか、それとも針辻の抑圧された精神が見せる幻なのか…? 愛に捕らわれ縛られる男の「悲劇」の物語!
-
工場輸送船の事故で一人だけ生き残った男と、セックス用アンドロイドの恋愛をフルカラーで描いた表題作と、他3作品を収録した柴田昌弘のSF傑作短編集。遺伝子工学の専門家・厨周二(くりや・しゅうじ)は、工場輸送船の船外で単独作業中、船内の事故で仲間全員が命を失い、一人だけ取り残されてしまう。そして絶望的な孤独感に苛まれる周二は、船に残っていたセクサロイド=エリカを人間へと改造するのだが……!?
-
前世の因縁で結ばれた男と女――。そんなふたりが出会ったら、恋が生まれないはずがない。でも、一方の前世が狼だった場合は……。ロマンチック・オカルト・ストーリー。
-
【特別描き下ろしのおまけ付き!】「このままだと死ぬよ」大学で見知らぬイケメンから突然告げられた陰キャの愛莉。そこで身の回りで起きる怪奇現象を解決してもらおうと、オカサーを訪れるが…。※本作品は「オカサーの姫!~憑かれ系女子のオカルト日誌~ 【分冊版】1~7」と同内容を収録しています。重複購入にご注意ください。
-
おもちゃ会社に勤める晃(あきら)は、会社帰りのある日終点まで電車を乗り過ごし、見知らぬ駅で妖しい化け物に身体を犯されてしまう。
それから晃は毎晩化け物に弄ばれる夢を見続けるが、隣に住む美青年・亜衣(あい)に助けられる。
「これから毎日僕とセックスする」
亜衣は除霊ができる体質で、毎日自分とセックスをすれば楽になれるというが、感じやすくなっている自分の体と亜衣の行動に戸惑う晃。
なぜここまで親身になってくれるのだろうか、そこには亜衣の大切な想いがあるようで……。
年下霊媒師×色情霊にとり憑かれたリーマンの不思議なエロティック・ホラーBL。
その後の二人を描いた豪華14P描き下ろし漫画付き!
■収録内容
・「お祓いするから挿れますね」1~7話
・単行本版限定描き下ろし14P漫画+表紙ラフ案
※この作品は、デジタル配信用に編集した電子コミック単行本です。 -
死者からの招待状に戦慄!地獄のデスゲームが今、はじまる―― “第6回魔法のiらんど大賞”ホラー部門賞受賞・上村あかりの書き下ろし絶叫ホラー
あるグループ全員に突然、送られてきたメール。 それは自分たちが自殺に追いやった「アリス」からのものだった。 【このゲームに参加しないと死にます】――全く信じないメンバーだったが、とうとう【見せしめに1人殺します】というメールが送られてきて……。 恐怖の復讐ゲームがはじまった! -
アラフォー三人娘のホラーなラブコメディ。
夏美、秋子、冬は仲良しのアラフォー三人娘。カフェのオーナーを夢見て会社を辞めた夏美が借りたお店の場所に行くと、そこはおかしな店主がいる「喫茶面影」という怪しい店になっていた。地味な音楽教師の秋子は男子生徒に女心をもてあそばれ、自称女優の冬は上司ともめて会社をクビに……。散々な目にあった三人は、ひょんなことから夏美が働くことになった「喫茶面影」に集うことになる。さらに夏美の幼なじみで刑事の二階堂やその後輩・悲別を巻き込みながら、彼女たちの負のオーラが呼び起こした怪奇現象や妖怪たちに翻弄されていく。三人の恋の行方と運命はどうなるのか――!?
日本の演劇界を代表する演出家、さらに映画監督、ミュージシャンとしても活躍する奇才、ケラリーノ・サンドロヴィッチが満を持して自身初の完全オリジナル脚本&演出でテレビ界に殴り込みをかける! 豪華スター競演で贈るポップなホラーラブコメディを完全ノベライズ。 -
船内にいるのは、拉致された3人の男女。そして、異形の存在。
「訳アリと言わんばかりの女と、頭の軽そうな男。そして私。……共通項は、なんだ?」
TRPGシナリオでは異例の2.5万部超え!
大ヒットシリーズ1作目が待望のノベル化。
むつーの壊胎、新たなストーリーがここに。
――鼓膜がとらえたその音は、確かな重量を持つ何かの足音のように思えた。少なくとも人が発する音ではない。
極度の緊張。逸る心拍がやたらと脳に響く。
しかし五月蠅いのは脳内だけで、この静寂な空間には隣の部屋の音が鮮明に聞こえてきた。
「ギダギド・デダデラバ」
「……ゴドジョクダ・ガロバイミ・ ゴズグダク・ジャメムバダ」
心底気持ちが悪かった。いっそ船酔いのせいだと思いたかった。
狂っている。――この世界は、吐き気がするほど理不尽だ。 -
邪悪な魂に取り憑かれた美少女とそんな彼女を愛した青年の哀しい恋愛を描いた表題作と他2作を収録した柴田昌弘のサスペンス傑作集。土砂降りの中、男達から追われる少女・楢川彩(ならかわ・あや)を匿い、自分のアパートへ連れてきた殿谷周二(とのや・しゅうじ)。そして8人もの人間を殺した殺人鬼に仕立てられ、子々母村の男達から追われていたと告白する彩は、自分を信じてほしいと涙ながらに周二へ訴えるのだが……!?
-
愛し合う男女を対象に行われる「カップルゲーム」。それは出された指令をカップルでクリアし、競うのみ。舞台は廃墟になった遊園地。優勝したカップルには賞金1億円と永遠の愛が贈られるという。「ねぇ、好きって言ってよ」悲劇のゲームが幕を開ける――。
-
父が消えた理由について、信次はすこしずつ周囲の噂を知るようになった。正確に言えば父は消えたのではなく「死んだ」のだが、信次はそういう言葉を遣いたくなった。「警察では、わからなかったそうだ」村の誰かがそんな話をした。何かが父を奪ったのだとわかる年齢になってきた。その何かが誰なのかというより、どうしてそんなことをしたのかを知りたかった。(「赤い竹蜻蛉」より)
昭和の古いおもちゃを題材に、少年の成長を葛藤を描く。十篇のファンタジック・ロマンを収録した作品集。
*赤い竹蜻蛉
*蒼い喧嘩凧
*星空の缶蹴り
*淡い影絵
*白い日光写真
*燃え尽きた逆さ面
*ぱっちん
*永久影踏み
*だるまさんが転んだ
*遠い糸電話
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
僕はいままで、科学は絶対だと思っていたんです。一足す一は二であり、水は水素と酸素でできている。そういうことは絶対に動かしがたい事実で疑う余地のないものだと思っていました。そういう確たる世界が心地よかったんです。でもいま、それらを一つずつ疑ってかかることからはじめようかと思っています。(「神々のパラドックス」より)
科学に携わる人々の信じる神話とは。ハートフルな物語7本を収録した短篇小説集。
*深い森から来た手紙
*水色の羽衣
*星の棲む沼
*月へ行く道
*錆びついた昆虫
*氷のなかの竜宮
*神々のパラドックス
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
あなたは、本当の自分を他人に見せられますか――。恋愛からホラーまで、松井玲奈が覗く“人間模様”。鮮烈なデビュー短編集。■「ハンドメイド」いつもより荷物の重い日が好きだ。お昼の弁当に加えてもう二つ、夜に彼と食べる用の弁当を作る。食べる場所は決まって“ホテル”で――。■「ジャム」僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる――。悪夢的奇想、ホラー怪作!■「いとうちゃん」メイドになりたい。その一心で上京した十八歳の“いとうちゃん”は、メイド喫茶で働き始めるものの、ストレスから体重が増加してしまう。痩せ方がわからず、周囲にも疎まれ不安を募らせていくが――。■「完熟」何もない退屈な田舎での夏休み。年上の雰囲気を身にまとう女に僕は出会う。彼女は水辺で一心不乱に桃を食べていて……。そんな昔の記憶が、大人になった僕のフェティシズムを刺激する――。■「リアルタイム・インテンション」巷で人気の仲良しYouTuber三人組。本音を吐露してしまうという“本音ダシ鍋”を食す企画の生配信で、事件は起きる。■「拭っても、拭っても」広告代理店に勤めるアラサーのゆりは、半年ほど前まである癖(へき)を持つ男性と付き合っていた。その彼に理不尽にフラれたことが心の傷になっていて――。失恋と再生の物語。
-
暴走族「狩人」の頭をしている妹尾樹林は、無菌の町タヒチで生まれた。塵も細菌もウイルスも漂っていない、病気も犯罪もない町。二万数千人が暮らしているこの実験都市は、ドーム型のエアウォールで覆われており、生活のすべてがコンピュータに管理されている。タヒチでは、誰がいまどこにいるか、何をどこでいくつ買ったかを中央機構が把握し、たとえばもし屋外で強い臭いのするものを飲食すれば直ちに環境局が飛んできて、罰金か、さもなければ拉致されてしまう。だが、この実験都市が生まれた本当の理由を誰も知らない。ドームは明らかに人為的なものだ。誰が、何のために? 完全無菌の世界から解放されて「外」へ出てみたい……。ある日、B25地区に幽霊が出るという噂が立った。ブルーの服を着た髪の長い幽霊だという。その正体を暴いてやろうと、樹林はワープと呼ばれる二輪駆動機に跨がった……。
近未来ディストピア社会を描いたSF長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
春夏秋冬、四季折々の小さくて少し不気味な物語。タイトル calendario はイタリア語でカレンダー(暦)のこと。旅と食事と、ほんの少しの血の匂い……。
ネットで公開中のショートショートから季節感のある作品をピックアップした『からんどりえ』その後。書き下ろしを加えての電子書籍化、全16編。 -
4:44に何かが起こる――「恋」と「恐怖」の世界へようこそ――。 恐怖サイトの管理人が案内する学園ラブホラー集!
恐怖サイトの管理人のもとに今日も恐怖の体験談が届いた。それは中高生の間で流行している恋愛成就の「4:44のおまじない」。 片想い中の彼の気持ちを知りたい高1のかおりは、彼の好きな人が分かるというおまじないを試すため、深夜の学校に忍び込むが…。 占いが大好きな高1のレナ。的中率200%!という噂を聞き、付き合っている彼との相性を占おうと深夜のパソコンルームで、サイトにアクセスしてみると…。 <第6回魔法のiらんど大賞ホラー部門賞>上村あかりがおくる、恋する女の子たちに起きた恐怖の体験談2編を収録したラブホラー集。 -
『嫌いな人はおいしいお肉になるのです。』カノジョの愛は深く深く、そして狂気だった…!?すみれはこの春、女子高生になったばかり…。兄と二人暮らしの生活から新たな環境で学校生活、バイト先で出会った青年・楓に一目で恋をしたすみれ。すみれのミスをカバーしてくれた優しいカレこそ運命の人かも…と口早に語ってしまうほどお花畑♪しかし楓は同じバイト仲間の茉莉花からも好意を寄せられていた…!そのことに気づいたすみれの心には、黒く激しい炎が芽生え、目ざわりなモノすべてを取り払う悪魔のような暴走が始まる。まるで“あの日”を思い出すように…!!友人関係、そして恋!すべてが幸せに変化していく、はず、だった――。※この作品は「邪魔な女はみんな肉」(1)~(5)の合本版です。
-
「俺は猛獣の檻だ 不用意に覗きに来てくれるな 食われるのは…お前なんだぞ」『ホラー作家に愛され過ぎて眠れない』に続く、一千秋視点の物語。はじまりは18年前、父が一人の女性を連れてきたあの日から…。訳あり家族のもとに生まれてきた二千夏。
ピュアな弟の放つ圧倒的な「かがやき」は、一千秋の心をも少しずつ変えてゆき…?父、純夏、依子、小柴、そして枸櫞(くえん)。舞台裏で二人を見守っていた人々の姿も明らかに。そして辿り着くのは、兄のみぞ知る驚愕の真実…!!愛し愛され過ぎて眠れない兄弟の物語は、ついに最終章へ!※こちらには【第1話~第2話】が収録されています。 -
ちさとは夫の秀彦を殺害し、バラバラにした。
人に言えない過去の傷を持ちながら、秀彦と幸せな時間を過ごしていたちさとを追い詰めたものは何だったのか。
すれ違い、行き場を失った愛が狂気に変わる様を描く、北川玲子のホラーサスペンス作品集。
「ガラスの天使」「あなたに特別な私」「あなたの眼は美しい」「流れのお蘭」の4作品を収録。 -
先立つ不孝をお許しください。美月はこれから大好きな人のところへ行きます…片想いの相手である凛の後を追うため、死を決意し、廃校舎に忍び込んだ美月。しかしそこで、記憶を失いゾンビとなった凛に再会!!凛の記憶を取り戻すため、そして自分の思いを伝えるために、美月はゾンビに擬態することに!?ゾンビ少女達やミステリアスな先生と過ごしながら、美月は凛の死の真相に近づいていく…めくるめくゾンビ百合の世界にようこそ!
-
各地にひっそりと伝えられる奇妙な習俗=奇習。奇習が生まれる背景には、人の営みの本質があった。渦巻く愛と性、そして業――。奇習の数々が現代に浮かび上がらせる、根源的で時にいびつな「愛」の形を描破する!!
-
飯富(おぶ)裕子は、人材派遣会社の営業事務を担当して多忙な毎日をおくっていた。ある日の帰り道、虫をたたく坊やとはちあわせして「おとなのおじちゃんにおそわった」と告げられた。その後に、裕子の学生時代の悪友=羽柴詩穂にもちかけられた合コンに出る途中で愚連隊にからまれるが、運よく西城と名乗る男にすくわれる。じつは西城も合コン出席者のひとりだった。そのままドライブにでた裕子は西城の別面をしらされることになる……
-
享保十三年、第八代征夷大将軍・徳川吉宗が招聘したのは、巨大な「象」であった。海を越えてはるばる旅をしてきた象は、長崎の港に着いたのち、陸路、徒歩で江戸城に向かう。多くの人間を引き連れた象の行く先々は、珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり、さまざまな人間模様を見せる……。史実を元にファンタジックに描かれた連作短篇時代小説。
*わらしべの唄
*獺祭の湊
*象鳴き坂
*半鐘さん
*マン・オン・ザ・ムーン
*千日手の解法
*エピローグ 象を引く
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
村に鳴るサイレンは、セックス開始の合図!?淫らな因習によって、理性の外れた村人たちの欲望が襲い掛かる――!失踪した妹を探すため、団根村の学校に赴任した女教師の空子。村はのどかで生徒たちも良い子ばかり。ところが祭事が行われるという日、サイレンとともに「儀式の時間です。近くの男女でまぐわってください」という放送が鳴り響く。途端に空子を押し倒し、身体中をまさぐる男子生徒たち。容赦なく若い情欲をぶつけられて、否応なく濡れたアソコも熱を帯びていき…この快楽に溺れずに妹を見つけることが出来るのか…!?
-
アンティークキルトのショップに訪れる人々の時に悲しく、時に温かい人間模様を描いたヒューマン・ラブストーリー。
新米オーナー・隆哲が華麗なキルトの世界で垣間見たものとは。
心地よい読後感でお送りする珠玉の名作第1弾!【1~2巻収録】 -
アメリカンスタイルのダイニングSHOP・リンクスがOPEN! 開店記念にハンバーガー女王コンテストを開催、優勝の賞品はタヒチ旅行。周囲から出てみろと勧められるも、バイトのマリコには資格がない。そんな中、クラスでも地味な倉沢さんを発見した赤木は、声をかけるが……!? 表題作は80年代の空気感をリアルに描き出した青春ラプソディ! 他、「Mighty16s」「マティーニはお好き?」「勝手にしやがれ!」「悪魔のらっきょう男」「ピクルスレディー」を収録した、著者の持ち味を存分に味わえる作品集!
-
近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の、初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代の作家の評伝など約160作品を収録し、読みやすく編集した夏目漱石全集の決定版です。
■目次
【小説】
坊っちゃん
吾輩は猫である
吾輩ハ猫デアル(旧字旧仮名)
三四郎
こころ
それから
それから(新字旧仮名)
草枕
二百十日
野分
虞美人草
坑夫
門
門(旧字旧仮名)
彼岸過迄
行人
道草
明暗
【短編・小品・随筆】
幻影の盾
琴のそら音
倫敦消息
京に着ける夕
京に着ける夕(旧字旧仮名)
自転車日記
倫敦塔
カーライル博物館
文鳥
夢十夜
永日小品
長谷川君と余
思い出す事など
子規の画
子規の畫(旧字旧仮名)
変な音
變な音(旧字旧仮名)
ケーベル先生
ケーベル先生の告別
戦争からきた行き違い
初秋の一日
三山居士
硝子戸の中
一夜
薤露行
趣味の遺伝
手紙
【評論・その他】
吾輩は猫である(上篇自序)
吾輩は猫である(中篇自序)
吾輩は猫である(下篇自序)
三四郎(予告)
こころ(広告文)
こころ(自序)
こころ(予告)
それから(予告)
イズムの功過
岡本一平著並画『探訪画趣』序
学者と名誉
家庭と文学
鑑賞の統一と独立
元日
鬼哭寺の一夜
木下杢太郎著『唐草表紙』序
客観描写と印象描写
教育と文芸
虚子君へ
近作小説二三について
現代日本の開化
好悪と優劣
滑稽文学の将来
コンラッドの描きたる自然について
作物の批評
「自然を写す文章」
写生文
処女作追懐談
人工的感興
人生
鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年
西洋にはない
創作家の態度
草平氏の論文について
高浜虚子著『鶏頭』序
田山花袋君に答う
「土』に就て
「土」に就て(旧字旧仮名版)
長塚節氏の小説「土」
坪内博士とハムレット
つり鐘の好きな人
艇長の遺書と中佐の詩
『伝説の時代』序
点頭録
『東洋美術図譜』
道楽と職業
独歩氏の作に低徊趣味あり
中味と形式
夏
何故に小説を書くか
日英博覧会の美術品
入社の辞
猫の広告文
『煤煙』の序
博士問題
博士問題とマードック先生と余
博士問題の成行
「額の男」を讀む
批評家の立場
文学雑話
文芸委員は何をするか
文芸と道徳
文芸とヒロイツク
文芸の哲学的基礎
文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎
文士の生活
文章一口話
文体の一長一短
文壇の趨勢
僕の昔
マードック先生の『日本歴史』
正岡子規
満韓ところどころ
水底の感
無題
明治座の所感を虚子君に問れて
模倣と独立
「夢のごとし」を読む
余と万年筆
予の描かんと欲する作品
落第
私の経過した学生時代
私の個人主義
【関連作品】
文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介)
漱石山房の冬(芥川龍之介)
夏目先生と滝田さん(芥川龍之介)
葬儀記(芥川龍之介)
漱石と自分(狩野亨吉)
漱石氏と私(高浜虚子)
埋もれた漱石伝記資料(寺田寅彦)
夏目先生の俳句と漢詩(寺田寅彦)
夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)
俳諧瑣談(寺田寅彦)
根岸庵を訪う記(寺田寅彦)
漱石さんのロンドンにおけるエピソード(土井晩翠)
「漱石のオセロ」はしがき(野上豊一郎)
小川芋銭先生と私(野口雨情)
夏目漱石論(森鴎外)
漱石の人物(和辻哲郎)
夏目先生の追憶(和辻哲郎)
成人向けの内容が含まれる書籍が 2 件あります。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。