エクソシストを堕とせない 1

イムリの告白を受け、儀式から目覚めた神父は、世界の優しい終わりを拒絶し、怠惰の魔王・ベルフェゴールとの決戦に挑む。一方、ヴィルギリウスの野望を阻止しようとするダンテだったが、説得は叶わず、ついに禁忌に手を染めてしまう。そんな中、教会からの援軍・マルコが到着し…？

世界の救済に疲れ果て、眠りについた神父。その瞬間、地上は「夢の方舟」に飲み込まれ、神父と怠惰の魔王・ベルフェゴールとの契約はついに最終段階を迎える。一方、神父奪還を急ぐダンテたちだったが、魔王の断片を狙う魔女集団と衝突してしまう。だが、その争いを背にイムリは一人駆け出して――…？

ワルプルギスの夜に向けて水面下で力を増大させる魔女たち。一方、その動向を掴めずにいた教会だったが、ついに魔女の拠点を暴き、制圧に乗り出す。そして、事態が新たな局面を迎える中、依然として思い詰める神父は夢の中で謎の人物と交流するようになり――…。

魔王・アスモデウスとの戦闘は、怒りに駆られ力を解放した神父の勝利で幕を閉じた。しかし、アスモデウスが残した爪痕は神父の心を追い詰め、彼を衝動的な行為へと走らせてしまう…。そんな中、彼は夢で不思議な少年・ベルと出会う。ベルは自らを神父の唯一の味方だと称し、かつて交わしたある約束を語り始めるのだった――。

歌姫アリアとして神父に近づくアスモデウス。そんな彼女に不満を募らせるイムリは神父争奪の決着をつけるため、文化祭でのアプローチ勝負を受けて立つことに。渦中の神父はイムリへの想いを再認識する一方、アリアに自身の過去を重ね一層心を開いていく…。そして魔王の宣告日、神父の下した決断は――…？