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『文芸・小説、歴史、小学館』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全221件

  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    コナンと一緒に、今度は“世界”を冒険だ!

    名探偵コナンがナビゲートする歴史まんがに、新シリーズがまたしても登場します。その名も『世界史探偵コナン』! 青山剛昌先生原作のこのシリーズは、すべての小学生必読の書といっても過言ではない大人気シリーズに成長しました。
    新たに加わわる『世界史探偵コナン』の舞台は、その名の通り「世界の歴史」。前シリーズ『日本史探偵コナン』同様、コナンと少年探偵団は、過去へと飛ばされた子どもたち「時の漂流者=タイムドリフター」とともに、謎と真実を求めて旅に出ます。彼らの行く手には、またしても、怪盗キッドに操られた謎の存在によって、さまざまな邪魔や妨害が入ります。さらなる困難を乗り越えて、果たして彼らは、無事に歴史冒険を終えることができるのか!? 全12巻をつらぬく、ワクワク、そしてドキドキの物語をぜひ見逃さないでください。
    コラム“コナンの推理ノート”には、ためになる歴史知識も満載! 知識ゼロからでも徹底的に楽しめる“歴史エンターテインメントまんが”にご期待ください。

    (2020年11月発行作品)

    ※この作品はカラー版です。
  • シリーズ12冊
    968(税込)
    原作:
    青山剛昌
    まんが:
    山岸栄一
    まんが:
    斉藤むねお
    出版社: 小学館

    名探偵コナンの歴史まんが、いざ刊行!

    ごぞんじ名探偵コナンがナビゲートする名探偵コナン歴史まんがシリーズ『日本史探偵コナン』全12巻がいよいよ刊行開始!
    「日本史探偵コナン1縄文時代 原始世界の冒険者(タイムドリフター)」
    「日本史探偵コナン2弥生時代 ひとりぼっちの女王(リトルクイーン)」
    「日本史探偵コナン3飛鳥時代 霧の中の異邦人(ストレンジャー)」
    「日本史探偵コナン4奈良時代 裏切りの巨大像(モニュメント)」
    「日本史探偵コナン5平安時代 十二単の好敵手(ライバル)」
    「日本史探偵コナン6鎌倉時代 五条大橋の相棒(デスティニー)」
    「日本史探偵コナン7室町時代 疑惑の花舞台(カーテンコール)」
    「日本史探偵コナン8戦国時代 あかね色の落城(カタストロフィー)」
    「日本史探偵コナン9江戸時代 幻影の八百八町(メガロポリス)」
    「日本史探偵コナン10幕末 暗黒の羅針盤(コンパス)」
    「日本史探偵コナン11明治時代 機械仕掛けの記念碑(メモリアル)」
    「日本史探偵コナン12昭和時代 焼け跡の綿帽子(タンポポ)」
    過去の時代へ飛ばされた少年少女=タイムドリフターははたして、名探偵コナンの助けを借りて現代へと戻れるのか!?

    フィックス型EPUB60.9MB(校正データ時の数値)。

    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
    ※この作品はカラー版です。
  • 1,683(税込)
    著:
    林真理子
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    一章完結形式の新感覚の歴史大作!

    日本古典文学史上の名作を、作家林真理子氏が換骨奪胎。「鹿谷の謀議」「一の谷の合戦」「壇ノ浦の戦い」「大原御幸」など、誰もが興味を惹かれる著名な場面、現代人の心に響く部分だけを抽出して鮮やかに再構築しました。スピード感あふれる展開! 美しい情景描写! さらに、平安時代末期の平家源氏皇室を取り巻く、ドロドロとした抗争に翻弄される人々の内面を、丹念に、リアルに描き出した部分は圧巻!
     治部卿局、平清盛、平維盛、平敦盛、建礼門院徳子、二位尼時子、後白河法皇、源義経、阿波内侍と、人物ごとに全九章で構成される本作は、一章完結形式なので、前から順番に読んでも、どこから読み始めても楽しめる仕掛け。これまで「平家物語」には興味はあるけれど、前から長々続く展開に“途中で挫折した”という読者も、本作ではグイグイと引き込まれていくことでしょう。歴史ファン、古典文学ファンのみならず、現代小説のような感覚で楽しめる“令和の平家物語”になっています。
    “滅びゆくもの皆美しく…。「平家物語」には日本美のすべてが凝縮している” と語る、林真理子氏、渾身の歴史大作、ここに誕生です!
  • シリーズ5冊
    704770(税込)
    著:
    佐々木裕一
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    弱い心に縄を打つ、あの男に捕まりたい。

    定町廻り同心の夏木慎吾が殺しのあったという深川の長屋に出張ってみると、包丁で心臓を刺されたままの木場人足の竹三が土間で冷たくなっていた。

    近くに女物の匂い袋が落ちていたところを見ると、一月前に家を出ていった女房のおくにの仕業らしい。

    竹三は酒癖が悪く、毎晩飲んでは、暴力をふるっていたらしいのだ。さっそく、岡っ引きの五郎蔵や女医の華山らに助けを借りて、探索をはじめた慎吾だったが、すぐに手詰まってしまい……。

    頭を抱えて帰宅した慎吾の前に、なんと北町奉行の榊原忠之が現れた!?
    しかも、娘の静香を連れて来ているのは、一体なにがあったのか?

    あいつが歩けば春風がそよぐ――気さくで、うっかり者だが、飛びっきりの優しさで、町人みなから慕われる定町廻り同心・夏木慎吾の八面六臂の活躍を描く、捕物活劇シリーズ第一弾!
  • シリーズ24冊
    660814(税込)
    監修:
    児玉幸多
    監修:
    佐原真
    漫画:
    あおむら純
    レーベル: 学習まんが
    出版社: 小学館

    映画「ビリギャル」にも登場!!
    中・高、大学受験におすすめ!第1巻-日本の誕生(旧石器・縄文・弥生時代)

    旧石器時代~邪馬台国の出現まで、日本の夜明けを描写。人々の暮らしぶりも楽しく紹介。
    第1章 マンモスの狩りうど
    第2章 海と山のめぐみ
    第3章 戦いのムラ
    第4章 女王 ヒミコ

    【ご注意】 本書電子版には、底本の巻頭口絵ページ、巻末資料編は掲載されていません

    ※この作品はレイアウトの関係でお使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
    この作品は一部カラ―です。
  • シリーズ3冊
    737803(税込)
    著:
    伊藤尋也
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    土下座は屈辱にあらず、悪を斬る正義の剣だ!

    廻り方同心・小野寺重吾は、ただならぬものを見てしまった。
    昼下がりの北町奉行所で土下座をする、牧野駿河守成綱の姿だった。
    土下座相手は三十代半ばの侍で、身なりからしてどこぞの用人あたりであろう。
    歳といい、武士としての格といい、奉行よりうんと下のはず。
    しかし、重吾は、
    (……なんと、きれいな土下座であろうか)
    風で桜の舞い散る中、奉行の姿に見惚れていた。
    まるで茶道の名人か、あるいは剣の達人のする謝罪ではないか、と――。
    小悪を剣で斬る同心、大悪を土下座で斬る奉行の二人組が、江戸城内の派閥争いがからむ難事件「かんのん盗事件」「竹五郎河童事件」に挑む!
    そして、いま土下座の奥義が明かされる!!

    小野寺重吾……北町奉行所の廻り方同心。あだ名は「しゅうとめ重吾」。
    牧野駿河守成綱……北町奉行。江戸城内で「どげざ駿河」と呼ばれる。
    八重……重吾の妹。「黙っていれば小町」と囁かれるほどの美形。
    遠山左衛門尉景元……南町奉行。人呼んで「いれずみ金四郎」。
    財前孝三郎……南町奉行所の廻り方同心。周りは「花がら孝三郎」と呼ぶ。
    夜目鴉の菊……関八州を股にかけた大盗賊。
  • シリーズ17冊
    660737(税込)
    著:
    金子成人
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    時代小説界最後にして最強の新人!

     主人公・秋月六平太は、かつて信州・十河藩の供番(籠を守るボディーガード)を務めていたが、家中の権力闘争に巻き込まれゆえあって浪人となった。いまは裕福な商家の子女の芝居見物や行楽の付添い屋(これもボディガード)で身を立てている。
     血のつながらない妹の佐和は、六平太の再士官を夢見て、浅草元鳥越の自宅を守りながら、裁縫で家計を支えているが、本人にその気はない。相惚れの髪結い・おりき、音羽界隈を取り仕切る毘沙門一家の菊次とともに、浮き草な日々を過ごしながら、付添稼業を続ける日々だ。
     その六平太のまわりには、幸せになりきれないが、一生懸命生きている人たちの悩み事が今日も迷い込むのだった。妹・佐和の祝言までを描くシリーズ第一弾。「雨祝い」、「初浴衣」、表題作「留め女」、「祝言」の四話を収録。人情話ここにあり!
  • シリーズ22冊
    8361,034(税込)

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    ネコのふしぎな能力、ひみつが丸わかり。

    大人気のドラえもん科学ワールド、社会ワールドに続く
    探究シリーズが創刊されました。
    「ネコとイヌの祖先は同じなの?」
    「日本にネコが来たのはいつ?」
    「ネコの気持ちはどうしたらわかるの?」

    などなど、ネコに関するテーマの中から、
    ちょっと気になる疑問に思うことを厳選しました。
    ドラえもんのまんがを読みながら、自然と知識が身につく、
    ためになる学習読み物です。
    家族みんなで読むことができますよ。

    ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
    科学ワールド、社会ワールドもチェックしたい!
    https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/25869
    https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/31867
    ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
  • シリーズ61冊
    01,089(税込)

    戦争の中で生きる希望を書き続けたアンネの短い生涯をいきいきと描くまんが人物伝。

    アンネは隠れ家の中で、架空の少女キティへの手紙の形で、日記を書き続けました。
    日記には、人種差別への抗議や、戦争が人びとにもたらす大きな悲しみと破壊、また、隠れ家の人たちの苦しみや異常な精神状態が、ありのまま記録されています。それだけでなく、隠れ家の中で、アンネが抱いた大きな希望、勇気、そして未来の夢や愛は、アンネがなくなって五○年たった今も世界中の若者に感動を与えているのです。(1996年発表作品)

    解説「六○○万人のアンネ」より 篠 光子

    【ご注意】※この作品は一部カラ―です。
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  • 無宿者と寂れた旅籠。奮闘の再出立物語!

     やくざ者の下働きをして暮らす無宿者の直次は、ある日、賭場検めに現れた捕り方を誤って傷つけてしまう。もう、江戸にすら居場所はない……自らも重傷を負い朦朧としながら逃げてきた中仙道で、直次は追剥に襲われていた娘の危機を救う。
     気を失った直次が目覚めると、そこは助けた娘・お路の両親が営む板橋宿の旅籠松丸屋だった。主人のお人好しが災いし、借金も抱える今にも潰れそうな松丸屋だが、その上、近頃は徒党を組んだ追剥が出没し、板橋宿全体が寂れ始めていると言う。
     怪我の完治までせいぜい利用してやろうと決めた直次だが、穿鑿もせず受け入れてくれる松丸屋の居心地を、悪くないと感じ始める。提灯屋の若旦那・定之助をはじめ、余所者の直次を警戒する者も多いが、その働きぶりに少しずつ直次を認める住人も出て来た。
     そんな折、いよいよ追剥被害が頻発。なぜ、板橋宿近辺ばかりが狙われるのか。直次は「最後の恩返し」として、道中奉行の命を受けた江戸四宿見廻り役・恩間満之助と共に解決に乗り出す。

    全てを失った無宿者が旅籠を盛り立て、帰る場所を作ってゆく、奮闘の再生物語。

    (解説・理流)
  • からっけつの旗本が陰謀を暴き、巨悪を両断!

    血筋はよくて二枚目で、剣も冴えわたるが、美しい娘子にはつい浮かれてしまう内藤三左衛門、二十三歳。
    一見すると極楽とんぼだが、役に就かない旗本の当主だけに、懐はいつもからっけつ。
    屋敷の庭に建てた道場を賭場にして、密かに寺銭を稼いではいるが、金に厳しい祖父の次郎右衛門に取り上げられて、今日も飲まず食わず。
    しかも、内藤家の小者なのに、みずから用人を任じてはばからない嘉平にさえ、侮られる始末だ。
    仕方なく喧嘩の仲裁で日銭を稼ぎ、なんとか食いつないではいるものの、腹が減っては目を回す「平穏な」日々を送っている。
    ところがある晩、次郎右衛門にこき使われている博徒の親分・伝蔵の警固中、「妙な」辻斬りに出くわした。
    大川橋の上で四人に囲まれたのだ。
    得意の剣で切り抜けたはいいが、それがどうやら運の尽きだったらしい。
    下は南町奉行所の定町廻り同心・大塚右門、上は白河藩主で老中首座の松平越中守定信を巻き込んでの、公儀を揺るがす大きな謀略に挑む羽目になり……。
    温かくて胸のすく、痛快長編時代小説!
  • 戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。

    上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。
    相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。
    しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。
    肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。
    甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。
    信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修業の旅に出る決意を固めることに。
    出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎左衛門、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。
    なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。
    ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。
    教えを乞う信綱に卜伝は……。
    戦国武将剣豪ロマン。
  • シリーズ2冊
    902(税込)
    著:
    麻宮好
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    消えた岡っ引きの父と、溺れ骸を結ぶ謎の器。

    おまきは岡っ引きの父・利助を探していた。
    火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。
    手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけ――。
    いったいどんな容れ物なのか? そして身はどこにあるのか?
    おまきは材木問屋の息子・亀吉、目の見えない少年・要の力を借りるが、なかなかもつれた糸は解けない。
    そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと臨時廻り同心の飯倉から報せが入る。
    しかし、なぜか蓋と身が取り違えられているという。
    後に、父の遺した蓋と亡骸が遺した容れ物は一対だったと判るが……。
    父は生きているのか、亡骸との繋がりは? 容れ物は誰のものなのか?
    おまきたちは、新しい手がかりをもとに下手人を探すべく、江戸の町を奔走する!
    虚を突く真相に落涙する、第一回警察小説新人賞受賞作。

    ※この作品は単行本版『恩送り 泥濘の十手』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 1,683(税込)
    著:
    伊吹亜門
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    犯人は誰? 探偵こそ誰?

    時は明治、那珂川二坊は文学で名をなさんとす。尾崎紅葉に師事すれど執筆がかなうのは小説どころか三文記事ばかり。この日も簡易食堂に足を運び、ネタを探して与太話に耳を傾けた。

    どうやら昨晩、かの徳川公爵邸に盗人が入ったらしい。蓋を開ければ徳川公にも家人にもこれと云った被害はなく、盗人は逃走途中に塀から落ちて死んだという不思議な顛末。酔客らは推論を重ねるが、「そりゃ違いますやろ」という声の主、福田房次郎が語り始めたのは、あっと驚く“真相”だった(「長くなだらかな坂」)。

    京都・奈良をつなぐ法螺吹峠、ナチス勃興前夜のポツダム、魔都・上海ほか、那珂川の赴く地に事件あり、妖人あり! “歴史・時代ミステリの星”伊吹亜門が放つ全5話の連作短編集――


    絢爛たる謎解き秘話を通して、
    〈あの人〉たちの妖人ぶりにあらためて瞠目した
    ――有栖川有栖(作家)

    著者の本領発揮作と呼ぶに相応しい完成度
    ――千街晶之(ミステリ評論家)
  • 歌舞伎役者が命を懸けて守りたかったもの。

    公演中に毒殺された歌舞伎の女形――驚愕の事情と意外な下手人!

    女形の歌舞伎役者・二代目瀬川路京は人気低迷に足掻いていた。
    天に授けられた舞の拍子「神の音」が聞こえなくなっていたのだ。
    路京は座元と帳元の強い勧めもあり、現状打破のため、因縁の演目を打つことに。
    師匠の初代路京が舞台上で殺され、さらに瀬川家が散り散りになったきっかけの「母子月」だ。
    子役として自分も出演した因縁の公演を前にして、初代殺しを疑われた者たちが集まってくる。
    真の下手人は誰なのか?
    初代はなぜ殺されてしまったのか?
    終幕に明かされる真相に涙を流さずにはいられない、感動の時代小説。
  • モノが魂を持って動き出す!怒り狂う怪物、奇跡を起こす妖精。時を超え、姿を変えて現れる不思議のかずかず。オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。そのシリーズ内時代劇シリーズ「百夜・百鬼夜行帖(ももよ・ひゃっきやぎょうちょう)」第一章の壱は「冬の蝶」。
    文政年間の江戸。<おばけ長屋>に住む盲目の美少女祈祷師・百夜のもとに、薬種問屋・倉田屋の手代・佐吉が持ち込んだ事件は、「冬なのに倉田屋の裏庭に蝶が飛ぶ」という面妖な話。百夜は、祝詞や真言だけではどうにもならないような強い怨霊を、亡魂の力を借りて祓う御霊使(かむいつかい)でもある。その天賦の力で数々の怪現象や難事件を解決していく百夜。江戸の町に起きた怪異を綴る事件簿「百鬼夜行帖」の第一番に記録された“怪”の正体とは。
  • 847(税込)
    著:
    高坂章也
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    竹中半兵衛と木下藤吉郎を唸らせた遠慮深謀。

    時は戦国時代。
    不破与三郎は、美濃国主・斎藤龍興に仕える西美濃四人衆のひとり、不破光治の弟だ。ある日、身の覚えのない百姓一家皆殺しの濡れ衣を着せられ、捕縛されてしまう。不破家にとって、貧しい地侍の娘を母に持つ与三郎は家督相続に邪魔な存在なのだ。あやうく斬首されかけられるも、立会人として同座していた菩提山城主・竹中半兵衛の助けを得、真犯人探しを許される。
    しかし、与えられた余裕は三日間。
    与三郎は身の潔白を証明するため奔走するが、殺しを解く鍵を次々に封じ込められ、ついに八方塞がりに。脱走を図るも絶望する与三郎の前に、謎の男・木下藤吉郎が現れて……。
    青雲の志を抱く若武者を描いた、文庫書き下ろし戦国小説。
  • 直木賞作家の珠玉にして衝撃のデビュー作!

     旗本の息子だが、ゆえあって家を出て町に暮らし、歌舞伎・森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、朝帰りの日本堤田んぼで、女の骸を見つけた。
     花魁の雛菊が斬り殺されていたのだ。
     昨夜、狂歌師にして、戯作者でもある大田南畝の御伴で吉原遊廓で戯れた折、金四郎の隣に座っていた稲本屋の女だ。
     胸の靄が晴れぬ中、興行の手伝いに戻る金四郎だったが、急に遠国に派遣されていたはずの父・景晋に呼び出され、素行を糺される。
     景晋と旧知の間柄で、金四郎を心配して顔を見せた南畝の咄嗟の機転で難を逃れるも、なぜか雛菊の下手人探しをする羽目に――。
     雛菊に妙な縁がある、森田座の役者絵を手掛ける浮世絵師・歌川国貞とともに、事の真相を探り始める金四郎。
     調べるうちに、雛菊は座敷に出るたびに相手の男へ心中を持ちかけていたことが知れる。
     一体何が雛菊を死へ向かわせたのか?
     心中を望む事情を解き明かしたはいいが、重荷を背負った金四郎は……。
     直木賞作家の珠玉にして、衝撃のデビュー作。
  • 【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    歴史も地理もコナンにお任せ!!

    「なぜ地図は北が上なの?」
    「徳川家康はどうして長生きできたの?」
    「富士山ってどうしてあんなに高いの?」

    歴史や地理を勉強していると、ふと疑問に思うことがあるよね。
    そんな疑問を、コナンや少年探偵団といっしょに解決しよう!
    まんがやイラストを見ながらクイズ形式の問題を解けば、
    君もりっぱな歴史・地理博士だ!!

    <クイズ例>
    Q [歴史]
    江戸時代の子どもが学んでいた場所は?
    1)八百屋  2)居酒屋  3)寺子屋

    Q [地理]
    日本の国旗の赤い丸はどんな意味?
    1)りんご  2)太陽  3)梅干し

    Q [歴史]
    紫式部が書いた日本最古の小説は?
    1)『平家物語』  2)『平氏物語』  3)『源氏物語』

    Q [地理]
    世界でいちばんせまい国はどこ?
    1)モナコ  2)バチカン  3)ナウル

    (答えは本書に!)
  • シリーズ3冊
    737759(税込)
    著:
    井原忠政
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    第六天魔王・信長の首、頂戴つかまつる!

     元亀元年(一五七〇)六月二十八日(新暦七月三十日)、浅井・朝倉勢と織田・徳川勢が激突した姉川の合戦が、弓の名人・与一郎の初陣だった。父・遠藤喜右衛門が壮絶な戦死をしてから三年、家督を継いだ与一郎と、郎党の大男・武原弁造は、主君・浅井長政率いる四百の兵とともに巨大な山城・小谷城の小丸に籠っていた。まさに風前の灯だった。長政には、信長の妹で正室の於市との間に、五歳の長女・茶々以下三人の女子があり、於市ら四人を織田方に投降させるという。だが、十歳の万福丸と乳飲み子の万寿丸は、信長とは血の繋がりがない。信長は決して男児を許すまい。万福丸を連れて落ち延びよ。主命とはいえ、浅井家が果てようという時に、自分一人生き残るなど、与一郎には、及びもつかない。だが、死にゆく主人から嫡男を託されて、古風も美意識も矜持も吹き飛んだ。浅井家再興がなるまで守り抜く。与五郎と改名させた万福丸を弟に仕立てて、小谷城脱出を決行する与一郎。供は、元山賊の頭目・武原弁造ただ一人。天正元年(一五七三)旧暦八月二十八日未明、三人は敦賀を目指して出立した。
  • 803(税込)
    著:
    金子ユミ
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    明治歌舞伎青春譚、ここに開幕!

    全国を回り旅芝居を続ける傍流歌舞伎一座「花房座」。座頭の長女である百多は亡き母に代わり裏方の仕事を一手に担い花房座を陰から支えていた。

    百多の頑張りもあり、一座の評判は上々。ついに東京の大きな芝居小屋での興行が決まった。

    しかしそんな中、人気の若女形である弟の千多が失踪してしまう。千多なしで次の興行は成り立たない。急遽、百多が弟に化け舞台に立つことになるが、運悪く衣裳屋の職人・暁に正体が露見してしまい――。

    女形の「女」と針子の「男」。一座と衣裳屋の危機を救うため、秘密を共有した二人が大舞台に挑む。明治歌舞伎青春譚、ここに開幕!
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    身近な疑問や悩みを法律的に考えて解決!!

    ドラえもんのまんがを読みながら、初歩的な法律の知識を学ぶ事ができる、まさに法律についての小学生のための入門書です。「どうして親は学校に行かせようとするの?」 「いじめを注意したらぼくまでいじめられそう・・・。見て見ぬふりはよくないよね?」 「友だちとの写真。私の判断でネットにあげてもいいかな?」など、子ども達の日常生活の中の疑問に対し、弁護士の先生の監修に基づき、法律的にわかりやすく解説する形式で構成しています。まんがの内容に沿って、法律の基本的な考え方や家族関係、友だち関係、学校生活、お金、地域社会、動物や自然、プライバシー権、労働まで、幅広くシチュエーション別に章立てし、読者の身近な疑問や悩みを法律的に解決します。読者が法律的な視点から物を見る事を学び、論理的思考力を養う事ができる学習本です。

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 1,683(税込)
    著:
    鳴海風
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    吉良、浅野を操る黒幕は…。忠臣蔵の真相!

    暦作りを巡る秘法・利木に対立する朝廷と幕閣。両者の綱引きの手駒として利用された吉良・浅野。実力者の思惑に引き裂かれる和算への情熱、武士の意地、恋の行方……。華麗な元禄を駆け抜ける青春群像。
  • シリーズ4冊
    726759(税込)
    著:
    岡本さとる
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    育ちがいいお嬢様には、秘密があったのです。

    日本橋にある将軍家御用達の扇店・善喜堂の娘である千秋は、方々の大店から「是非うちの嫁に……」と声がかかるほどの人気者。

    ただ、どんな良縁が持ち込まれても、どこか物足りなさを感じ首を縦には振らなかった。

    そんなある日、千秋は常磐津の師匠の家に向かう道中で、八丁堀同心である芦川柳之助と出会い、その凛々しさに一目惚れをしてしまう。

    こうして心の底から恋うる相手にようやく出会えたのだったが、千秋には柳之助に絶対に言えない、ある秘密があり――。

    「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く、涙あり笑いありの新たな夫婦捕物帳、開幕!
  • 「戦争と人間」に迫る思索の旅エッセイ。

    1815年地中海に浮かぶ流刑地エルバ島を脱出したナポレオン・ボナパルトがサン・ジュアン湾に上陸して、再び天下を取るために都パリを目指し進軍した「ナポレオン街道」。現地実際に辿り、ナポレオンの子孫の取材なども交えながら、「英雄」「戦争」とは何かを綴った思索の旅エッセイ。征服者が繰り返し現れるヨーロッパにおいて、プーチンにはなくて、ナポレオンにあったものとは? 貧しいコルシカ島に生まれ、軍事の天才として頭角を現し、皇帝にまで上り詰めたナポレオン。法典を整備し、道路やルーヴル美術館、競馬の基礎を作るなど、数々の偉業を成し遂げながらも、ワーテルローの戦いに敗れ、セント・ヘレナ島に流され、孤独な最期をとげた。「英雄」の一生を紐解きながら「戦争と人間」の本質に迫る。当時の貴重なカラー写真も16ページ収録。27年前に週刊ポスト誌で連載していた「ナポレオン街道」(1996年7月26日号~1998年2月13日号)に加筆、修正して編集したもの。

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 戦国武将は歴史を動かす碁石に過ぎぬのか?

    囲碁名人・本因坊算砂の息が止まりかけた。
    「信長公の首級は何処にある」
    大御所・徳川家康のたった一言で、「炎の記憶」を呼び覚まされた算砂は沈黙せざるを得なくなった。
    大坂の陣が勃発する七年ほど前、慶長十二年師走、駿府城で対局中の出来事だった。
    日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の時流に弄ばれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。
    行方知れずの織田信長の亡骸、底知れぬ明智光秀の本意、茶会や連歌の会、安土築城などの不気味な闇。
    武将の松永久秀・荒木村重・佐久間信盛・斎藤利三ら、五摂家筆頭・近衛前久、連歌師・里村紹巴、堺商人・小西隆佐、雑賀衆・鈴木孫一と善住房、薬師・曲直瀬道三、神主・吉田兼和、宣教師・オルガンティーノたちは、天下布武という棋譜の碁石に過ぎないのか?
    若き法華僧の名棋士が、戦国人の傍らで見た歴史を描く、刮目の長編歴史小説。
    本能寺の変の真相を読み解く!

    ※この作品は単行本版『絶局 本能寺異聞』として配信されていた作品を改題した文庫本版です。
  • 文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。

    1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。

    第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。

    視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 『信長公記』に門外不出の「完本正篇」が!

    統治者と宣教師が語り合った、驍将の<剣>と<政事>、そして『君主論』――。

    令和四(二〇二二)年、イタリアのフィレンツェで“信長の遺書”なる古い紙束が見つかる。それは信長の近習の書記・太田牛一によって密かに編まれた『信長公記』の完本正篇だった――。
    時を遡ること今から四四〇年以上前の天正七(一五七九)年、イタリア人宣教師のアレシャンドロ・ヴァリニャーノが島原半島に上陸する。彼はその後、信長に謁し、ルネサンス期にイタリア半島を駈け巡った驍将チェーザレ・ボルジアのことや、マキアヴェリによって書かれた『君主論』について侍講した。信長は以降、ヴァリニャーノに数度引見し、その問答を漏れなく記すよう牛一に命じたのだった。

    天下を統べるはずだった男の果てなき好奇の思いを極大なスケールで描く、斬新吃驚の歴史長編!!

    (底本 2023年8月発売作品)
  • お城の奥深く、上様の厠汲み取り人たちを取り仕切る。それが公儀厠番・品地武之進の役目。うんこ侍とあだ名される彼には、誰も知らない裏の顔があった。

    お城の奥深く、お庭番が控える奥庭のさらに奥。上様の厠で汲み取り人たちを取り仕切る、それが公儀厠番・品地武之進久尚の表の役目。そして裏の役目は、厠の外に控え、上様から直々に、お庭番にも言えぬ下命を受け、極秘裏にそれを実行することだった。人知れず江戸市中を暗躍するうんこ侍、その歩んできた日々の物語。
    文芸キュレーションサイト「P+D MAGAZINE」上で連載された時代小説を、電子書籍で単行本化。

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 直木賞作家による、落語「人情小説」集!

    ●子別れ
    腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、遊郭ですべて溶かしてしまった。愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。
    ●景清
    腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。
    ●後家殺し
    刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、常吉は運命の女に出会う。
    ●火事息子
    蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。火消しに憧れる藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。
    ●柳田格之進
    彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、万屋の離れにて行われることになり、二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。

    ※この作品は単行本版『後家殺し』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • シリーズ7冊
    693880(税込)
    著:
    鈴木英治
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    殿さま出奔!頼みは秘剣“滝止”と博打!?

     尾張徳川家の北隣、美濃北山三万石のあるじ百目鬼一郎太の楽しみは月に一度の賭場通いだ。九歳のみぎり、江戸下屋敷の中間部屋で博打を見聞して以来二十年、負けたことがない。どういう天の配剤か、賽の目が事前に脳裏に浮かぶのだ。もっとも、一郎太には別の目論見もあった。密かに城下に遊べば、民百姓の本音が聞けるからだ。北山藩は特産の寒天が藩の財政を底上げして、実収十万石。だが、年貢は依然として六公四民で、藩は百姓の犠牲の上に胡坐をかいていた。そこで一郎太が百年の計として打ち出した年貢半減令だったが、これが大きな災厄をもたらすことになる。ある晩、秘密の抜け穴を通り、城下外れの賭場に現れた一郎太は数十人の暗殺隊に襲撃される。頭格は大垣半象、北山三羽烏といわれた二天一流の遣い手で、国家老・黒岩監物の配下だ。突きの鬼一と異名をとる一郎太は二十人以上を斬り捨てて虎口を脱するが、襲撃者の中に年貢半減令に賛同する城代家老・伊吹勘助の倅・進兵衛がいたことに愕然とする。忸怩たる思いの一郎太は藩主の座を降りることを即刻決意、実母・桜香院が偏愛する重二郎に後事を託して江戸に向かう。だが、事はこれでは収まらなかった。
  • シリーズ7冊
    715781(税込)
    著:
    上田秀人
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    大坂商人、柳生一族の陰謀に巻き込まれる!

    時は寛永十三年――江戸城黒書院に呼び出された、惣目付を務める柳生但馬守宗矩。
    上段の間の襖が開くと、老中の堀田加賀守より、「役目に奨励をもって、四千石を加増する」との旨が伝えられた。
    本禄の六千石と合わせて、ついに一万石となり、晴れて大名となった柳生家。
    だが、宗矩の顔は沈んでいた。
    大名を監察する惣目付が、大名になっては都合が悪いためだ。
    案の定、宗矩は即日惣目付を解かれ、監察される側に回されてしまう。
    惣目付時代に買った恨みから、痛くもない腹まで探られてはかなわない。
    なにしろ旗本から大名になれば、典令や家政が大きく変わるため、隙を生みやすいのだ。
    一族最大の危機から逃れるべく、策を講じなければならなくなった宗矩は、なかでも武士が苦手とする金勘定が危ういと考え、ある秘策を思いつく。
    なんと、大坂一と言われる唐物問屋淡海屋七右衛門の孫である一夜を召し出すという。
    いったい柳生家と一夜は、どんな関わりがあるのか?
    武士となった一夜に、宗矩の嫡男である十兵衛は、柳生家の者として剣術を身につけよと新陰流を指南するが……。
    果たして一夜は柳生家を救えるのか?
    痛快時代小説シリーズ第一弾!
  • 待望の合本版!!

    幕末を舞台に、勤王の志士・鞍馬天狗が活躍する痛快時代小説の金字塔。大佛次郎が書いた全47作のうち、評論家・鶴見俊輔が厳選した作品5巻分(『角兵衛獅子』『地獄の門・宗十郎頭巾』『新東京絵図』『雁のたより』『地獄太平記』)の合本版。各巻末には鶴見俊輔の解説付き。
  • 話題の「映画刀剣乱舞」が小説で楽しめる!

    話題の「映画刀剣乱舞」を小説で!
    ――名だたる刀剣たちが歴史を守るため戦士へと姿を変えて戦う大人気ゲーム「刀剣乱舞」の実写映画を完全ノベライズ!
    刀剣男士8振りが勢揃いの豪華カラー口絵&場面写真付き。


    西暦二二〇五年。
    歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃がはじまった。
    時の政府は、それを阻止するため、審神者(さにわ)なる者に歴史の守護役を命ずる。
    審神者は、かつて精神と技をこめてつくられた刀剣を人の形に目覚めさせた。歴史修正主義者が送りこむ時間遡行軍と戦い、歴史を守るために……。

    ――舞台は天正十年、明智光秀が織田信長を襲った“本能寺の変”。刀剣男士たちの熱き戦いが、今始まる!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 闇から闇へ“人を助ける”仕掛け人!

    慶応元年の横浜。世界中を旅する実業家のハインリヒは、外交官しか立ち入ることができない江戸へ行くことを望んでいた。

    だがこの頃、いまだ外国人が日本人に襲われる事件はなくならず、ハインリヒ自身もまた、怪しい日本人に尾行されていた。

    不安を覚えたハインリヒは、八か国語を流暢に操る不思議な日本人青年・秦漣太郎をガイドに雇う。そして漣太郎と行動をともにする中で、ハインリヒは「異人の守り手」と噂される、陰ながら外国人を守る日本人たちがこの横浜にいることを知り――。

    手に汗を握る興奮に、深い感動。大エンターテインメント時代小説、ここに開幕!
  • 大河でも注目!本当は武士になりたかった男。

    かの有名な忍び、服部半蔵。その二代目は武士だった?
    戦国時代に名を馳せた伊賀忍者、服部半蔵保長。その長男・正成は、家を継ぐべく育てられた。しかし忍びの仕事は闇に紛れ命を奪う影の仕事。七歳のある日、初めての任務が下されたが、そのあまりの理不尽さに悩んだ正成は、思わず家を飛び出してしまう。影に生きる忍びではなく、太陽の下、正々堂々と戦う武士になると心に決めて。
    時は流れ、渡辺守綱の家で修行を積んだ正成は上ノ郷城で初陣を迎えた。戦場には密命を帯びた父・保長もいた。しかし直後、謎の忍び・梟に父を殺され、さらには正成も命を狙われる羽目に。
    変わらず忍びを厭う正成だったが、保長を失った服部家を継ぐよう主君・松平元康に命じられてしまう。武士としては、主からの命令に逆らえるはずもなく、不本意ながらもここに二代目・服部半蔵が誕生したのだった。
    しょったれとは、三河地方で「半端者」の意。武士にも忍びにもなりきれない半蔵は、それでも人と縁を繋ぎ、もがきながら死地を駆け抜ける。2023年大河ドラマでも注目のキャラクターが多数登場。気鋭の歴史時代小説作家による、忍びエンタメの最高峰、待望の文庫化!

    ※この作品は単行本版『しょったれ半蔵』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • シリーズ20冊
    869(税込)
    編集協力:
    山川出版社
    シナリオ:
    三条和都
    まんが:
    よはきて・エウ
    レーベル: 学習まんが
    出版社: 小学館

    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    最新、最詳、最先端の日本史学習まんが!

    第1巻 日本文化のあけぼの 

    日本がまだ「倭国」とよばれていた時代。そこに「大王」という権力者が現れた!

    第1章 狩猟と採集の人びと
    第2章 争いの弥生時代 -「王」の出現-
    第3章 古墳の出現 -ヤマト政権の成立- 
    第4章 「大王」の成立 -ヤマト政権の発展-

    全20巻の新シリーズ、第1巻では、日本列島に人びとが暮らし始めた今から約3万8000年以上前の旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代までを扱います。
    過酷な環境を人びとが生き抜いた旧石器時代。
    定住化や土器の使用などが見られるようになった縄文時代。
    稲作や金属製の道具や武器が伝わり、大規模な集団である「クニ」が日本各地に誕生する弥生時代。
    大型の前方後円墳が畿内から西日本、そして東日本へと広がった古墳時代。
    …といった、はるか昔の日本列島での人びとの営みを、最新の学説を元に描いていきます。
     
    この巻の監修は、国立歴史民族博物館名誉教授の白石太一郎先生と、東京大学名誉教授の設楽博己先生。
    作画は、動物のまんがを得意とする、よはきて・エウ氏。いにしえの日本列島を、ソフトで情緒的なタッチの絵で描き上げています。

    (底本 2022年12月発売作品)

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 妻・お龍との愛を軸に描く、風野版龍馬伝。

    「龍さんを斬らはるつもりどすか?」
    そんなことしたら、あんたの頭にペストルで穴空けてやる。
    一つやない。指の二本も入るような穴を、三つも四つもな。
    うちは、やると言ったらやる女やで--
    お龍は、胸のうちで言った。 

    時は幕末。京都七条新地の旅館<扇岩>で働く楢崎龍(りょう)は、勤皇の志士の隠れ家で、土佐の坂本龍馬と出会う。龍馬はお龍に惚れ込み恋文を送り、後に祝言をあげる。その後日本を駆け巡る龍馬は、お龍に何度も恋文を送り続ける。
    そして、寺田屋事件の夜、お龍の機転で、龍馬は間一髪命を救われる。
    しかし、近江屋での夜、お龍はいなかった。お龍がいてくれたら、龍馬は間違いなく明治の日本を生きたはずだった。
    龍馬の激動の人生に、お龍はどう絡んでいったのか。
    龍馬がお龍に送り続けた恋文の中身はいかなるものだったのか?
    「妻はくの一」「耳袋秘帖」シリーズなどで人気を博す風野真知雄が挑んだ、新時代の龍馬伝誕生。

    ※この作品は単行本版『お龍のいない夜』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 北欧発大型歴史ミステリー、待望の文庫化!

     1793年。フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにも余波は広がり、前年1792年には国王グスタフ3世が暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と王制への不信がマグマのように煮えたぎる、混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。遺体の四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒されたインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官が殺人事件の謎を追う――。
     2018年スウェーデンベストセラー第2位(PB部門)、「このミステリーがすごい!」2020年海外編第8位。貧しく、汚く、腐敗した18世紀の北の都とその中で正義を貫こうとする者たちを、スウェーデン最古の貴族の末裔が大胆かつ繊細に描く、重厚でスリリングで濃密な、大型北欧歴史ミステリー、待望の文庫化。三部作『1794』『1795』も2022年秋、連続刊行。

    ※この作品は単行本版『1793』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • シリーズ2冊
    704(税込)
    著:
    山本巧次
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    天下御免のニセ占い師、お江戸の悪を斬る!

     本郷菊坂台にある占い処「瑠璃堂」。女主人・千鶴の占いは当たると評判で、少々高い見料だが、客は引きも切らない。ある日、正右衛門という男がやってきた。千鶴はその身なりや癖を子細に観察し、仕事や悩みを言い当てる。実は千鶴に占いの才はない。鋭い観察眼と卓抜した推理力、あとは口八丁で依頼人を丸め込んでいるのだ。相談は、家作を貸している男の行方が分からない、居所を占ってほしいというもの。怪しい借主に金儲けの気配を感じた千鶴は、瑠璃堂の調査役・権次郎と、執事役・梅治とともに調べに乗り出す。
     数日後、蔵前の札差・佐倉屋喜兵衛がやってきた。蔵に何者かが侵入した様子だが、盗られたものはない、人ならぬものの仕業では、と悩んでいた。その頃、江戸に贋金が出回っているという噂が流れだす。千鶴が瑠璃堂の売上金を調べると、一枚、贋小判が見つかった。佐倉屋が支払ったものだ。本格的に調べようと動き出した矢先、佐倉屋の一番番頭が何者かに刺されて死亡、間を置かず喜兵衛までもが石段を転げ落ちて死んだ。
     札差の事件と、江戸を揺るがす贋金造りの組織の繋がりとは? 一連の真相に迫る千鶴たちに、黒幕からの刺客が忍び寄る!
  • 生きのびられたのは偶然(チャンス)だった。

    ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった。

    『よあけ』や『あめのひ』など、日本でもよく知られる絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃でした。ナチスドイツ軍の攻撃のあと、ポーランドを脱出し、家族とともに各地を転々とした日々の生々しい記憶を、豊富なイラストとともに描き出します。
  • ことばに生涯を捧げた女性を描く珠玉の一篇。

    「生きるということは、ことばを集めることだ――べつに辞書編纂者でなくても。エズメがそれを教えてくれる」――国語辞典編纂者・飯間浩明
     19世紀末の英国。母を亡くした幼いエズメは、『オックスフォード英語大辞典』編纂者の父とともに、編集主幹・マレー博士の自宅敷地内に建てられた写字室に通っている。ことばに魅せられ、編纂者たちが落とした「見出しカード」をこっそりポケットに入れてしまうエズメ。ある日見つけた「ボンドメイド(奴隷娘)」ということばに、マレー家のメイド・リジーを重ね、ほのかな違和感を覚える。この世には辞典に入れてもらえないことばがある――エズメは、リジーに協力してもらい、〈迷子のことば辞典〉と名付けたトランクにカードを集めはじめる。
     大英語辞典草創期の19世紀末から女性参政権運動と第一次世界大戦に揺れる20世紀初頭の英国を舞台に、学問の権威に黙殺された庶民の女性たちの言葉を愚直に掬い上げ続けた一人の女性の生涯を描く歴史大河小説。
     2021年豪州ベストセラー1位(フィクション部門)、NYタイムズベストセラーリスト入り。「ことば」を愛するすべての人に贈る珠玉の感動作。
  • シリーズ8冊
    770803(税込)
    まんが:
    てしろぎたかし
    監:
    大石学
    監:
    東野治之
    レーベル: 学習まんが
    出版社: 小学館

    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    読売KODOMO新聞連載。漫画で歴史探検。

    「レキタン!」は、歴史が大好きな男子小学生と、タイムマシンを持つ未来の生物がさまざまな時代に飛び、歴史上の人物たちと事件や問題を乗り越えるSFまんが。事件をかえって大ごとにしてしまったり、未来の悪者がじゃましたり、主人公たちの行く先はいつもハラハラドキドキ。スリルあふれる展開に、読者自身も歴史の中に飛び込んだように楽しく読み進められます。また、登場する歴史人物の解説ページもあり、歴史の理解をさらに深めるのに役立ちます。
    第1巻は、「徳川家光と参勤交代」「聖徳太子と冠位十二階」「小野妹子と遣隋使」「伊能忠敬と測量」の4本を収録しています。

    ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 格別の思いがこもる、作家今村翔吾の原点!

     明和七年、太平の世となって久しい江戸・日本橋で寺子屋の師匠をつとめる坂入十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。
     学問は苦手ながら剣術に秀でた才を持つ下級武士の息子・鉄之助、浪費癖のある呉服問屋の息子・吉太郎、極度のあがり症ながら手先の器用な大工の息子・源也など、さまざまな個性の筆子たちに寄りそう日々を送っていたが、藩の派閥争いに巻き込まれた筆子の一人、加賀藩士の娘・千織を助ける際、元忍びという自身の素性を明かすことになる。
     年が明け、筆子たちのお伊勢参りに同道する十蔵の元に、将軍暗殺を企図する忍びの一団「宵闇」が公儀隠密をも狙っているという報せが届く。十蔵は、離縁していた妻・睦月の身にも危険が及ぶことを知って妻の里へ向かった。

     哀しみに満ちた妻との出会いと別れ、筆子たちとの絆の美しさ、そして手に汗握る結末――「本書は無冠だが、無冠の傑作として永く文学史に残るであろう」そう文芸評論家・縄田一男氏が絶賛し、作家自身が「最も自分自身を剥き出しにして書いたかもしれない」と語った、今村翔吾の原点ともいえる青春時代小説の傑作!

    ※この作品は単行本版『てらこや青義堂 師匠、走る』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 尼僧と寺子の熱い絆!江戸版“二十四の瞳”。

    江戸は下谷に薫風庵という風変わりな寺子屋があった。三百坪の敷地に平屋の学び舎と住まいの庵がある。二十人の寺子は博奕打ち一家の餓鬼大将から、それを取り締まる岡っ引きの倅までいる。

    薫風庵の住人は教鞭をとる妙春という二十四歳の尼と、廻船問屋・日向屋の先代の元妾で、その前は遊女だったという五十一歳の蓮寿尼、それに十二歳の飯炊き娘の小梅の三人しかいない。子供たちの評判はいいが、女所帯では不用心と日向屋の用心棒の堤勝之進が様子を見にやってくる。寺子屋設立の費用と月々の掛かりを出す日向屋は世間体もあって、同じ町内の薫風庵にすげない仕打ちもできないらしい。

    そんなある日、隣家の大造が寺子に盆栽を折られたと怒鳴り込んできた。近所では蚯蚓や蛙の死骸を投げ込まれた家もあるのだという。折も折、寺子が学び舎の前で行き倒れを見つける。男前に弱い蓮寿は、城戸宗次郎と名乗る浪人の面倒は薫風庵で見ると宣言する。やがて宗次郎が学び舎で教え始めると、妙春に思いもよらぬ心の変化が……。

    隣家への投石は誰の仕業なのか。宗次郎の出現は単なる偶然だったのか。教職の経験もある著者が満を持して放つ江戸版“二十四の瞳”誕生!
  • 1,287(税込)
    作:
    森川成美
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    戦乱時代を強く生き抜いた少年の冒険物語。

    武士が嫌で商人になりたいと家出した少年長種は、博多を目ざそうと、無断で水軍の船倉に忍び込むが、見つかってしまう。

    「武士をやめたい。おれは商人になりたいのです」
    そういう長種に、水軍の大将は、
    「人それぞれに決まった運というのがある。運を変えようと思うな。運に心を任せれば、かえって勇気が出るぞ」
    そう言って大将は、豪快に笑い、懇意にしている商人の家に連れていって、奉公できるように取りはからってくれる。

    こうして長種の新たな運命は動き出す。


    元寇という史実の中で翻弄されながらも強く生き抜く少年を描くエンタティンメント。
  • シリーズ3冊
    726748(税込)
    著:
    金子成人
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    この親子愛は私の理想――瀧本美織(女優)。

    日本橋堀留の「駕籠清」の娘おりんは、番頭の祖母・お粂に早く婿を取り商売を継ぐようせっつかれている。しかし目明かしに憧れるおりんにそのつもりはなく、いざこざには真っ先に駆けつける始末だ。
    ある日、「高砂屋」に元奉公人・平吉が人質をとって立て籠もった。目明かしの父・嘉平治や同心・磯部金三郎の目をかいくぐり、平吉が隠れる蔵に迫ったおりんは、隙をつき、得意のかぎ縄で罪人を捕らえたのだった。
    その活躍に磯部はおりんを目明かしに勧めようとするが、嘉平治は娘の勝手な行動に激怒し、許さない。思わずおりんは本心を白状する。二年半前、嘉平治は神田明神の祭礼で何者かに足を刺され、今も左足を引きずるようにしている。目明しの親分として活躍していた嘉平治が悔しさを噛みしめる姿を見たおりんは、自分も捕物に携わり、いつか父の敵を見つけると決意したのだ。
    娘の言葉を聞いた嘉平治は、翌朝、おりんを伴い磯部宅を訪れた。そして、まずは下っ引きとして務めさせ、目明かしにふさわしいか見極めたいと申し出る。おりんは父のあとを継いで、十手持ちになれるのか。時代劇の名手が贈る、痛快捕物帳、ここに開幕!
  • かわら版屋のお転婆が引き起こす珍事件!?

    17歳の一穂は、黒目がちの目がくりくりと大きい。なのに、たいそうなお転婆。せっかくの整った顔立ちが台無しだ。その一穂、事情があって、かわら版屋〈うかれ堂〉を営むおじさんの市右衛門と一緒に働いている。今日も今日とて、工房を構える日本橋の〈うかれ長屋〉でご飯を食べていると、北町奉行所の同心・吉田主計が様子をうかがいにやって来た。一穂と幼馴染の吉田は、事件のネタを〈うかれ堂〉のために漏らしてくれているのだ。そのかわりに一穂と市右衛門は、江戸市中で見聞きした物事を報告し、時には探索を手伝っている。十手こそ渡されてはいないが、吉田とは持ちつ持たれつの間柄というわけだ。そんな吉田が持って来たのは、新任与力の水野左衛門が一穂と直に話してみたいという、呆れた私事。ところがいざ会ってみると、なぜだか、北町奉行の小田切土佐守と寺社奉行の青山下野守の政争につながるネタを追う羽目に……。挙句の果てには、とんでもない大騒動になって!?
    『幕末ダウンタウン』で第十二回小説現代長編新人賞、『ぴりりと可楽!』で細谷正充賞を受賞した実力派時代作家、初の文庫書き下ろし!

    (底本 2022年5月発行作品)
  • 770(税込)
    著:
    神楽坂淳
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    明治時代の女子大三人娘が美味しい食べ歩き。

    料亭の名は「鈴川」、江戸時代から続いている結構な老舗だ。
    鈴川八重はその、麻布に立つ料亭の一人娘。
    店主の父・勇児は明治の末生まれで頑固者だけれど、料理以外は進歩的。母の海子はキリリとした顔立ちで、まるで芸者のように気風がよい。
    そんな両親と楽しく暮らす八重は、今日も目白の椿山女子大学まで自転車で通っては、同級生で男装の華族令嬢・桜木虎姫、そして美貌の資産家令嬢・桃澤雫と、鯛焼きやかき氷、お汁粉などなど、おいしいあれこれを食べ歩き。
    店に帰れば、料理には厳しい歳上の板前・洋一郎とふたりで新しいメニューづくり。馬鈴薯トーストにストロベリーカレーに……夫婦丼!?
    おいしい食べ物、あまい恋愛に目がない、明治時代の女学生三人娘のスイートな日常を描くグルメロマンス。
  • シリーズ3冊
    704726(税込)
    著:
    根津潤太郎
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    生きるも死ぬも、江戸市井の人々とともに!

    頃は江戸中期。浅草諏訪町で開業する独庵こと壬生玄宗は京と長崎で漢方と西洋医学を修めた、仙台藩の奥医師の息子だ。とうに四十の坂を越えた総髪の大男は、一見こわもてだが、酒は不調法、女人にはついつい腰が引けてしまう質らしい。どうにも煙たい二度目の妻は、元服近い息子とともに仙台藩下屋敷に住んでいる。医術の腕は天下一品、時の老中の病を治したことで評判が江戸市中に広まり、診療所を切り盛りする女中のすず、代診の弟子・市蔵ともども休む間もない。だが、門前市をなす理由はそれだけではなかった。医者の本分はもとより病を治すこと、では、治らぬ病はどうする。独庵が悩んだ末にたどり着いた結論は、患者に希望を与えることだった。人らしい生き方、死に方を望まれれば、看取りも辞さない。そんな独庵に妙な往診依頼があった。知人の材木問屋の主・徳右衛門が、なにかに憑りつかれたように、薪割りを始めたという。独庵の手となり足となって事情を探る絵師・久米吉に調べさせたところ、思いもよらぬ仇討ち話が浮かんできて……。江戸の人々の心に暖かな灯をともす看取り医にして馬庭念流の遣い手・独庵が、一刀のもとに悪を両断する痛快書き下ろし時代小説。
  • シリーズ2冊
    748836(税込)
    著:
    井川香四郎
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    加藤清正が仕掛けた熊本城最大の謎に挑む!

    「諸国の城を見聞してまいるのだ!」

    江戸城の天守を再建すると言い出した八代将軍・徳川吉宗の鶴の一声で突然、御城奉行に任じられた旗本の一色駿之介。

    許嫁・結実との祝言を挙げる暇もなく、中間の金作を供として、涙ながらに肥後熊本へ出立する羽目に……。

    着いたら着いたで、公儀隠密に間違われるわ、人さらいに巻き込まれるわ、ついには藩主・細川家の御家騒動にまで足を突っ込むことになるわで……。

    『城下町事件記者』で活躍する遊軍新聞記者・一色駿作のご先祖様が難事件の謎を叩っ斬る!

    奉行から読むか、記者から読むか?

    「城下町・一色家シリーズ」の江戸時代版!
  • 1,012(税込)
    著:
    松尾清貴
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし!

    単行本発売時、各紙誌が大絶賛した傑作歴史長編!

    寛政十年(1798)十月、長崎湾の沖合で巨大オランダ船が座礁した。
    船は底部を大きく 損壊して浸水。
    浜近くへ曳航したが再び座礁、沈船となった。
    オランダ商館は長崎奉行所に積み荷の陸揚げを要請。
    奉行所は町方村方にまで浮かし方の工夫を募った。
    そこへ名乗りを上げたのは、周防の小村で生まれ、友とともに「自由」を追い求めたかつての少年の一人だった。

    「浜でのささやかな幸せなど、浦から離れられん跡取りたちに呉れてやれ。俺たちげな食み出し者は、この浦でろくな生き方ができんぞ。もっと欲張れ! 和主を誘うたのは、跡取りでなかったからじゃ。浦のくびきから自由じゃけ誘うた。いずれ、漁場を得る。櫛ヶ浜よりもっと大きな漁場じゃ。もっともっと稼げる浦の網元になれ」

    歴史作家・飯嶋和一氏は、本書に特別に寄せた推薦文でこう語った。

    「中心人物はいずれも海村の次三男である。家を継ぐ長男以外は『余計者』であり、穀潰しでしかない。‥‥既存の頑迷な社会システムに屈従して生きるのか。あるいはそれをくつがえすのか。‥‥くつがえそうとすれば、かなりの圧力が社会から加えられることになる。が、必要なのは勇気と知力だとこの小説家は語る。はかなく脆い夢や希望ではない、と」
    そしてまた、
    「この小説家は初めて過去の歴史的な素材を描くに当たって、あえて無名の、しかも地方の庶民を選択した。‥‥むろん負荷も、また力負けする危険も高い」

    日本初、巨大沈船引き揚げに成功した男の生涯!
    歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし!

    ※この作品は単行本版として配信されていた『ちえもん』の文庫本版です。
  • シリーズ22冊
    0968(税込)
    著:
    新井淳也
    編集協力:
    山川出版社
    レーベル: 学習まんが
    出版社: 小学館

    あの歴史教科書の山川出版社が編集協力!!

    歴史教科書で有名な山川出版社の編集協力を得て誕生した「学習まんが世界の歴史」です。山川出版社の世界史教科書の著作者に監修者になっていただき、教科書の流れを意識したつくりにすることに成功しました。受験や学校での日々の勉強にも十分役に立つ内容になっています。
    ただ内容は高校生レベルでも、小学校高学年であれば理解できるようにまんがは構成されています。ひいては、「併読すれば教科書や参考書がわかりやすく・おもしろくなるシリーズ」ということもできるでしょう。
    第1巻では、世界で最初に文明が発達したとされるメソポタミアとエジプトなど、「オリエント」(中東全域)とよばれる地域を扱っています。
  • 1,782(税込)
    著:
    柚木麻子
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    「BUTTER」著者渾身の女子大河小説。

    大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
    彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだった――。
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    「カバ」という意味の国名をもつ国はどこ?

    おもしろくて社会科好きになれる、小学生のためのクイズブック。
    「ペットの犬を一日に6時間以上一匹でるす番させてはいけない国は?」(答:スウェーデン)、「キューバで小学校から大学までに必ずやらなければならないスポーツは?」(答:野球)、「ニューヨークの世界遺産「自由の女神像はどこの国からおくられたもの?」(答:フランス)、「アジアで最初に国旗を定めた国はどこ?」(答:タイ)など、さまざまなジャンルからクイズを出題。解いているうちに、世界各国の特色にどんどんくわしくなります!
    国旗についてのクイズやコラムも大充実! ヨーロッパ東部の国ぐにの国旗や、アフリカの国ぐにの国旗などが似ている理由もばっちり解説!
    読めば、世界への興味がわいてくるクイズブックです!

    ※この作品はカラーです。
  • かわいい孫ふたりが老同心のお手伝い!

    沖田柄十郎は南町奉行所の老同心だ。
    いつも溜まり部屋でウトウトしているため、人呼んで、廻らず方の窓際同心。
    そんな沖田にも、かわいい盛りの孫がふたりいる。「とら」と「くま」で、いとこ同士だ。
    とらは、武芸指南役の父を持つ、十二歳のお転婆娘で、剣は滅法強く、子ども相手には負け知らず。
    九歳のくまは、天文方に勤める父の才能を継いで抜群に賢く、蘭語にも堪能だ。
    ふたりはいつも奉行所まで歩いて来ては合図の鳩笛を吹き、「じいじ様」を呼び出すのだが、これが沖田にとって嬉しくて仕方ない。

    なにせ、目に入れても痛くない孫ふたりに懐かれているのだから。
    今日もふたりを連れて日本橋まで足を伸ばせば、やはりおやつに飴をねだってくる。

    沖田は顔をとろかしつつ、馴染みの飴細工売りに注文すると、最近新参の細工師に客を取られているというではないか。
    励まして別れたはいいが、翌朝、飴細工売りが殺されたとの報せが入る……。

    ふたりの孫は、日頃厄介者扱いされているじいじ様に手柄を立てさせてやりたいと、なんと岡っ引きを買って出て!?
  • 魚菜には包丁を揮い、悪党には剣を振るう!

    かつて、「詰碁同心」と呼ばれ、町奉行所の定廻りとして捕物に辣腕を振るった谷岡祥兵衛は、いまでは妻の紫乃とふたり、隠居に暮らす身だ。

    若い頃に食いしん坊同士で意気投合、夫婦になってから幾年月。健やかに生まれ、馬鹿正直に育った息子の誠四郎に家督を譲り、気の利いた美しい春霞を嫁に迎え、気楽な余生を過ごしている。

    今日も近所の子たちに書を教えたり、玩具を作ったりしていると、誠四郎が探索の相談にやって来た。

    駒込で旅道具を売る〈笠の屋〉の主人・弥平が殺されたというのだ。框に倒れていた亡骸の腹に突き立っていたのは、凶器として珍しいと言える剪定鋏。

    そして盗まれたのは、たったの一両だけらしい。

    娘の佐代によれば、いつも袱紗に二十両を包んで、茶箪笥の抽斗に入れていたが、十九両が残っているというのだが――。

    不可解な事件に父子で立ち向かう、篤い人情の通う、書き下ろし連作捕物帖。
  • コナンの漫画と解説による理科学習コミック。

    「大陸誕生と宝石の謎」、「海は地球の守り神」、「気候でサバイバル」の3本のマンガで、コナンが3つの謎に挑戦します。
    またコラムでは、「大地」、「海洋」、「大空」の3章で、地球の誕生から火山の仕組み、海の神秘から天気や季節の変化まで、わかりやすく図解します。

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  • 1,287(税込)
    作:
    土屋千鶴
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    海を越えてやってきた少年の冒険物語。

    時は、16世紀中頃、村上水軍が、瀬戸内海を拠点に活躍した時代。
    ある日、船乗りの父に連れられて、肌の色も、体付きも違う言葉を話さない少年ルソンが、カイトの家にやってきた。

    「ようわからん」
    言葉も通じないルソンに、とまどいを隠せないカイト。

    ルソンは長い航海の末、奴隷として連れてこられたのだ。ルソンは、日本語を覚えるためにカイトの家に預けられた。ルソンは無表情で、何も話さない。

    ある日、島のわんぱくたちが、ボロ船に乗って海に出ようと計画。カイトたちは、必死に止めようするが・・・・・・。
  • シリーズ3冊
    759770(税込)
    著:
    篠綾子
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    万葉集の歌の数々が味わえる!新シリーズ。

     日本橋の伊勢屋で奉公する助松には、父親の大五郎がいた。しかし、一年半前に伊勢屋の仕事で富山に出かけたまま、行方不明になっていた。父は、助松に日記を残していた。このことは決して他人に話さないように言われた。日記には和歌らしきものがいくつも書かれている。
     伊勢屋の一人娘しづ子は助松より六歳上で、和歌が好きで賀茂真淵に学んでいた。そして、店の大切な客人である占い師の葛木多陽人も和歌に造詣が深かった。多陽人は京都生まれの京都育ちで、回りがぽかんと見惚れてしまう程の美男子だった。
    助松は、二人に事情を知らせずに日記に記された歌の意味を少しずつ、教わっていた。
     ある日、体調を崩した大友主税という若い侍を助けたことがきっかけで、しづ子に和歌を学びに主税が訪れるようになった。しかし、主税がしづ子に近づいたのは別の理由があったのだった。
     その後、しづ子は密かに姿をくらましてしまう。
     大五郎としづ子の失踪には、関連があったのだ。
     日記に記された和歌の数々には、どんな意味があったのか。
     一連の謎は解き明かされるのか――。
     万葉集の和歌が面白さが判る、新シリーズ!

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