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著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(フルカラーバージョン)
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手塚治虫や松本零士といった名だたるマンガの偉人を、本人と見間違うぐらいの精密な模写で、それも徹底的に下品でくだらないパロディマンガにしてしまう、通称“イタコ”マンガ家田中圭一。
まだオリジナルの絵柄だった『ドクター秩父山』の頃から、何十年と変わらぬ芸風を続けてきた彼が、実はうつだったという告白をした時、正直に言うと意外でした。文字通りマンガの神様を相手どって、やりたい放題やってる鋼の精神の持ち主。そう思っていたからです。
しかしこの『うつヌケ』を読んでると、「うつ」とはいつでも誰にでも、ほんのささいなきっかけや積み重ねで、突然襲いかかってくるものだということがわかります。
というか読んでて、自分では気づいてなかったけど、ああ、あれって「うつ」だったんだ。あの時ああやって助けてくれる人がいたから、考え方を変えることができたから、その状態から抜け出せたけど、普通にヤバイ状況だったんだと、今さらながらに気付かされます。
「うつ」は心の風邪ではなく、心のガンなんだという作中でのセリフがありますが、始まりはささやかだったとしても、対処を間違えると死(自殺)にいたることもあるという意味では、今の自分があたりまえじゃない、ステータス異常なんだと認識することが一番大事なのかもしれません。
2017/01/31