兜跋組副長の松平清之介はひとり組を脱けて悄然と佇む大川端で、大身の侍から声をかけられた。御側御用取次に出世した旧友の上岡真太郎であった。上岡の許に身をあずけた清之介に、ある日、驚愕の真実と密命が告げられた。一方、兜跋組の頭・竜崎沙王には老中水野忠邦から清之介を討ってほしいとの依頼が・・・…。
各770円 (税込)
徳川将軍家に連なる名門旗本の次男・松平清之介は武士の一分に懸けて「兜跋組」の頭目・竜崎沙王に単身、闘いを挑んだ。兜跋組とは、法では裁けぬ江戸の悪を賞金と引き換えに仕置する浪人集団である。清之介が一足一刀の間合いに入った刹那、沙王はさりげなく告げた。「このまま死なすにゃ惜しい。俺の組に入れ」
悪党狩りを生業とする浪人集団・兜跋組の四天王を前に、元同心の塙金市郎は、頭目・竜崎沙王と妹・藤華について驚くべき過去を語り出した。弘前藩士を父にもつ深川の置屋の娘・藤華は、潰れた店の借金五十両返済のため十八歳で吉原に身を売った。気風と心意気で吉原一の花魁・藤紫となって名声を得ていたが……。
御上の裁けぬ悪党の始末を金で請け負う「兜跋組」の四天王は、訳あって単身、江戸四宿のそれぞれに向かった。折しも四宿は前後して、大塩平八郎と名乗る四人の頭目と軍団に占拠されていた。兜跋組持国天の加藤大吾、増長天の神谷宗光、多聞天の須崎重蔵、広目天の松平清之介は悪党どもといかにして闘うか?
兜跋組副長の松平清之介はひとり組を脱けて悄然と佇む大川端で、大身の侍から声をかけられた。御側御用取次に出世した旧友の上岡真太郎であった。上岡の許に身をあずけた清之介に、ある日、驚愕の真実と密命が告げられた。一方、兜跋組の頭・竜崎沙王には老中水野忠邦から清之介を討ってほしいとの依頼が・・・…。
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