画廊の切り盛りで多忙な美美子とすれ違い、さらに家にも居場所をなくした明男。落ち込む日々の中、明男は妻のいとこであり自分の店の従業員の和子とも関係を持ってしまう。しかし、明男と和子がホテルから出てきたところに、和子の元恋人が刃物を持って現れる。そして七百三十夜を終えたとき、明男が美美子との関係に出した答えは…!?
各440円 (税込)
港区でアンティーク店を営む吉永明男は、仕事も家庭もうまくいっているし、女子大生の恋人までいる。しかし何かが足りないと感じ始めていた頃、明男は自分の店に来た美美子という女性に一目惚れをしてしまう。彼女と知り合えたことは、自分にとっては本当は不幸になるのかもしれない…そう思いながらも何としても彼女を手に入れると心に決めた明男は…。
美美子から、妻子ある男との交際には興味がないとはっきり言われてしまった明男。もう彼女のことは忘れようと、女子大生の絵美といつも通りデートをしていた。するとそこに絵美の恋人の梶原が現れ、明男は絵美をも失ってしまう。家に帰れば妻に詰め寄られ、窒息しそうな日々を送る。さらに自宅に浮気を密告する電話がかかってきて…。
ついに恋焦がれた最高の女性・美美子と関係を持った明男。本気で惚れた女性を手に入れ、生きている喜びを実感する明男だったが、美美子から、自分たちの関係は2年で終わりにしようと告げられる。2年後、つまり七百三十日後に、妻と離婚して美美子と一緒になるか、美美子と別れるか…選べないうちにまた貴重な一日が減っていく。
四十を目前にして人生の儚さを感じた明男は、一番の宝物であるガレのガラス工芸品を愛する美美子にプレゼントする。いつ死んでもいい、彼女を手に入れたのだからもう何もいらない、そう思ったのだ。そんな中、ある夜明男は道端で座り込む女子高生と出会う。父親に置き去りにされたという彼女に、明男は生活すべての面倒をみると伝える。一方、美美子の勤める画廊にはある一人の若き無名画家が作品を持ち込みに来る。
美美子は、勤務する画廊のオーナーから、画廊を全て譲るかわりに愛人にならないかと打診を受けた。さらに新進画家の沢渡からも愛の告白を受けた美美子。明男は、美美子によって男からオスにされたような、またひとつ大人になれたような気持ちでいた。一方で、明男は妻の妙な明るさに不安を感じていた。まるで何か大きな不幸の前兆のような…。
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