江戸時代から藤井聡太八冠まで
なぜ将棋というボードゲームをして生計を立てる「棋士」という職業が成立しているのでしょうか?
本書は2019年2月に発売した『将棋400年史』に加筆修正したものです。前著では羽生善治九段が第31期竜王戦で敗れ、藤井聡太竜王・名人がタイトルに挑戦する前の時点で終わっていましたが、本書ではそこから藤井竜王・名人が八冠を獲得するまでの部分を加筆しています。
現指導棋士六段。1964年5月25日生まれ。1978年、6級で故南口繁一九段門下で新進棋士奨励会入会。三段まで進み1995年、奨励会を退会、指導棋士四段となる。出身地の京都で将棋教室を開講して後進の指導に当たる。京都新聞夕刊将棋欄でアマチュアの棋譜の解説を担当。プロの公式戦の棋王戦の観戦記者など、執筆活動も精力的に取り組んでいる。
※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。
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大橋宗桂から藤井聡太まで。
藤井聡太七段の活躍や羽生善治九段の偉業達成などで将棋に注目が集まっています。
しかし、考えてみるとなぜ将棋というボードゲームをして生計を立てる「プロ棋士」という職業が成立しているのか、不思議だと思いませんか?
1612年に徳川幕府が「将棋指し衆」8人に俸禄を支給したことが「プロ棋士」の始まりです。そこから現在のように日本将棋連盟が新聞社等からスポンサー収入を得るスタイルが確立するまでには、さまざまな制度の改変がありました。また、組織同士の対立、事件、分裂の危機とそれに決着をつけた歴史的な対局がありました。
本書は将棋が歩んできたその400年の歴史を振り返るものです。
初代大橋宗桂、伊藤宗看、伊藤看寿、大橋柳雪、天野宗歩、関根金次郎、阪田三吉、木村義雄、升田幸三、塚田正夫、大山康晴、中原誠、米長邦雄、加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明、藤井聡太…。400年の間に登場した名棋士たちの活躍やエピソードを交えて将棋の歩みを追体験できる一冊です。
◆コンテンツ:
第一章 江戸時代 ~徳川幕府と将棋三家~
第二章 幕末から大正時代 ~新聞将棋の始まり、関根金次郎と阪田三吉~
第三章 昭和時代 ~大改革 実力制名人制、木村義雄から谷川浩司まで~
第四章 平成時代 ~羽生善治夢の七冠達成とニュースター藤井聡太~
江戸時代から藤井聡太八冠まで
なぜ将棋というボードゲームをして生計を立てる「棋士」という職業が成立しているのでしょうか?
本書は2019年2月に発売した『将棋400年史』に加筆修正したものです。前著では羽生善治九段が第31期竜王戦で敗れ、藤井聡太竜王・名人がタイトルに挑戦する前の時点で終わっていましたが、本書ではそこから藤井竜王・名人が八冠を獲得するまでの部分を加筆しています。
現指導棋士六段。1964年5月25日生まれ。1978年、6級で故南口繁一九段門下で新進棋士奨励会入会。三段まで進み1995年、奨励会を退会、指導棋士四段となる。出身地の京都で将棋教室を開講して後進の指導に当たる。京都新聞夕刊将棋欄でアマチュアの棋譜の解説を担当。プロの公式戦の棋王戦の観戦記者など、執筆活動も精力的に取り組んでいる。
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