警視庁…全国の警察の総本山、裏庭から入る地下入り口にそれはある。82分署、通称・ワニ分署。食いついたら決して離さない警察のワニがそれである！　新しくワニ分署に配属された火野三夏は美しい美貌ながらも奥に秘めたものをもった女デカ。相棒となる巨漢の加倉リンとともに、巨悪の根源を排除すべく動き出す！　深夜の高速道路で、違法な取締りによる警察の取調べをしていた三夏とリンは、岡崎に狙いをつけ、その岡崎を裏で動かす巨大な裏を探ろうとしていた。そして岡崎の自宅マンションに辿り着いた２人が目にしたものは、浴槽に浮かぶ女性の無残な死体だった！！　三夏たちに「黒い桜軍団」の魔の手が忍び寄る！！　篠原とおる先生がお贈りするアクション・サスペンス巨篇！　第１巻（全12巻）。

泣く子も黙る、一度食らいついたら離れないワニ分署。今回の任務は、《裏口出所》＝死亡者が多いという若木刑務所の潜入調査だった。実態を探るため、リン、そして三夏が刑務所内に潜入。しかしそこで見たものは、想像を絶する光景であった…。そして若木刑務所を牛耳る女所長に素性がバレてしまった三夏は、女所長の罠にはまり、囚われの身に。部屋には拷問器具の数々。ついには女所長の玩具にされてしまうのだった。果たしてこの地獄から、２人は生還できるのか…。篠原とおる先生がお贈りするアクション・サスペンス巨篇！　第２巻（全12巻）。

危険この上ない特殊任務、法を無視した任務を極秘に行う影の組織、そこがワニ分署である。そして明かされた三夏の秘密。なぜワニ分署に志願してきたのか？　三夏はリンに静かに語り始めた。それは…幼い頃に殺された弟の復讐のため。弟を殺した犯人を探し出すためであった…。手掛かりは、その日、三夏が犯人の背中を十字架でえぐった時にできた大きな傷跡。その烙印を求めて、三夏は奔走するが、次第にこの事件の闇の部分に気づき始める。何か背後に大きな影が存在する…。一体、何が…！？　篠原とおる先生がお贈りするアクション・サスペンス巨篇！　第３巻（全12巻）。

シージャックされた第３なぎさ丸の救出に乗り込んだ三夏とリン。一時は、捕らえられるも三夏の機転で脱出に成功、２人の逆襲が始まった！　三夏の強襲によって股間が使い物にならなくなった一味のひとり松井は、仲間に助けを求めるが、それを無視され、仲間割れが始まった。この絶好のチャンスを逃すまいと、三夏とリンは一味のひとり・麻樹を捕らえ、乗客を解放するようにボス・和也に迫る。だが、和也のとった行動は、乗客を盾にして麻樹を開放しろという要求であった。乗客の命には変えられないと、その条件をしぶしぶ飲む三夏とリン。そして和也の前に現われた２人は、なんと全裸であった…。篠原とおる先生がお贈りするアクション・サスペンス巨篇！　第４巻（全12巻）。

不覚にも暴走族に襲われた三夏は、助けてくれた広次の父親が、実は時効寸前、15年前に迷宮入りとなった事件の犯人だったと知ってしまった。そして三夏の不審な態度から、退職間際の敏腕刑事・柳田は、三夏が例の殺人事件を密かに捜査していると勘づいた。時効まであと３時間。逃げまわる奥野親子を捜索するため、柳田がとった行動は何と三夏を襲ったあの暴走族集団を捜索隊として動かした。追い詰められる奥野親子。時効まで残り１時間というところで、ついに居場所がバレてしまった！　その時、奥野とリンの前に立ち塞がったのは…なんと三夏であった！？　篠原とおる先生がお贈りするアクション・サスペンス巨篇！　第５巻（全12巻）。