21世紀の日韓関係にも色濃い影を落とし続ける、植民地支配の歴史。双方の葛藤を引き起こす、常に想起されている日韓関係史の傾向や性格を、そこから忘却され続けてきた植民地期及び戦後韓国の記念日報道から光を当てるメディア史研究。日本側が創始した8月29日「日韓併合記念日」や10月1日「始政記念日」、韓国側の3・1節や8・15光復節の報道から見えてくる、日韓双方の「忘却/想起」のあり方と歩み寄りの方途とは。
3,080円〜4,620円(税込)
反ファシズムの姿勢を貫く側こそ、「敵の手法に学ぶ」必要があるのではないか。そう問いかけて、世界に衝撃を与えた古典を日本語として初めて全訳。著者である心理学書のチャコティンは、ナチズムとの「シンボル闘争」を指揮し、その報告書を含む、本書の1940年英語版は、メディア研究・コミュニケーション理論・集団心理学などの基本参考文献として広く認知されている。メディア史家佐藤卓己氏の手になる、浩瀚な「解題」付。
農学の工学化が進む今、工学に従属しない「農学」はどのようにして存在可能なのか。「農本主義」の提唱者にして我が国の代表的農学者である横井時敬を軸に、満洲移民政策に深く関与した橋本傳左衛門、転向農学者杉野忠夫、ナチス農業法研究の法学者川島武宜、反骨の農学者吉岡金市ら、農に関わる思想と実践を詳述。旧来の農本主義的疑似ロマン主義に流れることなく、医・食・心・政・技を総合する、未来の農学を目指す、史的試論。
「『丸』を読まずして平和を語る勿れ。『丸』は戦争と軍事科学のやさしくて高級な専門雑誌です」をスローガンに、唯一無二の地位を確立し、石破茂、佐藤優、池上彰などの著名人も愛読者であったことを公言する長寿戦記雑誌『丸』。昭和23年に「総合雑誌」として創刊されていたという忘却された過去から始まり、戦記雑誌化し部数を延ばす昭和31年以降の誌面の変遷を追いながら、戦争をめぐる社会言説の変容を解明する戦後史論。
明治38年に福澤諭吉が生んだ一流紙『時事新報』の「分身同体」として創刊された『大阪時事新報』。同紙は、大阪発祥の大衆紙『朝日』『毎日』の牙城を脅かす存在とはなり得なかったが、「関西ジャーナリズム」のもう一つの姿を体現していた。啓蒙主義的市民主義を掲げて、関西に市民社会の移入を試みた名門紙の挫折の歴史を追うことで、新聞メディア衰退期の今こそ、その立ち返るべき地点をも逆照射する画期的な関西メディア史。
21世紀の日韓関係にも色濃い影を落とし続ける、植民地支配の歴史。双方の葛藤を引き起こす、常に想起されている日韓関係史の傾向や性格を、そこから忘却され続けてきた植民地期及び戦後韓国の記念日報道から光を当てるメディア史研究。日本側が創始した8月29日「日韓併合記念日」や10月1日「始政記念日」、韓国側の3・1節や8・15光復節の報道から見えてくる、日韓双方の「忘却/想起」のあり方と歩み寄りの方途とは。
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