三代将軍家光の世。家光の父・大御所の秀忠は秘かに、全国にあふれる十万を超える浪人を、家光の弟で駿河五十五万石の主・忠長に率いらせ、明国救済の大軍として渡海させようとしていた。これに対し、家光側近や怪僧天海らが策謀を巡らせる。秀吉の遺児にして加藤清正の猶子波芝信十郎は三代服部半蔵ら忍群を率い、騒擾の駿河へと向かった。
各770円 (税込)
二代将軍秀忠の世、秀吉の遺児にして肥後・加藤清正の猶子、波芝信十郎と大和忍びの鬼蜘蛛は、江戸に到着早々後水尾天皇に嫁した和子中宮(秀忠の娘)への供物行列を襲う謎の一団に遭遇。林崎神明夢想流の必殺剣で行列を守ったことから、徳川将軍家擾乱を策謀する勢力との闘いに巻き込まれてゆく──!
二代将軍秀忠の「御免状」を懐に波芝(なみしば)信十郎は、越前宰相忠直が布陣しつづける関ヶ原に向かった。大坂の陣から八年目にして再び戦雲が日本を覆い尽くそうとしている。秀吉の遺児にして九州南朝の名門、肥後菊池一族の皇子、信十郎は、林崎神明夢想流の豪剣をもって、天下大乱を狙う勢力の策謀に挑んでゆく……。雄大で痛快な展開に早くも話題沸騰! 大型新人の第2弾!
先の越前国主・松平忠直を豊後府内に送り届けた秀吉の遺児・波芝信十郎、大和忍びの鬼蜘蛛、伊賀服部の統領キリは、日本を縦断する“山ノ道”を辿って陸奥までやってきた。伊達忍軍“黒脛衣組”を追ってきたのだ。この山中で上杉忍軍“軒猿”の頭から、山形五十七万石の国主・最上義俊暗殺の情報を得た信十郎は……。
三代将軍宣下のため上洛の途についた家光と父・秀忠。江戸から京まで三十万余の軍勢を従えての旅だが、将軍父子の命を狙う策謀が待ちかまえていた。秀吉の遺児にして肥後・加藤清正の猶子(養子)波芝信十郎は、家光の小姓・柳生十兵衛らとともに、御所忍び八部衆の度重なる襲撃に豪剣をもって立ち向かう。
三代将軍家光の世、九州南部から琉球国にかけて、島津、イスパニア、キリシタンたちを巡って何か途轍もないことが起こりかけている。秀吉の遺児にして加藤清正の猶子・波芝信十郎は、二年ぶりに帰った故郷・肥後を天下騒乱の発火点にするわけにはいかない。菊池ノ里の頭・菊池彦として大隠謀に立ち向かう。
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