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各693円 (税込)
ある日、ミキオは、いきつけの居酒屋でピアノを弾いている文と知り合う。文のピアノに合わせミキオは歌をうたい、盛り上がったその日、ミキオは文を家まで送るが、そのまま文の家に泊まってしまう。“文にもう一度会いたい”と思ったミキオは、居酒屋で待つのだが……。
いくら写真を撮っても、何を撮りたいのかわからなくなってしまったミキオ。そんなミキオに比べ、文は次々に曲のイメージが出てきて、着々と作曲をしていた。ある日、ミキオがいきつけの居酒屋で飲んでいると、文がやって来る。そして、「アルバムを出すことになった」と嬉しそうに話すのを聞いていたミキオは……。
超わがままなことで知られるタレント、高森アンナに、雑誌用グラビア写真の撮り直しをお願いしたミキオ。高森アンナは奇跡的にOKを出し、撮影時間にもめずらしく遅れずやってきた。しかし、やってくるなりメイクさんを叱り飛ばし、スタッフらをハラハラさせる。しかし、ミキオには高森アンナは機嫌が悪くて叱り飛ばしているのではないことがわかっていた。彼女なりの仕事へのこだわりなのだ。そして撮影スタート、という時、ミキオは、スタッフらにスタジオから出て行くよう指示する。「撮影のジャマです」。なまいきだと怒るスタッフらを無理やり追い出してしまう。これはミキオなりの仕事へのこだわりだったのだ。
これからの写真界をリードする若手カメラマンを発掘するSANEIPHOTOCONTESTに出品できる写真をなんとか撮れ満足していたミキオ。しかし、文の写真をコンテストに出したいと考え直したミキオは、文にモデルを頼む。「オレのことを考えてカメラを見てくれればいい」と文に頼むミキオだが、カメラを通して見た文の顔は……
ミキオは文の写真を撮ることになるが、納得のいく写真が撮れないでいる。文の心が自分に向いてないことに気付いたミキオであるが、もう一度やり直したいと願う気持ちを文に告げる。そのことから、ミキオと一也の間で揺れ動いていた文は、ミキオと再び同棲生活を始める。しかし、ミキオも文も昔のように心から楽しむことが出来ないでいる。そんな時、一也は怪我によってピアノを弾けなくなってしまう。そこに駆けつけた文は、一也との別れを迎える。
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