2018年からさかのぼること50年前。1968年、メキシコ五輪でサッカーの日本代表が奇跡を成し遂げました。ドイツ人の名伯楽デットマール・クラマー氏に鍛え上げられたイレブンが予選から躍動。準決勝のハンガリー戦で敗れたものの、3位決定戦で地元の大声援を受けたメキシコ代表を2-0で下して銅メダルを獲得しました。
本書はスポーツニッポン新聞紙上で連載した「我が道」から、当時の日本代表に深く関わった4人の自伝を収録しました。コーチとしてチームを率いた岡野俊一郎、名コンビとして得点を量産した釜本邦成と杉山隆一、64年東京五輪の代表選手だった経験を後輩たちに還元した川淵三郎。大会後の日本サッカーの発展を支えた足跡も含めて、4人すべてが歴史の貴重な証言者です。
2018年、日本はW杯ロシア大会で前評判を覆してベスト16入りの活躍を演じました。世界に立ち向かう日本サッカーの歩みはいま振り返っても、メキシコ五輪の奇跡が出発点となっています。その苦難の栄光の道のりを、ぜひ本書でお確かめください。
真っ直ぐな一本の矢はいつしか「中年の星」と呼ばれるまでになった。
スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」シリーズ、今回はアテネ五輪男子アーチェリー銀メダリスト・山本博氏の物語をお届けします。
770円〜1,320円(税込)
日の丸飛行隊の軌跡がいま甦(よみがえ)る―。1990年代、日本のノルディックスキー競技は世界最強の名を欲しいままにする黄金時代を築きました。
数多のアスリートたちが活躍した中で、とりわけ後世の記憶にも記録にも残る伝説を築いたのが荻原健司と原田雅彦です。
荻原氏は複合競技の無敵ジャンパーとして日本をけん引して、冬季五輪の92年アルベールビル、94年リレハンメルの2大会で金メダルを獲得。
原田氏は後に続く世代として、98年長野大会のジャンプ団体で地元に金メダルをもたらしました。荻原氏の華麗な滑空と疾走感あふれるクロスカントリー。バッケンレコードをたたき出した直後、白馬の雪山にこぼれた原田氏の涙…。
スポーツニッポン紙上で連載した「我が道」での両氏の苦難と栄光の物語を2冊に編さんしてお贈りします。
日の丸飛行隊の軌跡がいま甦(よみがえ)る―。1990年代、日本のノルディックスキー競技は世界最強の名を欲しいままにする黄金時代を築きました。
数多のアスリートたちが活躍した中で、とりわけ後世の記憶にも記録にも残る伝説を築いたのが荻原健司と原田雅彦です。
荻原氏は複合競技の無敵ジャンパーとして日本をけん引して、冬季五輪の92年アルベールビル、94年リレハンメルの2大会で金メダルを獲得。
原田氏は後に続く世代として、98年長野大会のジャンプ団体で地元に金メダルをもたらしました。荻原氏の華麗な滑空と疾走感あふれるクロスカントリー。バッケンレコードをたたき出した直後、白馬の雪山にこぼれた原田氏の涙…。
スポーツニッポン紙上で連載した「我が道」での両氏の苦難と栄光の物語を2冊に編さんしてお贈りします。
なでしこジャパンを躍動させた名将ここにあり。サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は2010年代前半、世界の大舞台で輝きを放ちました。11年W杯ドイツ大会で優勝、12年ロンドン五輪で銀メダル、15年W杯カナダ大会も準優勝と、世界のトップクラスに君臨。スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」シリーズ、今回はそんななでしこジャパンを監督として率いた佐々木則夫氏のストーリーです。
佐々木氏は1958年(昭33)、山形県生まれ。帝京高で高校総体を制して、明大を経て電電関東(NTT東日本、J1大宮の前身)に入社。DF、MFとして日本リーグ2部昇格に貢献し、現役引退後も監督などを務めました。なでしこジャパンとの縁の始まりは、06年にコーチに就任したことがきっかけ。07年12月に監督に昇格すると澤穂希、宮間あやら傑出した才能の選手たちを抜群の統率力で導き、16年に退任するまでなでしこのサクセストーリーを描き続けました。
佐々木氏は高校時代から電電関東まで一貫して、明るいキャラクターと卓越した人身掌握術でキャプテンに選ばれ続けていました。なでしこジャパンの快進撃も佐々木氏のリーダーシップというベースがあったからこそだということが、本書をひもとけば明らかになっていきます。世界一を決める戦いで三度相まみえる米国との激闘の記憶とともに、ぜひお楽しみください。
日本女子ソフトボール界の「顔」と言っても差し支えないだろう。女子日本代表を率いて2000年シドニー五輪で銀メダル、04年アテネ五輪では銅メダルを獲得した。しかし、その華々しい実績の陰には、多くの苦悩が詰まっている。
五輪初採用の1996年アトランタ五輪でメダルを逃した悔しさ。金メダルに指を掛けたシドニー五輪の決勝で経験した金縛り。優勝候補筆頭として臨んだアテネ五輪での後悔…。08年北京五輪では、テレビ解説席で金メダルの瞬間を見届けた。
1953年、埼玉県生まれ。中学で出合ったソフトボールでは、チームを強くしたい一心からの行動で、多くの軋轢を生んだ。だが、そのすべてを結果に変えるだけのリーダーシップと、愛情があった。そして今、筆者は色紙にこう書き添える。「努力は裏切らない」。そう思うに至った壮絶なソフトボール人生が、この本に詰まっている。
1964年東京五輪を象徴するアスリートの1人です。男子重量挙げ・三宅義信氏。スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」シリーズ、今回は同大会の日本代表選手団の金メダル1号を獲得した三宅氏が登場します。
三宅氏は1939年(昭14)、宮城県生まれ。貧しい農家の出身でも相違工夫でたくましく生きる少年は、大河原高(現大河原商)で重量挙げに出会います。自らの才能を自覚するとあっという間にのめり込み、法大に進学して競技を続けることを決意。五輪初出場となった60年ローマ大会での銀メダルを出発点として、自衛隊に所属しながら東京五輪、68年メキシコ五輪での2大会連続金メダルという栄光の道を歩みます。
階級制による「体重」と「挙上重量」という厳密な数字で争うスポーツ。三宅氏は科学的なアプローチで独自のトレーニングや調整法を編み出し、世界の頂点に立つ準備を万全に進めていきます。4年間に一度の五輪という舞台。「1460日の行」に三宅氏がどう臨み、挑んでいったのか。高度経済成長期真っただ中ならではといえる興味深いエピソードの数々とともに、その足跡をお楽しみください。
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