服を着るならこんなふうに(1)

拗らせたファッションビギナーへの福音書
ファッションという言葉に対して、怯えと恐怖を感じていました。 服なんて防寒できればいいじゃん、わいせつ物陳列にならなきゃいいじゃん、とうそぶきつつも、「いい歳なんだから年相応のカッコをしなきゃ！」と説教する、架空おかんの幻聴に悩まされ、オシャレを意識しないと笑われ、オシャレを意識しても笑われるのではと、逃げ道の無い心の迷宮に囚われてしまいます。 そんな拗らせたファッションビギナーに、これでもかとわかりやすく救いの手を差し伸べてくれるのが、この『服を着るならこんなふうに』です。 社会人だけどオタクで服装に無頓着な兄に、オシャレ好きな妹がいろいろと助言をしながら、ファッションをいろはから教えてくれる。 毎話1テーマに絞って話が展開する上、とりあえずボトムスはユニクロの「黒のスキニージーンズ」とか、コーディネイトはまずモノトーンでとか、具体的にマンガで説明してくれるので、たとえスキニージーンズが何なのかまったく知らなかったとしても、何とかなる気がしてきます。 1巻を読むだけで相当なスキルアップができますので、あとは一緒にユニクロに行ってくれる、かわいい妹を錬金術で生み出せば完璧です（悲痛）