【最終巻】少女戎機　３

レギオンとの戦いで傷つきゆく聖母たち。
回復の見込みがない聖母の溶解を防ぐため、
技術者の財津は、コアを規格以上に改造する“ドラッグ”を使用し、
彼女たちを生き延びさせる。
しかし、それは死への入口でもあり――。

これは美しくも儚い、少女たちの戦記譚。

謎の化物「レギオン」に汚染された世界で聖母と呼ばれる少女たちは生体兵器として戦っていた。
かつて最強の聖母と言われたリコリスは記憶を失ったことで以前の実力が出せずにいる。
苦戦する戦いの中で絶体絶命の窮地に陥ったその時、聖母レノンが駆けつけレギオンを一撃で葬り去った。
そして強敵のレギオンである「ドプラの怪人」に備え2人は共に戦うことになる。
現在最強のレノンだが、彼女にはとある秘密があり――

聖母の中で一番強かったが、記憶を失った少女リコリス。
彼女の指導官となった倉田は、戦場へ復帰させるためともに生活を送ることになる。

復讐のためリコリスを利用しようと教育を行う倉田だが
共同生活の中で少女の純粋さを知り――。