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『人情刑事 道原伝吉(シティブックス)(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~46件目/全46件

  • 読み応え十分の中編3本からなる山岳推理集である。
    「穂高屏風岩」では、穂高屏風岩の屏風ノ頭で恋人と待ち合わせしていたが現れないと、女性が山小屋に助けを求めてきた。男はどこに行ったのか。
    「鬼の生還」は、遭難した男が羽毛服を着ていなかったことに違和感を覚えた豊科署の刑事たちは、そこから重大な事件を嗅ぎ取った。
    「夜の山脈」では、食堂に4歳の男の子がひとりでご飯を食べやってきた。この子に両親はいないのか。食堂の店主からの通報を受けた道原伝吉は、単なる迷子ではなく、事件が潜んでいると直感した。
  • 長野県の八ヶ岳周辺の三つのゴルフ場に届けられたキャディバッグの中に、女性の上体の一部が氷詰めにされていた。山梨県側の三ヵ所のゴルフ場には、下半身が詰められたキャディバッグが届けられた。長野、山梨にまたがるバラバラ殺人事件の発生であった。
    特別合同捜査本部が設置され、道原伝吉刑事も専従することになった。道原刑事は、若い貞松刑事をとともに、宅配便の荷受けした東京都内の運送会社に向かった。残虐な殺人事件は、思いもかけない展開を見せることになる――。
    道原刑事、渾身の推理と地道な聞き込みが、捜査の停滞を打開する!
  • 生活費と大学の授業料のために住み込みで新聞配達のアルバイトしていた信州大学の学生・青島蕗子が行方不明になった。それはバレンタインデーの夜のこと。彼女は19歳だった。
    諏訪署の刑事・道原伝吉は捜査に乗り出すが、彼女は絞殺されていた。付近を徹底的に捜査するうちに、近くの畑から若い男性の刺殺死体が発見された。これは連続殺人なのか、偶然なのか。
    道原伝吉は、事件の裏にひそむ複雑に入り組んだ過去と今の憎悪に立ち向かう。
  • 八ヶ岳連峰・赤岳で、雪山山行のリーダーが行方不明になった。その頃、長野県諏訪市のマンションで、心中に偽装された男女ふたりの札時事件が発生していた。殺害時間の頃、マンションの住人たちは非常階段から響いてくる、コツコツという重い響きのある音を聞いていた。その音はいったい何なのか。そこに、雪山で遭難したグループが関わっているというのか。諏訪署の刑事・道原伝吉は複雑に絡まった男たち女たちの想いをほぐしながら事件の真相に迫る!
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    蝶ヶ岳と常念岳の間の沢で死体が発見された。当初、道迷いによる疲労凍死と見られていたが、登山道から外れた現場付近の木の枝に正しい道標を示す赤い布きれを見つけたことで、遭難という見立てに疑問符がつけられた。長野県警豊科署の道原伝吉は、雪山の現場に向かい、捜査を開始する。赤い布きれに隠された驚愕の罠を、伝吉は見抜く!「霧の道標」より。
    全6篇からなる力作揃いの山岳ミステリー集――。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    長野県警豊科署に、北アルプスの常念岳で死体が発見さたとの一報が入った。死体には不審な刺し傷があり、転落事故死とは思えかった。
    身元を調べるうちに元警察官と判明し、怨恨の線で捜査がはじまったが難航を極めた。迷宮入りも視野に入れなければと内心考えたころ、元警察官と同じ殺され方をした他殺体が発見された。
    二人を結ぶ点と線はいったい何か――。山岳ミステリーの旗手が、人間の心理を丹念に描いた渾身のサスペンス。
  • 北アルプスの燕岳で刺殺死体が発見された。
    健康保険証から身元はすぐに判明したが、不明なことがあった。どういうわけか、11年前の冬に亡くなった女性についての新聞記事の切り抜きを持っていたのだ。
    なぜ、男がその切り抜き記事を持っていたのか。長野県警豊科署の道原伝吉刑事は、過去の事件を徹底的に捜査するうち、北アルプスでの遭難事故が絡んでいることをつかんだ。
    犯罪とは無縁のごく普通の人が、憎悪と欲に取り憑かれていく様が見事に描かれた見事なミステリー小説!
  • 671(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    夫は急に決まった札幌出張に出かけた。しかし、夫は忽然と消失してしまった。
    手掛かりは札幌にあるはずと思い、藁にもすがる思いで、札幌で暮らすかつての恋人に夫を探すように頼んだ。
    快く引き受けてくれたはずの元恋人だったが、彼はなぜか、長野県の蝶ヶ岳山頂で死んでいた。
    長野県警豊科署の道長伝吉刑事は、北海道に飛び、執念の捜査を開始する!
  • 西穂高独標付近で倒れている男が発見された。当初は遭難と思われたが、遺体にはアイスピック状の刺し傷があったため、殺人事件と思われた。
    長野県警豊科署の人情刑事・道原伝吉も、不自然な現場を目の当たりにして、殺人事件と考えた。
    殺害された被害者の身元を調べていくと、かつて働いていた一流企業を同時期に辞めた男も、南アルプスで殺害されるという事件が起きた。
    その被害者も、アイスピック状の凶器に倒れたと判明し、ふたつの事件は同一犯によるものであろうと推測された。
    伝吉はふたりの被害者の足跡を追い、隠されていた共通項を見いだし、犯人に近づいていく!
  • 長野県諏訪市の現職市長の愛娘で、東京の女子大に通う植草真砂子が失踪した。
    内々に調べてほしいと市長直々の依頼を受けた諏訪署署長は、真砂子が暮らす東京のアパートに道原伝吉を派遣した。しかし、めぼしい手掛かりは得られず、公開捜査となった。
    それをきっかけに、事態は動く。北海道の厚岸のタクシー運転手から、失踪した女子大に似た女性を乗せたという報せを受けた。諏訪署ではさっそく、道原刑事を北海道に派遣した。
    北海道に赴いた伝吉は、車中で出会った20代女性アミに、生涯初めてとなる恋の予感を抱く。伝吉は事件の核心に迫るが、アミに心を奪われていく。伝吉初の、事件と恋の同時進行推理長編!
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    群馬県月夜野町の川沿いの草むらで、東京ナンバーのタクシーが運賃メーターが作動したまま放置されていた。その額12万超。あたりを探すと、運転手は殺害され、車のキーはどこにもなかった。乗客の姿もなかった。
    その7日後、長野県の北アルプスで、若い男性が殺害された。被害者の出身地は群馬県月夜野町。豊科書の刑事・道原伝吉は被害者の背景を探るために月夜野町に飛んだ。
    刑事たちは丹念に殺意の源をたどるうちに、被害者の接点をあぶり出していく。心の傷が憎悪から殺意へと形を変えていく姿を見事に描いた、長編推理サスペンス!
  • 長野県茅野市の市会議員の息子が、離れの家で殺害された。隣の部屋で寝ていた祖母は、犯人は面をつけていたと証言した。
    漠とした証言だったため、真偽を疑う捜査員もいたが、道原伝吉はそれを真実としてコツコツと捜査をつづけた。
    犯人がつけていた面が神楽面で、遠山郷の霜月祭りのときの湯立て神楽でつかわれるものだとわかってきた。
    地道な捜査があぶり出す、遠い過去の怨念。道原伝吉は女の悲哀に触れ、犯行に至ってしまった過去を憎む。
  • 信州・安曇野市の西に位置する常念岳への登山口、一ノ沢でリュックを背負った男の遺体が発見された。
    五月とはいえ、常念岳登山にはピッケルとアイゼンが必要になるが、遺体の所持品からはそれらの装備が見つからなかった。
    安曇野署の人情刑事、道原伝吉に捜査の指令が下る。
    見つかった遺体の死因は絞殺、阿蘇・黒川温泉で妻と落ち合うために、岡谷の自宅を出たまま消息を絶っていた男性と特定された。道原刑事の前に、信州と阿蘇を結ぶ事件が次々と現れるが、地道に結ぶ糸を解明していく。だが、事件の被害者たちの背後に、大きな謎が隠されていた!
  • 上高地から穂高岳、燕岳、蝶ヶ岳、常念岳、そして安曇野。刑事・道原伝吉が所属する長野県警豊科署は北アルプスの山岳一帯を管轄に持つ。美しい山岳風景の中で起こったさまざまな事件、遭難、殺人、失踪、誘拐、逃亡……、がテーマの短編集。人情刑事・道原伝吉を中心に刑事たちが、裏に隠された男女の物語を追い、鮮やかに事件を解決に導いていく。季節をわけた凝ったつくりは、味わい深い。
  • 北アルプス涸沢岳西面の岩稜ルート、通称「飛騨泣き」で中年男性の死体が発見された。遺体の腹部は横一文字に切られていたことから、転落死ではなく、他殺と断定し、捜査を開始した。
    長野県警豊科署の道原伝吉刑事は東京に出張し捜査を開始するが、手掛かりは得られない。捜査に行き詰まり感がではじめた頃、同様の切り傷をつけた殺人事件が発生した。
    点と点はつながるのか。連続殺人ではないのか。道原伝吉の地道な捜査と、透徹した眼力で、殺人の深層をえぐり出していく。人情刑事・道原伝吉の山岳長編ミステリー。
  • 長野県警安曇野署長宛に、17歳の少女と刑事課の若手・会田刑事が淫らな交際しているという告発文が届いた。
    真実ならば警察の信頼を大きく損なうことになるが、匿名での告発を鵜呑みにするわけにはいかなかった。
    署長、そして相談を受けた道原刑事が対応に苦慮するうちに、その17歳の少女とつながりがあった男が殺された。
    いったい誰が、何の目的で、若手刑事の秘密を暴露し、追い込んでいくのか。刑事と少女との恋の行く末はどうなるのか。
    人情刑事・道原伝吉の胆力が事件に迫る!
  • 「変な男が家に上がりこんで、母を脅しています」――街の資産家と知られる家からの通報だった。
    男を確保し取り調べを始めるが、のらりくらりと道原伝吉ら刑事の質問をはぐらかす。被害者の女性にも事情を聴いたが、見当もつかないという返答だった。だが、道原は犯人との微妙な食い違いが気になった。飼い犬が数日前に毒まんじゅうで殺されたことも引っかかる。それは刑事の勘だった。事情を調べるうちに30年前の不審死が浮かび上がり、一連の殺人事件にたどり着く。
    道原の執念は薄皮をはがすように、事件の全貌を明らかにしていくと、そこには女三代の悲しみが流れていた。
    大人気、人情刑事・道原伝吉シリーズ!
  • 冷たい雨の降り続いていた上高地のホテルに、全身びしょ濡れ顔面蒼白の女性が2人転がり込んできた。
    事情を聞くと、5ヵ月前に岳沢で雪崩に巻き込まれて死亡した早坂竜次の追悼のためにやってきた、彼の娘と妻の妹だという。そして、一緒いたはずの、妻の知恵、さらには同行していた山岳ガイドがいなくなったという。
    捜索隊は山中で首を真横に切られた知恵の死体を発見。さらに翌日には上半身黒焦げの山岳ガイドの死体が見つかり、異様な事件に発展していった。
    犯人を追って、山岳事件のスペシャリスト・安曇野署の道原伝吉が動き出す。ゾクゾクする長編山岳ミステリー。
  • 「本気で人を殺したいの」と、友人の同級生から相談された女子大生の恵理は、困惑と心配の末に、ツテを頼って長野県警豊科署の刑事・道原伝吉に相談した。多感な女性の冗談では済まされない気配を感じた伝吉は、内偵を進める。すると、彼女には思いもかけなかった過去があることがわかった。
    同じ頃、山中で男性が殺された。その男の携帯には、「人を殺したい」と告白した女子大生の電話番号が登録されていた。
    息詰まる捜査、いくつものどんでん返しに驚愕させられる、見事な推理ストーリー!
  • 長野県松本市で、ホテルの完成祝賀パーティーが開かれた。
    国会議員、県会議員、市町村議員、そして長野県の財界人が集まる中、殺人事件が起きた。
    被害者は、財界の重鎮。毒殺だった。
    周囲には、秘書、役員、ホステスなどもいたが、誰ひとりとして、殺人が起きた瞬間を目撃していなかった。
    誰がどんな殺意をもっての非道な行為をしたのか。
    道原伝吉刑事は、被害者の過去を洗い出すチームに配され、地道に捜査に当たる。そして、被害者が裸一貫から財界人として成り上がってきたことがわかり、そこに何かがあると思いを巡らした。「偽装」より。
    人情刑事道原伝吉が犯人の殺意を読み解く、全6篇を収めた短篇集。なお、収録の「避難命令」「弱味」は短編集『白銀の暗黒』にも収められています。
  • 連日雪が降り続いていた3月の北アルプスで、男性3名女性1名のパーティーが遭難した。幸い3名は救助されたものの、男性1名が行方不明のまま捜索が打ち切られた。
    2か月後、パーティーのリーダーだった真中荘平から再び救助要請が入った。
    行方不明の男性を捜しに、同じパーティーのメンバーだった古田紀洋と2人で登り、古田が滑落したという。
    翌日発見された古田の遺体頭部には、滑落時に負ったものではない傷があった。
    死因に不審を抱いた豊科署の道原伝吉刑事は捜査を開始する。
    過去と現在が絡み合った、異色長編山岳ミステリー。
  • 新宿駅西口の飲食店街「思い出横丁」にある小さな食堂の店内で、ゴールデンウイーク明け前日の朝に、登山者と思われる服装をした男の刺殺体が発見された。
    所持品の中に長野県警豊科署の刑事・道原伝吉という名刺が入っていたことから、男は日東自動車に勤務している相沢敬三だと判明する。
    相沢は、数日前に後立山連峰の針ノ木岳という山で刺殺された、同じ会社の梅津文大と交友関係があった。
    ふたつの殺人事件の関連を、道原刑事は追い始める。長編山岳ミステリー。
  • 長野県警諏訪署の刑事・道原伝吉の家では、娘の比呂子のために買った一眼レフのカメラをいじりながら団らんを楽しんでいた。
    伝吉はその時、200ミリのズームカメラの距離を合わせる目盛りを見て、天狗岳で遭難死した男性のカメラの目盛りに不審を抱いた。
    刑事の勘だった。それをきっかけに捜査を開始し、急きょ飛んだ鹿児島県の屋久島に飛んだ。そこでは、殺人事件が次々に起きていった――。
    人情刑事・道原伝吉が南に飛び、北に向かう!
  • 上高地に向かうと出かけた山岳エッセイストの柴崎舟が失踪した。彼は一年後、日光・戦場ヶ原で刺殺体となって発見された。北アルプスへの登山のために上高地に向かったはずなのに、日光で殺害されたのか。エッセイを依頼した出版社の担当編集者の天満澄代は、好奇心も手伝って、この事件を追うことになった。道原伝吉は、彼女に的確なアドバイスを送ることで、事件を後方から支えていく。ついには、劇的な展開を迎え、事件は人生の悲劇をあぶりだす!
  • 東京の開業医千堂士郎が焼岳で遺体となって発見された。検視の結果、転落による事故死ではなく、殺害されたとの結論となった。手掛かりがまったくないため、長野県警豊科署の道原伝吉は、部下の伏見とともに、殺された千堂について調べることからはじめた。身近な者の誰かが殺害を企てたはずとの直感を頼りに、丹念に被害者を調べ、複雑な家族関係、家族も知らない秘密などがじわじわとあぶりだす――。それぞれの人生が、なにかをきっかけにからまるうちに、殺人の動機の芽生えとなることを人情刑事が赤裸々に暴いていく。
  • 日本三名山に選ばれている立山でドラマの撮影中だった主演の女優・串田加緒里が殺害された。
    めきめきと人気の出てきていた加緒里は長野県警大町署の刑事・串田正義の妹だった。
    正義は山行中に何者かに突き飛ばされて身の危険を感じていたことが二度もあった、と妹から聞いていた。
    正義はかつての同僚で豊科署の刑事・道原に相談をしていた。そんなさ中の事件だった。
    何人かの容疑者が浮かび捜査が難航するうちに、彼らの父親・串田光正も殺害されてしまう。
    事件は串田家への怨恨か?
    捜査すればするほど、真相は深い謎の中に封じ込められるかのように思えた。
    だが、執念の刑事・道原伝吉はわずかな手がかりから犯人を追い詰めていく。
    長野県警の人情刑事・道原伝吉シリーズ。
  • 北八ヶ岳の山々の一つ、縞枯山は各地で桜の便りがきかれるようになった春先でも、まだ雪が舞っていた。
    そんな中、行方の分からなくなった若い女性の捜索を始めた。
    警察の捜索隊を中心に、登山パーティや山小屋の主人も加わった大規模な捜索にもかかわらず、行方不明の女性の発見には至らなかった。
    かわりに右目を錐のようなもので刺され凍死したと思われる男を見つけた。その後、女の遺体が見つかったが、それは、行方不明になった女とは違っていた。
    長野県警諏訪署の刑事、道原伝吉と貞松らが捜査を始める。
    無関係だと思われた二つの遺体の関連性が次第に明らかになるにつれて事件は複雑で意外な展開を見せ始める。
    道原と貞松の二人の刑事は、東北から関西に至る広域捜査で犯人を追う。
    道原刑事の山岳ミステリーシリーズ初期の刮目作!
  • 5月の長い連休が明けて、北アルプスに登った男が予定日を過ぎても戻らないという連絡が長野県警豊科署に入った。
    県警から連絡を受けた山岳救助隊は、徳本峠小屋の近くで、絞殺された女と捜索願の出ていた男の転落死体を発見し、道原伝吉をはじめとした刑事たちが検死と現場検証に出向いた。
    状況から推して、無理心中という見方があったが、道原は雪の荒れた跡の不自然さから他殺の疑いを持った。
    関係者にあたるうちに、この事件の鍵は、ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原にあると突き止め、19年前のある男の不審死にかかわっていることを見抜く。
    複雑な人間関係を解きほぐし、意外な展開を見せる人情刑事・道原伝吉シリーズのスリリングな傑作。
  • 上高地近くの、林道から外れた茂みの中で女の死体が見つかった。
    10年ほど前に銀座でホステスをしていた女だった。その線から蕎麦屋の店主と娘を連れて駆け落ちをしていたことが判明する。当時2歳だった娘は中学生になっていた。長野県諏訪でひっそりと3人で暮らしていた。
    同居していた元蕎麦屋店主の行方も知れなかった。
    娘はいったんは殺された母親の福島の実家に預けられたが、出奔してしまう。
    どうやら2人は行動を共にしているらしいと読んだ捜査員たちは行方を追い始める。
    しばらくたって、女の新しい交際相手だと思われる諏訪の工場経営者が殺される。ますます元蕎麦屋店主への疑いを強くした道原たちは、長野から北海道への執念の追跡を始める。
    大好評! 長野県警豊科署・道原伝吉刑事シリーズ。
  • 北アルプスの丸山ケルンあたりで猛吹雪を避けていた登山グループが、偶然、雪の中から赤いダウンジャケットを発見した。
    それはつまり、遭難者がいることを暗示していたが、周辺で何かを見つけることはできなかった。
    安曇野署(旧豊科署)の刑事・道原伝吉は必ずや何かあると信じ、ダウンジャケットのポケットにあった豊科のレストランのレシートを頼りに、遭難者を捜すことからはじめた。
    伝吉の勘は当たる。
    地道の捜査によって、雪の中から見つかったダウンジャケット一着から、男と女の過去と殺意を明らかになっていく。
    読み応え十二分の秀逸山岳ミステリー!
  • 北アルプス北穂高南稜で、深い霧の中、40代の男が行方不明になった。
    ヘリコプターを飛ばし、捜索した結果、遺体で発見された。
    不倫している若い女性との山行であった。
    単なる事故とみられたが、長野県警豊科署の道原伝吉刑事は、現場の不自然さから、殺人事件であると見抜いた。
    ここから地道な捜査がはじまるが、2週間後、被害者の同僚女性が殺されてしまう。
    仕事が関連していると思われたが、社長は、頑なに否定し、捜査にも協力を拒む姿勢をみせた。
    捜査は行き詰りをみせる中、道原伝吉刑事は、執念で打開していくが……。
  • 長野県安曇野の秘湯、中房温泉の宿から泊り客の行方不明が報告され、翌日転落死体で発見された。
    死体で発見されたのは同じ長野県の南信州の標高1000メートル以上の山村に東京から移り住んだ男だった。
    男は妻と次女を東京に残し、問題を抱えた長女を山村の「寮」に“留学”させていた。
    転落事故死かと思われたが、偽造された遺書、不思議な記号が書かれた地図らしきものなど、不審な遺留品が見つかった。
    安曇野署の刑事・道原伝吉は殺人の疑いを強くし、記号はラブホテル、巨大な歓楽街・新宿歌舞伎町ではないかと目星をつける。
    新宿署の協力を得て捜査を開始するうちに、歌舞伎町を舞台にしたドロドロとした人間関係や、東京と信州を結ぶ因縁が見え隠れしてきた。
  • 北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。
    夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。
    翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。
    捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。
    表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。
    道原伝吉の、真実を見つけ出そうと不断の努力をつづけ、事件にひたむきに向き合う彼の姿に痺れるだろう。
  • 人里離れた北アルプス烏川渓谷の発電所で、少女がひとりでいるところを発見された。
    なぜ、この少女はここにいたのか。
    体が冷え切った少女は何も語らない。それは話したくないのか、精神的なショックを受けたせいなのか。
    報せを受けた豊科署刑事・道原伝吉は、少女が見つめていた草むらを捜索することを指示すると……。
    感涙必至、人情刑事伝吉が本領発揮!
    人のやさしいまなざしが事件に気づき、人を思いやる気持が事件を解決させていく──。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    長野県警豊科署の人情刑事・道原伝吉が直面する3つの難事件。
    「岩稜の記憶」
    鶴田家の長女・左蓉子の結婚式当日、新婦の父・晴良が溺死体となって上高地梓川上流のダムで発見された。
    晴れの日に自殺などするはずもない。が、他殺と断定する証拠もなかった。
    所轄の豊科署刑事・道原伝吉は、晴良がなぜ、長女の結婚式当日の朝、ダムに行くことになったのかを推理し、地道に捜査をつづけると……。
    「氷雨の感染」
    長野県穂高町で、宅配業者が見つけたのは、玄関に溜まっていたおびただしい量の人血だった。
    この失血量ではとても生きてはいられないはずだが、人はどこにも倒れていなかった。
    死体なき殺人事件の様相を呈するなか、捜査を進める道原伝吉は、その家に、殺意が潜んでいるのを読み取った……。
    「高峰の掟」
    豊科署長宛に、「宮坂刑事の妹は『変態教室』というAVに出演している」といった内容の手紙が送られてきた。
    名指しされた刑事とその妹は実在し、妹は現在、行方がわからなくなっていた。
    刑事課次長から相談を受けた道原伝吉は、東京に出向き、AVの制作会社を訪ねることからはじめた。
    思わぬ展開に向かうなか、人情刑事・道原伝吉の胆力は見事であった。
  • 殺される理由などあるはずのない、善良な男が殺された。
    すぐさま長野県警豊科署に捜査本部が設置されたが、犯人検挙に結びつくものは何もなく、難しい捜査を強いられた。
    行き詰まった捜査が動きだしたのは、殺された被害者とともに北アルプス常念岳に登っていたもうひとりの男の死だった。
    ふたりの男たちはなぜ死ななければならなかったのか。
    人情刑事・道原伝吉は、男たちの死に至る理由を、苦悶しつつ突き止めていく。
  • 白バイで暴走車を追跡中だった諏訪署交通課の浜中良秀が亡くなって一年半あまり経ったある日、妹の久絵が旅行先の北海道で消息をたった。
    連絡がとれないだけなのか、行方不明なのかわからない段階だったが、不安になった浜中家の父は、良秀がかつて警察学校で同期だった一色昌平刑事に相談した。
    しかし一色は、浜中家を出た直後、何者かによって射殺されてしまう。豊科署における初めての刑事射殺という大事件となった。
    捜査本部が置かれ、専従となった道原伝吉刑事は、幾重にも重なり、見えなかった事件の深層に、少しずつ近づいていくが、そこには、想像を超える驚きの事実の連続があった!
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    長野県豊科駅の近くでおきた、立てこもり事件が無事解決した。
    ほっとしたのも束の間、あろうことか事件解決にあたっていた機動捜査隊の隊員が、コンビニのトイレに、拳銃を入れていたウエストポーチを置き忘れてしまう。
    大失態だ。
    長野県警はこの失態を挽回すべく、拳銃発見に総力をあげるが、遠く離れた石見銀山の見学坑道内で、その拳銃を使った事件が発生した。
    急きょ、道原伝吉刑事は、事件となった島根の地に出向くことになるが、第二の発砲事件が、今度は長野県の白鳥湖でおきてしまう。
    一見、ふたつの事件に関連はないように思われたが、道原伝吉の執念の捜査によって、遠い過去から複雑に絡み合う宿怨、悔恨がふたつの事件の元になっていたことを突き止める……。
    人の善意と欲得が織りなす協調と背反を、見事に描ききっている。読み応え十分。
  • 南アルプス北岳で男性が死亡した。
    当初、落石の直撃を受けたことによる事故死と思われていたが、近くの平たい石に「ニコロサレタ」と血文字で書き遺していたことが判明し、殺人事件と断定された。
    豊科署刑事・道原伝吉は手掛かりが少ないなか、地道に捜査を進める。
    そして、伝吉の人間に対する洞察力が、思わなく展開に導いていく──。
    哀しみとせつなさを織り交ぜて進む、男と女を追う物語の迫力に、圧倒されることだろう。
    読書の悦びとミステリーの愉しみの滋味を心のすみずみで味わえる絶品である。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    手掛かりがなく、迷宮入りやむなしという、手掛かりのない3つの難事件に、豊科署の道原伝吉刑事が足を使い知力と執念で挑む。
    表題となっている「仮面の雪山」。正月の北アルプスで遭難した大学後輩の救助に向かった中丸伊左男は、猛吹雪の中、捜索隊からはぐれ行方不明になってしまう。
    二重遭難となったが、4日後、奇跡の生還を果たす。
    しかし、そこには何かが隠されていた……。
    「月の女神」は、大糸線穂高駅のホームで女性が倒れていたことが事件の発端。
    おびただしい出血があり救急搬送されるが、病院に到着する前に亡くなった。検死の結果、銃弾による失血による死亡とされた。
    数人しかいなかったホームでの銃撃だったが、銃声を耳にした者はいなかった……。
    「絶頂の餓鬼」は、冬の北アルプスを山行していた4人パーティに悲劇が襲いかかった。
    ストーブに使うホワイトガソリンが、水にすり替えられていた!
    1人は生き残るが、3人が死亡。誰が何のためにそんなことをしたのか。
    事件に潜む宿怨を、道原伝吉刑事が炙りだしていく。
  • 登山者の少ない北アルプス霞沢岳で、顔面を無惨に切り裂かれた死体が発見された。
    ポケットにはコスモスの花びらが一枚入っていた。
    八日後、遠く北海道警旭川東署から、旭岳で同じように顔面を刻まれて殺された死体が見つかったとの報告を、長野県警豊科署の道原伝吉刑事は受けた。
    ポケットには同じようにコスモスの花びらがひとつ。
    地道な捜査をつづけるが、連続殺人の輪郭を描けず、被害者に共通することは何も見つけられない。
    捜査本部に行き詰まり感が漂いはじめた頃、第三の殺人の報が入った。
    宿怨を抱く犯人とは誰か。
    そして、殺された者たちに共通する行いとは何だったのか……。
    刑事の鬼気迫る執念が、男たちの闇をあぶりだしていく。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    北アルプス常念岳で登山者が行方不明になった。捜索にあたった山岳救助隊は、稜線から100メートル下った樹の根元で遺体を発見した。奇妙なことに遺体の周辺には、たくさんの足跡が残されていた。死因は凍死のようだったが、不審を抱いた刑事は遺体を解剖に付した。その結果を見て刑事は仰天した
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。
    表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに、別の登山者の凍死体が発見されたことが事件の発端となった。
    「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたことから責任をとって辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。
    「弱味」は、6千万円を持ったまま行方不明になった不動産会社社長の行動を追ううちに、忌まわしい過去をあぶり出していく。
    「岩尾根の告発」では、ピッケルを間違えてられた若者に悲劇が襲いかかる。
    「雪の蝶」では、記憶喪失になった男が、蝶を描くことだけはできるということを知った長野県警豊科署の道原伝吉の見事な推理が冴え渡る。
    「避難命令」では、雪山の小屋から署に犯人移送をはじめた伝吉たち刑事の危機を描く。
    梓林太郎が、巧みで、力強いことをあらためて知らせている。読後感は清涼だ
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。
    当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。
    だが、長野県豊科署の刑事・道原伝吉は捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。
    しかし、目的はわからなかった。
    捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。
    やはり、日比野をかたったものの凶行だった。
    地道な捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    北アルプスから下山した岩佐は、都内の愛人宅の部屋のドアを開けたところで殺害された。
    凶器は、ピッケルと思われ、登山経験者が疑われたが、手掛かりに乏しく、捜査は手詰まりになった。
    そこに、また登山用具を凶器とする殺人が起きた。
    地道な捜査がつづけられたが、犯人どころか、犯人像さえ浮かばなかった……。
    はたして、執念の捜査が実を結ぶのか。
    長野県警豊科署の道原伝吉が、金と色の欲にまみれた連続殺人の深層を暴く!
  • 660(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    ちょうどその日、冬の上高地で、カラマツの木に寄りかかるようにして立つ、氷に閉じ込められた遺体が発見された。いったい誰が、手間をかけた遺体をつくったのか。警察官の妻の射殺と関連ははたしてあるのか。稀にみる難事件に、長野県警豊科署の道原伝吉が挑む!一月下旬の朝、警視庁刑事の妻射殺事件のニュースで持ちきりだった長野県警豊科署に「妙な遭難者を発見」の通報が入った。現場は上高地の小梨平。遭難者は若い男性で、氷柱の中に閉じ込められた形で木の幹に添って立っていた。所持品から身元は割れたが、脇腹を二か所刺されていたため他殺と断定、殺人事件へ。手がかりも殺害動機も掴めず、捜査は難航。担当の道原伝吉刑事も、これだけ犯人像が浮かばない事件も珍しい―と。山岳ミステリーの第一人者・梓林太郎の渾身作。

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