『哲学、1001円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!
1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。 -
中国史上もっとも「けったいな」奇書を縦横無尽に解読。なぜやたらと詩ばっかりなのか? なぜいつもどこかにもぐりこむのか? 『西遊記』はただの冒険奇譚小説ではなかった! 孫悟空・猪八戒や怪物たち、あるいはおびただしい作中詩やダジャレに秘められたシンボリズムを縦横無尽に読解し、中国的思考の迷宮を踏破する。(講談社選書メチエ)
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戦後日本は、戦死者への負い目を忘れ、平和と繁栄を享受した。なぜ私たちはかくも過去を忘却できてしまうのか。本居宣長、折口信夫、柳田國男、小津安二郎、三島由紀夫、丸山眞男らを手がかりに、「家」が崩壊し相対主義が蔓延する現代の虚妄を突き、欧米的「作為」とは異なる「自然」の世界観を解き明かすシリーズ第二弾。
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★★★吉川ひなのさん推薦★★★
どんな環境にあっても、
自分の内なる光を信じること。
そう願うすべての人に
届けたい一冊です。
★★★★★★★★★★★★★★
「心を静め、自分自身の軸を見つける」
外側の声や波立つ感情を静かに手放して、自分らしくいるための65の言葉
ふとした会話、誰かのアドバイス、SNSから飛び込んでくる声。
外からの言葉が増えるほど、自分の内側の声が、どこかへ消えていくような感覚はありませんか。
『あるヨギの自叙伝』は、そんなときにこそ開いてほしい一冊です。
インド出身のヨギでありスピリチュアル教師のパラマハンサ・ヨガナンダが1946年に記し、西洋と東洋にヨガと瞑想の教えを広めた、世界的名著。
スティーブ・ジョブズが生涯愛し、彼の葬儀では参列者に配られたという逸話でも知られています。
道半ばで出会った聖者や賢人たち、そしてマハトマ・ガンジーをはじめとする世界の指導者との対話が、本書には数多く散りばめられています。特定の思想にとどまらず、すべての思想の基礎となる普遍的な真理に焦点を当てているのも、80年近く経ったいまも読み継がれている理由のひとつです。
本書は、その教えを現代の読者にも読みやすい形に編み直した一冊です。専門的な予備知識は必要ありません。
見開きの右ページに原典の「名言」を、左ページにその背景と、いまの生活にどう活かせるかの解説を添えました。
外側の世界に振り回されず、自分自身の内側に目を向けること。
ヨガナンダの言葉は、答えを与えるのではなく、あなた自身の中にある答えを引き出す軸となってくれるはずです。
カバーイラストを手がけたのは、イラストレーターのNaffyさん。手元に置いておきたくなる、静かな存在感のある一冊に仕上がっています。
迷ったときほど、遠くを見るより、自分に還る。
80年近く多くの人の心を支えてきたこの一冊を、今日からあなたの一冊にしてみませんか。 -
★★★高橋メアリージュンさん推薦★★★
本来の自分の可能性は、実は自分が一番知っている。
無限にあるその可能性を信じて、心から笑える人生を送ろうじゃないか。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
思いが信念になり、行動が変わる。
読むたびに、ずっとなりたかった自分に近づける83の言葉
なりたい自分や、理想の生き方がないわけではないけれど、
それに向かえている実感がないまま、なんとなく、毎日が過ぎていってしまう。
このままの自分でいいのだろうか……?
そんなふうに思ったことは、ありませんか?
1937年、世界恐慌の傷が癒えぬアメリカで、後に世界中で読み継がれる一冊の本が出版されました。それが、バージニア州の貧しい家庭に生まれ、自らの力で道を切り拓いた著者ナポレオン・ヒルによる『思考は現実化する』です。
「成功できるかどうかは、お金や才能ではなく、マインドセット(考え方や信念)で決まる」
「『自分ならできる』という思いこそが、行動を変える」
出版から90年近くが経った今も、ヒルが伝えるメッセージは、シンプルで力強いものです。
思っているだけでは、何も変わりません。でも、思考が確かな信念に変わったとき、初めて人は動き出せるのです。
そして、行動が変われば、見える景色も、たどり着く未来も変わっていきます。
本書は、この『思考は現実化する』のエッセンスを、もっとも平易に、わかりやすく仕立て直した一冊です。
見開きの右ページに『思考は現実化する』の「名言」、左ページに「現代のあなたへのアドバイス」として解説を添えています。
明確な目標の描き方、迷いや恐れとの向き合い方、粘り強く続けるための具体的なコツなど、
難しい理屈も現代向けにわかりやすく紹介。今日から、少しずつ試せることばかりです。
カバーイラストを手がけたのは、人気イラストレーターの森優さん。持っているだけで、「なりたい自分」に少し近づいている、そんなポジティブな実感をくれる、お守りのような一冊です。
90年以上世界中で愛され続ける「成功哲学」を、今日からあなたの人生に取り入れてみませんか。 -
プロドラマーから社労士に転身して見つけた「自分を大切にする働き方」
大好きな音楽を職業にし、念願のメジャーデビュー。数々の大舞台でスティックを握り、夢を叶えたプロドラマー山中綾華の初著書。
「この道に人生のすべてを懸ける」「組織を止めてはいけない」 そんな強い使命感と責任感の中で、がむしゃらに走り続けてきた著者は、ある時一つの問いに直面します。
―――大好きなドラムを、一生嫌いにならないためにはどうすればいいか
著者がたどり着いた答えは、執着を手放し、「ライスワーク(生活の糧)」と「ライフワーク(生きがい)」を切り分けるという、勇気ある戦略的選択でした。
未経験から猛勉強の末に国家資格を取得し社会保険労務士となった現在は、実務の専門家として企業を支えながら、現役のプロドラマーとしてサポート演奏やレッスンなど、多岐にわたる活動を続けています。
本書では、表現者としての感性と、法律で働く人を守る専門家としての視点を掛け合わせ、真面目すぎる人が「仕組み」で自分を守るための方法を伝授します。
本書では、限界に近づいている心身のサインの気づき方や、有給休暇、傷病手当金、休職制度といった知っておくべき労働のルールをわかりやすく解説。また、給与明細の見方や年収の壁など、働く上で知らないと損をする実践的な制度の話も網羅しています。
今の毎日にモヤモヤしている人、仕事に追われて自分を後回しにしている人にむけてライスワークとライフワークを切り分け、自分らしく人生を整え直すヒントが詰まった実用エッセイ。 -
ノーベル文学賞受賞者の代表作
時間は、時計のような区切られた点の集まりではなく、持続するもの――メロディーを構成する音のように、先行する状態と現在の状態が浸透し合いながら変化していくものである。時計の上で時間が流れたと感じられるのは、持続している意識が記憶しているからであって、真の時間は時計の上ではなく意識の中にある、とベルクソンは説明し、科学の法則における因果律を人間の意識にあてはめることはできないとした。
時間のとらえ方において哲学者カントを批判し、プルーストら文学者に大きな影響を与えた。戦後の実存主義哲学の時代の後にも高く再評価され、サルトルは18歳のときの本書との出会いが、文学から哲学へ向かう決定的契機となった。夏目漱石、サルトル、ドゥルーズほかの英才たちに、哲学と文学との言説の接点の意味を自覚させる役割を果たした一冊。 -
他人ってなんだろう? 自由ってなんだろう? 記憶ってなんだろう?
難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。
刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル!
【本書の内容】
1 意識と実在
2 他人の心
3 記憶と過去
4 時の流れ
5 経験と知
6 私的体験
7 規範の生成
8 意味の在りか
9 行為と意志
10 自由 -
ショーペンハウアーの「幸福論」
「いっさいの生は苦しみである」とみなしたショーペンハウアーが、逆に「生活をできるだけ快く、しかも幸福に過ごす」方法を説いたのが本書である。
『意志と表象としての世界』の哲学が「生活の知恵」として日常生活のなかにいかに応用されるか、ショーペンハウアー本人が具体的に記述している。
ショーペンハウアーにとって「生活の知恵」とは、襲いかかる運命から身を守る方法、この世でもてはやされるものの空虚さを知り、本質的なものを考える力であった。
「私は生活の知恵という概念をまったく独特な意味にとる。つまり生活をできるだけ快く、しかも幸福にすごすてだてと考える。そのための方策を幸福論と名づけてもよい。生活の知恵とは、実は幸福な暮らしかたを教えるものである。」
ゲーテやシェイクスピアなどの引用に富み、楽しく高雅な、厭世的哲学者による「幸福論」。
【目次】
はじめに
第一章 基礎になるまえがき
第二章 人にそなわるものについて
第三章 人が所有するものについて
第四章 他人がいかに思うかについて
第五章 さまざまな教訓と原則について
第六章 年齢のちがいについて
あとがき(金森誠也)
解説(梅田孝太) -
第一人者との問答で流れと主要論点をつかむ、“まったく新しい哲学史入門”再始動!
第4巻のテーマは倫理学! 複雑極まる現代を、私たちはどう生きるべきか。何が正しく、何が許されないことなのか。アリストテレスからはじまり、ベンサム、ミル、カントを経て、ロールズ、ギリガン、マッキンタイア、ヌスバウム、ピーター・シンガーまで、主要な思想家・ジャンルを網羅。特別章では、アナキズムと倫理の深いつながりに迫る。問答形式で哲学を学ぶ面白さを伝える、ありそうでなかった決定版入門シリーズ! -
『大脱走』の裏に隠された「父殺し」のドラマとは? 『エイリアン』が反映するのはフェミニズム的メッセージ? 映画に隠された驚くべき物語構造を読み解く、スクリーンから学べる現代思想、精神分析、ジェンダー。大幅増補の決定版映画論。
物語には構造があり、映画にも構造がある。そして映画の構造を知ることが、人間の欲望の構造を知ることにつながる……。『エイリアン』『大脱走』『裏窓』などハリウッド映画の名作を題材にした映画論にして、ラカンやフーコーなど現代思想の入門テキストとして高い評価を受けた旧版『映画の構造分析』に、『君たちはどう生きるか』『ドライブ・マイ・カー』『怪物』『福田村事件』など、近年の話題作を分析した論考を大幅増補した決定版映画論。解説= 春日武彦。
「あらゆる芸術作品は、それについて語られた言葉をも含めてはじめて「作品」として成立していると僕は思っています。僕たちは作品について語ることを通じて、作品にある種の「付加価値」を付与している。(…)だからこそ、美術批評とか文芸批評という分野が存在しているわけです。さまざまな芸術活動の中でも、とりわけ映画は批評の占める割合が多いと僕は思います。(…)集団の創造という点で映画に匹敵するジャンルはありません。」(「あとがき」より)
【登場する作品】──『エイリアン』『大脱走』『北北西に進路を取れ』『ゴーストバスターズ』『裏窓』『秋刀魚の味』『私を野球につれてって』『ゴッドファーザー』『君たちはどう生きるか』『ドライブ・マイ・カー』『ハウルの動く城』『怪物』『福田村事件』『愛の不時着』『秋日和』『三島由紀夫VS東大全共闘』… -
皮膚科学研究者が、生命について、ヒトの内界と外界を隔てる皮膚の抽象概念でもある「境界」をキーワードに読み解いていく。専門の皮膚感覚から出発し、意識、言語を踏み台に、創造、芸術まで、関連諸科学の研究を紹介しながらたどる哲学的生命論。
▽▼ 主要目次は下記 ▼▽
★阿部公彦氏(東京大学教授)推薦!
伝説の皮膚学者・傳田光洋さんの探究エッセイ。
皮膚はすごい! 人間はすごい! から出発した
傳田さんの到達点は、
「生命現象はすべて境界にある」
おもしろ実験エピソードを紹介しながら縦横無尽に科学の各領域をつなぎ、
あれよあれよという間に話題を広げて意識、言語、社会、芸術までやわらかく
語り尽くす本書は、〈文系自認〉の人にも入りやすい理想の「知の教室」。
知はおもしろく、美しい。
傳田トーク、きっとクセになりますよ。
【主要目次】
はじめに
序章 場というもの(「場」とはなにか/バーの「生命場」/分子生物学の進展/皮膚のバリアの場/境界への注目/脚が生える場/身体が記憶する)
第1章 場に操られる人間(磁場が生体に及ぼす影響/月に宇宙に惑う/においの場/ボイドと集団場)
第2章 境界場の存在(化学的な場/生命現象はすべて境界にある/原初の生命)
第3章 境界場の意味(もつれてゆく世界/境界と内界/多様性への指向/境界のみが外界を知る/ろくでもない境界/皮膚感覚の異常と困惑する自我/さまよいだす自我)
第4章 人間の意識(あいまいな意識/意味を見出したがる意識/五感から世界を構成する意識/内界は外界を知らない)
第5章 内界の虚構(未来は予測できるが過去は推察できない/われわれの暮らす世界の時間の流れ/因果律という虚構/因果律の学習/未来は非決定的)
第6章 意識という場(進化論を少し/ナラティブモジュールとストーリーモジュール/抽象の意味と無意味/境界を抽出する/境界を作る言語/抽象化とシミュレーション/言語と創造)
第7章 言語の場(言語が生まれる前/ネアンデルタール人の「作品」/ホモ・サピエンスの作品/ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの遺伝子の違い/音声言語の起源/ジェスチャーから言語へ/象徴としての言語/言葉の予言性/言語が歪める時空間/言語による偽りの場/神の不在と「意識」の暴走)
第8章 境界の運命(境界は常に更新され続ける/内界の論理からの逸脱/精神的素因と創造性/「常識」から「創造」へ)
第9章 創造について(想像の力/外界を能動的に探索する/自動化する意識/科学的創造/科学的発見の背景としての「場」/芸術的創造/科学的創造と芸術的創造の違い/創造に必要なもの)
第10章 自然との対話(自然と隣り合ってきたヒト/自然のささやき/情報エントロピーの高低と認知能力/自然の情報エントロピーによる注意力の回復/創造をもたらすフラクタル)
第11章 芸術が永遠に触れるとき(芸術と時間の流れ/異端者が開く地平/永遠という概念を人間はどうして持っているのだろうか/絵の中の永遠/創造する者の孤独)
最後に――後書きにならない後書き -
<全体=内部+境界+外部>であり、境界は内部→外部、また外部→内部と意味を変容し得る──。他に類を見ない数学的・哲学的スタイルで近代日本文学の常識を覆した『意味の変容』。若き日を放浪のうちに過ごした異能の作家・森敦が、光学工場やダム建設現場での思索を結晶させた究極の私小説であり、その理論を代表作『月山』などにおいて具現化した文学論でもある。新編にあたり、空海の足跡を辿りつつ真言密教を独創的に読み解いた『マンダラ紀行』、京城で過ごした幼少期に始まる豊饒な半生をユーモラスに語り尽した『十二夜』を併録。森敦の思想の全貌を明らかにした決定版。
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「考える」というのは人間だけに可能な営みなのか? そもそも「考える」とは、いったい何をすることなのか?――本書は、そんな根本的な問いに正面から取り組みます。
『考えるという感覚/思考の意味』というタイトルを見て、おや? と思うかたもいらっしゃることでしょう。本書の原題Der Sinn des Denkensには二つの意味がかけられている、と著者マルクス・ガブリエルは明言しています。一つは、「考えること(Denken)」とは、見ること、聞くこと、触ること、味わうことなどとまったく同じように「感覚(Sinn)」である、という意味。例えば、私たちは見ることでしか色には到達できませんし、聞くことでしか音には到達できません。それとまったく同じように、考えることでしか到達できないものがある――それが本書のタイトルに込められたもう一つの意味である「意味(Sinn)」にほかなりません。
「考える」とは「自然的現実と心理的現実のあいだのインターフェース」だと著者は言います。もっとくだいて言えば、私たちが現実と触れ合う、その接点に生まれるもの、と言い換えてもよいでしょう。その意味で、ガブリエルが「三部作」として構想した三冊のうちの第一作『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)で扱われた「世界」と、第二作『「私」は脳ではない』(同)で扱われた「私」との接点に生まれるのが、「考えること」そのものなのです。私たちは、考えることで「かけ離れたいくつもの現実を結びつけ、それによって新たな現実を作り上げる」と著者は言います。つまり、考えるとは「結びつき」を作り、その「結びつき」を認識することです。
「ポストトゥルース」と呼ばれる現実が席捲する一方で、AIによって人間の知的な営みが奪われ、いつかは「考えること」そのものさえ人間には必要なくなるのではないかと考えさせられる今日、もう一度、原点に立ち返って考えること。本書をもって完結する三部作で、著者マルクス・ガブリエルは、人間にしか可能でない未来への希望を語っています。
[本書の内容]
序 論
第1章 考えるということの真実
第2章 考えるという技術
第3章 社会のデジタル化
第4章 なぜ生き物だけが考えるのか
第5章 現実とシミュレーション
本書のおわりに -
中谷彰宏が2500年の哲学の偉人をイッキに解説
自己啓発のトップランナー中谷彰宏が初の「教養書」を執筆。2500年の哲学の歴史で欠かせない偉人達をイッキに解説する。中谷彰宏が2500年の哲学の偉人をイッキに解説
自己啓発のトップランナー中谷彰宏が初の「教養書」を執筆。2500年の哲学の歴史で欠かせない偉人達をイッキに解説する。釈迦やイエスキリストも思想家だと言い切る斬新な切り口が面白い。哲学者のおじさん達が時代の荒波に翻弄されながらも、「自由と幸せ」を求めて戦った切ないストーリーとしても楽しめる。哲学者初心者から、往年の中谷彰宏ファンに向けた「冒険の書」だ。
【この本は、3人のために書きました】
(1)哲学は、興味があるけど、難しいと挫折した人。
(2)壁にぶつかっている人。
(3)生まれ変わりたい人。
【哲学は、青春論だ。青春とは、正解を見つけることではなく、自分に問い続けることだ】
高校時代の私はあまのじゃくだったので、みんなが受験でとらない国語と倫社が大好きでした。
受験科目ではない倫社は、みんなは捨てていました。
私は倫社の教科書を学校で使っていない出版社のものまで全部買いました。
出版社によって書き方が違うからです。
私は、4月の頭にもらう教科書をその日のうちにすべて読んでしまう主義でした。
教科書も、私にとっては「本」なのです。<br最初の授業の時に、八田幸雄先生は「どんな授業をしてほしいですか」と聞きました。
みんなが「まだやってないし」と困惑している中で、私は手を挙げて、
「ジャン・クリストフをお願いします」と言いました。
私は「ジャン・クリストフは文学で小説。これが授業でいいの」?と思っていました。
八田先生は「ジャン・クリストフ、いいですね。やりましょう」と言ったのです。
その教科書はいまだに持っています。
私の中では、『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン著)は、まさに青春小説です。
哲学は、青春論です。
「いかに生きるべきか」がテーマです。
「青春とは何か」という課題は、実際はそれを考えること自体が青春です。
大人は「そんなもの決まってるじゃないか」と言います。
部下が「なんでこうなんですか」と聞くと、上司に「しょうがないよ。
決まってるんだ。オレもこう教わってきたんだ」と言われます。
「決まってる」に対して「そうなの」?と思うのが、青春であり、哲学です。
哲学は「なんで」?ということです。
世界が転換期を迎えると、世界中で哲学者が一気に出てきます。
そういうことをみんなが考えるようになるのです。
今は正解のない時代です。
今までの正解通りしていればいい時代から、それでは答えが見つからない時代になりました。
だから、こうでもない、ああでもないと考えることが大切です。
正解が見つからないのではなく、新しい正解をつくっていく時代が来たのです。
(「まえがき」から) -
人が生きていく上で、法はどのような働きをするか。先人の思想の系譜を読み解き、法と共により善く生きる道を問う、法思想史入門書。ロングセラーの新版。
現代の日本の法律家の大部分はーーおそらく世界の法律家の大部分もーーカントやヘーゲルなど読んだこともないし、そんなことを意識したこともないのではないでしょうか。それでも、過去の思想は意識されることもなく、現に生きている人々の思考を捉え、束縛しているものです。カントやヘーゲルに捉えられているのはましな方で、訳の分からない三流思想家に操られていることも少なくありません。それと意識することもなく過去の思想に操られるよりは、自分がどのような立場を取っているか、それを明確に意識した上で、とるべき行動を判断する方が望ましいはずです。(「あとがき」より)
【目次】
はしがき
序章 法はあなたにとってどういう存在か
Ⅰ 「飼い馴らす」ことで得られるかけがえのなさ
Ⅱ 価値があるものは限られる
Ⅲ あなたにとっての国の価値
Ⅳ 本書の課題
文献解題
第1部 国家はどのように考えられてきたか
第1章 何のための国家か
Ⅰ 権威に従う理由
Ⅱ 国家が権威を持つとき
Ⅲ 国家の権威の限界と個人の選択の範囲
Ⅳ 小結
文献解題
第2章 平和と自己防衛を目指す国家──トマス・ホッブズ
Ⅰ 生の意味──モンテーニュからグロチウスへ
Ⅱ 判断基準となる国家の設立
Ⅲ ホッブズと宗教
文献解題
第3章 個人の権利を保障する国家──ジョン・ロック
Ⅰ 自然状態における個人の自由
Ⅱ 政治権力はいかにして樹立され、解消されるか
Ⅲ 最終判断は神による裁き──抵抗権論
Ⅳ ロック政治思想の限界と可能性
文献解題
第4章 自由を保全する国家──ジャン・ジャック・ルソー
Ⅰ ルソーの問い
Ⅱ 一般意思とは
Ⅲ 大衆を導く世にも稀な「立法者」
Ⅳ ホッブズを読むルソー
文献解題
第5章 永遠に完成しない国家──イマヌエル・カント
Ⅰ 他者の敵対心からの保障
Ⅱ 定言命法と道徳格率の多様さ
Ⅲ お世辞は反道徳的か
Ⅳ 「私の」社会の法秩序
Ⅴ 人間性というねじ曲がった素材
文献解題
第6章 人々がともに生きるための立憲主義
Ⅰ 公と私の区分の必要性
Ⅱ 基本的人権の保障と政教分離
Ⅲ 正義の状況
文献解題
第2部 国家と法の結びつきは人々の判断にどう影響するか
第7章 法の規範性と強制力──ケルゼンとハート
Ⅰ ザインとゾルレン
Ⅱ 法予言説の問題点
Ⅲ ケルゼンの「根本規範」
Ⅳ ハートの「認定のルール」
Ⅴ 法による強制をどう見るか
文献解題
第8章 法と道徳の関係──ハートとドゥオーキン
Ⅰ 道徳をどうとらえるか
Ⅱ 裁判官の良心
Ⅲ 「正解」を求めて
Ⅳ すべては解釈なのか
文献解題
第9章 法が法として機能する条件
Ⅰ 「法の支配」
Ⅱ 法と道徳の必然的関係?
Ⅲ 「法の支配」の限界
Ⅳ プラトンとアリストテレスの考えた法の限界
文献解題
第10章 法と国家──どちらが先か
Ⅰ 憲法がないと国家もない
Ⅱ 法人としての国家
Ⅲ 憲法制定権力の存否
Ⅳ 国民の代表とは
Ⅴ 宮沢俊義の「国民代表の概念」
Ⅵ ケルゼンの民主政観
文献解題
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか
第11章 なぜ多数決か
Ⅰ 人民による人民の支配
Ⅱ 一人一人の意見の尊重
Ⅲ 議会の選挙と人民投票
Ⅳ 正解を求める手段としての多数決
Ⅴ 多数決の過ちをどう防ぐか
文献解題
第12章 民主政の過去から学ぶ
Ⅰ 多数の判断はより善い判断である──アリストテレス
Ⅱ 大衆に判断はできない──プラトン
文献解題
終章 法に従う義務はあるか
Ⅰ ソクラテスはなぜ死刑判決を受け入れたのか
Ⅱ 「人は殺すな」はどのような法か
Ⅲ 国家の能力を見極める
Ⅳ 正しい政府を支えるための遵法
文献解題
補論 道徳がすべてなのか
Ⅰ 道徳の普遍性
Ⅱ 定言命法の空虚さ
Ⅲ 盗賊の人格と道徳の衝突
Ⅳ 妻を救うべきか
文献解題
あとがき
事項索引
人名索引 -
幸せを獲得するためにすべきことが詰まった「実践哲学」の書!
天文学、生物学、詩学、政治学、論理学、形而上学などあらゆる分野の学問の基礎を確立し、「万学の祖」と呼ばれる古代ギリシャの哲学者アリストテレス(前384-前322)。彼が「倫理学」という学問を歴史上初めて体系化した書物が『ニコマコス倫理学』だ。
「倫理学」と訳されているギリシャ語は「人柄に関わる事柄」という意味で、彼が倫理学と呼ぶものは、義務や禁止といったルールを学ぶことではなく、どのような人柄を形成すれば幸福な人生、充実した人生を送ることができるのかを考察することだった。
アリストテレスは、幸福とは人間がもっている固有の能力を発揮することであり、そのためには、外的な幸運を生かすための内的な力である「徳(アレテ―)」を身につける必要があると考えた。その「徳」は一定の行動を繰り返し習慣化することで「性格」となり、身につけることができるという。また、人間同士の相互的な絆のことを「友愛(フィリア)」と呼び、それらを分類・分析することで、幸福になるために必要な友愛とは何かを明らかにすべく、思索を深めていく。
「幸福とは何か」を多角的に考え抜き、それを獲得する方策を説いたのが『ニコマコス倫理学』であり、現代人にとっても大切な「正義」や「欲望」、「生き方」や「友情」などの在り方について、読者がわが身に引き付けて考えるための「実践の書」なのだと、著者はいう。その発展的受容という観点から、特別章を加筆。キリスト教とギリシャ哲学を融合させたトマス・アクィナスの思想に『ニコマコス倫理学』の実践を見る。
【内容】
はじめに 「いかによく生きるか」を考える学問
第1章 倫理学とは何か
第2章 幸福とは何か
第3章 「徳と悪徳」
第4章 友愛とは何か
ブックス特別章 アリストテレスとトマス・アクィナス ~『ニコマコス倫理学』から『神学大全』へ
読書案内
おわりに -
近代哲学を乗り越え、未来へと向かう哲学史の流れを一挙につかむ!
日本における哲学研究の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第3巻の舞台は、19、20世紀。果たして近代哲学はいかに乗り越えられ、新たな哲学を生み出すことになったのか。フッサール、サルトル、ウィトゲンシュタイン、アドルノ&ホルクハイマー、フーコー、ドゥルーズ、デリダ……。代表的な哲学者、主要哲学ジャンルを網羅するとともに、より良い未来に向けて哲学史を活かしていくための特別章を収載。「聞き書き」によって哲学史の核心と面白さに迫る。ありそうでなかった決定版入門シリーズの完結編。 -
哲学者たちは何と向き合ってきたか?
日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾! -
日本初の哲学YouTuberによる、“これまでになくおもしろい”哲学の教科書!
\著名人も推薦!/
読書猿氏(『独学大全』著者)「哲学の森への招待状、届きました。」
飲茶氏(『史上最強の哲学入門』著者)「“史上最強”を超える本が出てしまった!」
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【累計100万部突破シリーズ最新刊!】
西洋哲学史を1時間で解説する動画が13万回、5時間半におよぶ西洋古代哲学史の講義動画が12万回など、これまでの動画総再生回数は400万回を超える哲学YouTuberによる“画期的な”哲学入門書が誕生!
小難しい用語や抽象的な説明ばかりで、つまらないと思われがちな哲学。
ですが、この壮大な学問は、たった2つの哲学思想から始まります。そして、その後の思想同士の対立構造が「哲学の歴史」を形作っているのです。
本書では、難解な哲学用語や年号を用いることなく、大学4年間の哲学の基礎を、1つのストーリーで学べます!
古代から現代まで、60人の哲学者を網羅的に取り上げた、一生役立つ教養が身につく必読の1冊!
現役の学生さんから学び直しをしたい社会人の方まで、幅広い年代層におすすめの教科書です。
※カバー画像が異なる場合があります。 -
狂うのが、愛。憎むのが、恋。
哲学は「恋愛」を語ることから始まった。
クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか?
――すべて哲学が答えます。
現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!!
紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、
サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。
彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、
その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを
考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。
本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い
視野の元で捉え直していく。
【目次】
・はじめに
・第1章:なぜ誰かを愛するのか?――プラトン
・第2章:なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト
・第3章:なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル
・第4章:永遠の愛とは何か?――キルケゴール
・第5章:なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル
・第6章:女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール
・第7章:なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス
・おわりに -
有意義な対話のためのレベル別・超実践ガイド
分断と二極化の時代、考えが極端に異なる人とも礼節と共感を保って会話・対話をするにはどうしたらよいか? 友人や家族との会話、ビジネスでの交渉、SNSでの議論……よい会話のための入門級の基礎知識から、強硬派・過激派に対処するための達人級のテクニックまで、すべてを網羅した実践的マニュアル。
リチャード・ドーキンス氏推薦
「すべての人がこの本を読めば、世界はもっとよい場所になるだろう」
戸田山和久氏推薦
「著者たちの思想も行動も気に入らない。なのに、本書には学ぶべき価値あることがギッシリつまっている。というわけで、私は、極端に考えが違う人たちから「根本的に異なった考えをもつ人と語り合うスキル」を教えてもらったのだ。稀有な読書体験を与えてくれた本書に感謝。分断のあっち側にいる人もこっち側にいる人もぜひ読みましょう」
【目次】
第1章 会話が不可能に思えるとき
第2章 入門:よい会話のための9つの基礎
──通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法
第3章 初級:人の考えを変えるための9つの方法
──人の認知に介入する方法
第4章 中級:介入スキルを向上させる7つの方法
──(自分を含む)人の考えを変えるための効果的スキル
第5章 上級:揉める会話のための5つのスキル
──会話の習慣の見直し方
第6章 超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル
──会話のバリアを突破すること
第7章 達人:イデオローグと会話するための2つの鍵
──動かざる人を動かす
第8章 結論
謝辞
原注
監訳者解題
参考文献
索引
【著者・訳者】
ピーター・ボゴジアン(Peter Boghossian)
1966年生まれ。アメリカ合衆国出身の哲学者。主たる関心は、批判的思考や道徳的推論の教育に関する理論とその実践。ソクラテス式問答法を活用した囚人教育プログラムの研究によってポートランド州立大学から博士号を取得し、2021年まで同大学哲学科で教員を務めた。意見を異にする人びとが 互いの信念や意見の根拠について理性的に話し合うためのテクニックである「路上の認識論」(Street Epistemology)を提唱。著書に、『無神論者養成マニュアル』(A Manual for Creating Atheists , 2013)など。
ジェームズ・リンゼイ(James Lindsay)
1979年生まれ。アメリカ合衆国出身の文筆家、批評家。テネシー大学ノックスビル校で数学の博士号を取得。宗教やポストモダン思想の問題を分析・考察する論考を多数発表している。著書に、『「社会正義」はいつも正しい――人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ共著、山形浩生+森本正史訳、早川書房、2022年)など。
藤井翔太(ふじい・しょうた)
1987年東京都生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。関心領域は応用哲学、教育哲学。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス アカデミック・アドバイザー/講師。訳書に、ナンシー・スタンリック『アメリカ哲学入門』(勁草書房、2023年)、ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学――ストア派と哲学的治療の系譜』(共監訳、金剛出版、2022年)など。
遠藤進平(えんどう・しんぺい)
三重県津市生まれ、愛知県名古屋市育ち。慶應義塾大学文学部人文社会学科哲学専攻卒、アムステルダム大学論理学修士課程修了(Master of Logic)。現在、シドニー大学博士課程(Philosophy, PhD)。曖昧さや様相といった伝統的な哲学のトピックから、冗談や脅迫、挨拶のようなコミュニケーションの(ときに哲学分野では非標準的なありかたとして放置されがちな)諸相に関心がある。業績など:https://researchmap.jp/shimpei_endo -
キルケゴールは、本来の自分から目をそらしている状態を「絶望」と定義づけ、この「絶望」こそが、「死に至る病」と説いた。本書『超解釈キルケゴールの教え』では、キルケゴールが残した難解な書物を読み解き、人間が陥る絶望を「無限性の絶望」「有限性の絶望」「可能性の絶望」「必然性の絶望」の4つのプロトタイプに分類。「キルケゴール先生」に扮した著者が、人生相談の形式で、それぞれの絶望からの脱出法を教授する。
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正しいことしか許されない時代に、「誤る」ことの価値を考える。世界を覆う分断と人工知能の幻想を乗り越えるためには、「訂正可能性」に開かれることが必要だ。ウィトゲンシュタインを、ルソーを、ドストエフスキーを、アーレントを新たに読み替え、ビッグデータからこぼれ落ちる「私」の固有性をすくい出す。ベストセラー『観光客の哲学』をさらに先に進める、著者30年の到達点。
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思想界では近年一段と脚光を浴びる一方で,一般には時代遅れのイメージが付きまとうアリストテレス.本書はこの懸隔に架橋すべく,彼が創出した<探究と知の方法>を示したうえで,人間,社会,自然を貫く議論の全体像と核心を明らかにする.現代人の疑問や違和感に向き合いながら,「いまを生きる哲学者」としての姿を描き出す入門書.
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昏迷きわまる現代に、旧約聖書は3000年の時を超えて何を語りかけるか。ニヒリズム、愛、終末等の主題のもとに旧約から24の断章を選び、ニーチェ、キルケゴールら数多の解釈、思想史を渉猟しつつ、新たな読みを提示。時に芸術の内に旧約を見、時に旧約からエイズや援助交際等、現代が抱える諸問題をも考究する。碩学が現代に甦らせる旧約の思想世界。
【目次より】
1.隠れた神 イザヤ書四五章15節
2.ニヒリズム コーヘレス書一章2節
3.偶像禁止の根拠 出エジプト記二○章4節、申命記五章8節
4.創造 創世記一章26―27節
5.愛児の献供(1)哲学者の解釈 創世記二二章1―2節
6.愛児の献供(2)地平の融合 創世記二二章14節
7.沈黙 イザヤ書六二章6―7節
8.知恵 創世記三章4―5節
9.他宗教との関係 出エジプト記二○章2―3節、申命記五章6―7節
10.「宗教」批判 サムエル記下一二章24―25節
11.罪と赦し 詩篇五一篇5―6節
12.頑迷預言 イザヤ書六章9―10節
13.西洋精神史との関係(1)文学・絵画の場合 士師記一六章17節
14.西洋精神史との関係(2)彫刻・音楽・思想の場合 出エジプト記三四章29節
15.西洋精神史との関係(3)アモラリズム ヨブ記三一章35―37節
16.愛(1)愛の3つの形 申命記一○章17b―19節
17.愛(2)新約における愛敵 箴言二五章21―22節
18.愛(3)旧約における愛敵 レビ記一九章18節
19.愛の秩序(1)愛の7つの形 申命記六章5節
20.愛の秩序(2)統合論と代贖論 ミカ書六章8節
21.終末(1)終末論の三類型 アモス書五章18節
22.終末(2)終末論の胡散臭さ アモス書五章24節
23.終末(3)義と愛 アモス書九章14―15節
24.終末(4)苦難の神義論 イザヤ書五三章4―5節 -
現代の風景に日本文化の面影を色濃く焼きつける、セイゴオ流の「見立て」技
「氏神」「供養」「借景」「鬼」「地震」「菊の国」「うらない まじない」――現代日本の様相を鋭く切り取った写真から日本的なキーワードを連想し、文化論、社会論にまで鮮やかに展開。松岡正剛の文章と太田真三の写真が重なりあって多重露光の彩りを生み出す、新たな日本文化論。ふとした風景に日本文化の面影を色濃く焼きつけるセイゴオ流の「見立て」技、オールカラーで初書籍化。(本書は2011~13年の週刊ポストでの連載「百辞百物百景 コンセプトジャパン100」の記事に20の書き下ろし項目を追加し、コロナ禍の現在にまで大幅にアップデートしたものです。) -
臨床の場に身を置きつづけながら、綺羅星のような著作および翻訳を遺した稀代の精神病理学者木村敏(1931-2021年)。その創造性は世界的に見ても人後に落ちない。
著者の名を世に広く知らしめるとともに、社会精神医学的な雰囲気を濃く帯びていることで、数ある著作のなかでもひときわ異彩を放つ名著に、畏友・渡辺哲夫による渾身の解説を収録。
「異常」が集団のなかでいかに生み出され、また「異常」とされた人々のうちでなにが生じているのか、社会および個人がはらむ「異常の構造」が克明に描かれる。私たちはなぜ「異常」、とりわけ「精神の異常」に対して深い関心と不安を持たざるを得ないのか。「自然は合理的である」という虚構に支配された近代社会が、多数者からの逸脱をいかに異常として感知し排除するのか。同時に患者のうちで「常識の枠組み」はどのように解体され、またそのことがなぜ「正常人」の常識的日常性を脅かさずにはおかないのか――。
「あとがき」に刻印された「正常人」でしかありえない精神科医としての著者の葛藤は、社会における「異常」の意味を、そして人間が生きることの意味を今なお私たちに問いかけ続けている。(原本:講談社現代新書、1973年)
【本書の内容】
1 現代と異常
2 異常の意味
3 常識の意味
4 常識の病理としての精神分裂病
5 ブランケンブルクの症例アンネ
6 妄想における常識の解体
7 常識的日常世界の「世界公式」
8 精神分裂病者の論理構造
9 合理性の根拠
10 異常の根源
あとがき
解 説(渡辺哲夫) -
『ニック・ランドと新反動主義』『ダークウェブ・アンダーグラウンド』『闇の自己啓発』など、いま最注目の文筆家による約3年ぶりの単著!
資本主義の〈外部〉を見据え
アリスのようにウサギの穴から落ちること——
カール・マルクス、サイバーシン計画、L S D、反知性主義、再魔術化、そしてアシッド・コミュニズム。
過去と現在を行き来し、亡霊のように彷徨う〈ありえた未来〉を幻視する旅は、やがて60年代サイケデリクスとカウンターカルチャーの可能性を再び蘇らせる。
世界の変容を志す新たな覚醒のために捧げる16篇。
■目次
Chapter1 資本主義リアリズムと失われた未来
1 未来の誕生と喪失
2 資本主義リアリズムの起源
3 未来を幻視する――失われた連帯のために
4 カウンターカルチャーの亡霊――祓われた六〇年代
Chapter2 アシッド・コミュニズム――再魔術化と反脱魔術化
1 マーク・フィッシャーと再魔術化する世界
2 近代からの逃走――スイスに胚胎したカウンター思想の源流
3 LSDと知覚の扉―― 帰郷、あるいは自己変容による革命
4 霊的資本主義――スピリチュアル、自己啓発、スマートドラッグ
Chapter3 変性する世界
1 反知性主義の起源を求めて――大覚醒、食物中毒、集団幻想
2 蜂起を生きる――カント、フーコー、フィッシャー
3 議事堂の中のシャーマン――虚構の時代の陰謀論
4 可塑的な〈世界〉へ――資本主義リアリズムからの解放
Chapter4 共同体と陶酔――反脱魔術化の身体に星が降るとき
1 否定と治癒 ――逸脱者たちの目覚め
2 痙攣する身体
3 鏡の牢獄――既知と自己の乱反射
4 それでも未来は長く続く -
初学者から学べる! 正しい知識が身に付く! 読んで役立つ! 角川選書で愛され続けるロングセラー「基礎知識」シリーズ 待望の合本版
『神道用語の基礎知識』鎌田東二 編著
人が自然との共生を願い、本来の心をとり戻そうとするとき、神道の世界は大いなる示唆に富んでいる。神話、神社、祭りなどを現代の目で見つめ直し、日本人の心と日常生活に息づく神道の世界を明快に伝える。
『仏教用語の基礎知識』山折哲雄 編著
仏教の基礎知識を幅広く平易に解説。思想や教義をはじめ、彼岸や盆などの年中行事、霊場めぐり、芸能、寺社縁起などの民俗的な事例、葬儀・墓・戒名など身近な死者供養の問題を、今日的な視点で語る。
『和歌文学の基礎知識』谷知子 著
ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる!
『妖怪学の基礎知識』小松和彦 編著
日本人の想像力によって生み出されてきた妖怪たち。妖怪文化の真髄に迫る!
『新版 古代史の基礎知識』吉村武彦 編著
考古・歴史・言語・美術を横断。確かな知識をえるための必携入門!
『万葉集の基礎知識』上野誠、鉄野昌弘、村田右富実 編著
古代文学、古代史、和歌を学ぶすべての人に役立つ決定版!
※本電子書籍は上記6作品を1冊にまとめた合本版です。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
東京パック第1号から第227号まで(明治38年4月~45年5月)を全巻カラーで再現。全8巻総13冊(総ページ約3500ページ)。本巻はその第1巻。
我が国の近代風刺漫画は、北澤楽天に始まる。彼は、その漫画的表現力と、ユーモアと国際政治感覚を駆使し、政治を批判糾弾し、社会を風刺し、家庭に健全な笑いを送り、日本の後進的封建社会を啓蒙し、民衆の迷路いうかを計った。彼の驚くべき博識、比類なき想像力、表現力は『東京パック』によって遺憾なく発揮され、発行部数十数万部の本格的大衆漫画雑誌の時代を確立した。当時ポンチ絵を称され、余技的な存在でしかなかった「漫画」の地位を高め、その時代を作り上げた功績は大きい。しかもその意図したテーマたるや政治、経済、軍事、国際関係、社会生活、庶民感情、教育問題等、あらゆる分野にまたがる。単なる娯楽作品とは異質の、高度に洗練された含蓄に富む貴重な史料として、明治を研究する場合の重要な一級文献となっている。
なお、この電子復刻資料は、龍溪書舎が原本を復刻刊行したものをまま電子画像にしています。そのため、以下について、ご了承ください。
・一部に、版面の傾き、ページの端の部分の欠損、破れ・切れ、印刷が薄い等の箇所があります。
・古い活字のためOCR認識精度が低く、本文検索は行えません。
・古地図や表など大判のものは、画像を分割しています。ただ、全体を表示するため1頁表示も補っています。
・見開き頁の中央部分において、文字や図版が見切れる箇所があります。 -
「えっちなのはいけません!」という社会規範は、いかにして生まれたのか?
気鋭の法学者が、性表現規制の東西の歴史を読みとき、その背後にある政治的な力学を鮮やかに描きだす、必読文献!
東浩紀さん、宮台真司さん 推薦!
性表現規制の歴史は、
「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった!
表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。
(東浩紀)
法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。
習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。
本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
(宮台真司)
装画=山本直樹
【目次】
第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか
第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
第三章(近代史編) 市民社会と道徳
第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか
第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史 -
今、世界で最も注目を浴びる哲学者マルクス・ガブリエル。大ヒット作『なぜ世界は存在しないのか』の続編にして、一般向け哲学書「三部作」の第2巻をなす注目の書が日本語で登場です。前作と同様に目を惹きつけられる書名が伝えているように、本書が取り上げるのは昨今ますます進歩を遂げる脳研究などの神経科学です。それは人間の思考や意識、そして精神は空間や時間の中に存在する物と同一視できると考え、その場所を特定しようと努めています。その結果は何かといえば、思考も意識も精神も、すべて脳という物に還元される、ということにほかなりません。でも、そんな考えは「イデオロギー」であり、「誤った空想の産物」にすぎない、というのがガブリエルの主張です。「神経中心主義」と呼ばれるこのイデオロギーは、次のように主張します。「「私」、「意識」、「自己」、「意志」、「自由」、あるいは「精神」などの概念を理解したいのなら、哲学や宗教、あるいは良識などに尋ねても無駄だ、脳を神経科学の手法で―─進化生物学の手法と組み合わせれば最高だが―─調べなければならないのだ」と。本書の目的は、この考えを否定し、「「私」は脳ではない」と宣言することにあります。その拠り所となるのは、人間は思い違いをしたり非合理的なことをしたりするという事実であり、しかもそれがどんな事態なのかを探究する力をもっているという事実です。これこそが「精神の自由」という概念が指し示すことであり、「神経中心主義」から完全に抜け落ちているものだとガブリエルは言います。したがって、人工知能が人間の脳を超える「シンギュラリティ」に到達すると説くAI研究も、科学技術を使って人間の能力を進化させることで人間がもつ限界を超えた知的生命を実現しようとする「トランスヒューマニズム」も、「神経中心主義」を奉じている点では変わりなく、どれだけ前進しても決して「精神の自由」には到達できない、と本書は力強く主張するのです。矢継ぎ早に新しい技術が登場してはメディアを席捲し、全体像が見えないまま、人間だけがもつ能力など存在しないのではないか、人間は何ら特権的な存在ではないのではないか……といった疑念を突きつけられる機会が増している今、哲学にのみ可能な思考こそが「精神の自由」を擁護できるのかもしれません。前作と同様、日常的な場面や、テレビ番組、映画作品など、分かりやすい具体例を豊富に織り交ぜながら展開される本書は、哲学者が私たちに贈ってくれた「希望」にほかならないでしょう。[本書の内容]序 論I 精神哲学では何をテーマにするのか?II 意 識III 自己意識IV 実のところ「私」とは誰あるいは何なのか?V 自 由
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ブッダは実は「超クール」――毎日、ムダな「反応」をしていませんか?
悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。 -
美徳を司る天使たちは堕落した魂を救うため日々奔走していた。
そんな中、ついに悪徳の根源である怪物との戦いの火蓋が切られる。
各自の対となる悪徳の元へ向かう天使たち。
節制の天使は怪物討伐のため、暴食の領域・飢えたる樹海へと足を踏み入れる……! -
色欲の怪物が支配するホテル・堕月館を訪れた純潔の天使。
一方、勤勉の天使は節制の助言通り、眠りの森にある夢違いの石窟を訪ねる。
蝶が瞬き、夢と現実が交差する。
二人は悪徳を克服し、怪物を討つことができるのだろうか? -
迷ったときは世界史の名将の戦略・戦術を真似よ!
18世紀にドイツ統一を果たし周辺諸国と協力関係を築いたビスマルク。
鉄壁のウェストファリア体制を崩したナポレオン。
世界史に残る名将は志を成すためにさまざまな戦略・戦術を考え、それを実行してきました。
そうした戦略・戦術は、なにも戦だけに有効なのではなく、実は現代社会にも役に立つものがたくさんあります。
例えば、
・強い相手とは正々堂々と戦わない
・自分の強みを相手の弱みにぶつける
・どんな策も通じないときは逃げる
等々。
戦のときの心得を扱ったものではあるものの、仕事の場面で、あるいは日常生活の場面で、非常に役に立ちます。
仕事をしていると強い相手っていますよね?
自分の強みが活かせなくて悩んだりしますよね?
逃げたい境遇でも「逃げちゃいけない」と思いがちですよね?
世界史の名将たちは勇猛であるがゆえに、正々堂々と戦って勝つことにこだわった人もいました。
でも、戦においての目標は勝つことであって、正々堂々と戦うことではありません。
これを、私たちの仕事に置き換えてみます。
仕事においても真面目に正々堂々とやることが正義みたいな風潮がありますが、
目標が売上達成であれば、真面目に働くことの良し悪しは関係ありません。
真面目でも不真面目でも売上を達成すれば目標になる。
私たちの考えには自然と「こうしなければならない」「こうすることが正解だ」という偏見が芽生えます。
そうした偏見を一つ一つ取り除き、人生に役に立つ考え方へとアップデートしようというのが本書の狙いです。
戦略や戦術には一定のルールがあり、歴史を学ばずにそのルールに則らなかった武将は戦に負けてきました。
だからこそ、戦略や戦術には、人間がこの世界で生きるための知恵がつまっています。 -
「冒険者は脱システムすることで、自力で命をコントロールする自由を経験する。自由であることには不快で面倒くさい面があるが、一方で圧倒的な生きている実感を手にすることもできる――」。
早稲田大学探検部の部室で「三原山計画」に出会ってから国内外でさまざまな冒険と旅に挑み続ける著者が、歴代の探検家の記録や哲学書を引きながら、冒険とは、生きるとは何かを考える。
解説/東畑開人
■内容
第1章 本多勝一の冒険論
第2章 脱システムとしての冒険
第3章 脱システムの難しさ
第4章 現代における脱システムの実例
第5章 冒険と自由
解説 東畑開人
■著者について
角幡 唯介(かくはた・ゆうすけ)
極地旅行家・作家。1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。同大探検部OB。2002年~03年冬に長い間「謎の峡谷」と呼ばれていたチベット、ヤル・ツアンポー峡谷の未踏査地域を単独で探検・調査した。2010年、二度のツアンポー探検を書いた『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞受賞、『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞受賞。著書多数。近著に『地図なき山』『43歳頂点論』がある。近年は、グリーンランド・シオラパルクと日本との二拠点生活を送りながら毎年、2ヵ月にわたる犬橇長期旅行に出ている。 -
弱くていい。不安でもいい。それが世界を変える力になるーー 優しさ、思いやり、信念、勇気。世界中に共感を巻き起こした史上最年少の元女性首相が、新時代のリーダー像を提示するパワフルな自伝。
★★『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー ★★
世界最年少の首相就任、在任中に出産した史上2人目の女性──何よりも人間を重視し、人種と性的多様性に富んだ内閣を組閣。思いやりと優しさでつねに弱い立場の人に寄り添い、育児とリーダーとしての仕事を両立しながら、モスク銃乱射事件やコロナ対策、環境危機への対応など、卓抜したリーダーシップを発揮した元ニュージーランド首相による、次世代のリーダーたちへのインスピレーションに溢れた回顧録。世界を変える、希望に満ちた一冊。
蔓延する大言壮語や威嚇を背景に、ニュージーランドの元首相ジャシンダ・アーダーンは、本書を通じて、思いやりの重要性を明確かつ説得力を持って訴える。世界中で定着しつつある『強権的リーダーシップ』に対する暗黙の否定である。
──ワシントン・ポスト
何よりも人間性を重んじる、彼女独自の、かつてないリーダーシップスタイルの根底を垣間見せてくれる貴重な一冊。現在の政治情勢において、必読の、そして心揺さぶる一冊。
──ナタリー・ポートマン
小さな町の少女から世界のリーダーへ。彼女の道のりは、感動的で美しい。
──ELLE
権力の座につき、そしてそれを手放すことを選んだ──その過程を描いた、率直で親しみやすく、深く個人的な物語だ。本書はユーモア、信念、自己認識、並外れた優しさ、そして近年の激動の歴史の中で得た知恵に満ちている。困難な時代に、いかにして、そしてなぜ、核心的な価値観に忠実であり続けるべきかを理解しようとするすべての人にとって、必読の書。
──ベン・ローズ(バラク・オバマ元米国大統領副補佐官)
人類への真の奉仕という、人々に感銘を与えるような人生を送っている人に出会うこと自体が稀だが、さらに稀なのは、そのような人が他者を鼓舞する素晴らしい本を執筆したことだ。アイコンでありながら「ありのままの人間」であり続けると主張する彼女が綴ったこの極めて個人的な回顧録は、手放せなくなるほど魅力的。バラク・オバマやグロリア・スタイネムの回顧録と同様、この本には、情熱あふれる次世代のリーダーや読者にインスピレーションを与える力がある。政治に興味がなくても、この本は夢中になって読める。女性がいかにして母としての役割とリーダーとしての役割を両立させるか、あるいは勇気、充実した人生を願う読者にも強く勧める。
──サラ・ルール(劇作家、ベストセラーSmile著者)
アーダーンは、自身の政権の舞台裏を興味深い形で垣間見せてくれる。影響力ある政治家の哲学を垣間見ることのできる、心に響く一冊。
──パブリッシャーズ・ウィークリー -
「この選択で本当にいいのか」
「もう失敗できない気がする」
「正解が分からず、動けなくなっている」
20代の頃は、もっと身軽だった。
失敗しても立ち直れたし、休日には、何か新しいことを始める気力もあった。
それなのに30代になると、仕事、結婚、家族、お金、将来、人間関係など、考えなければいけないことが一気に増えていく。
やるべきことはわかっている。動いたほうがいいこともわかっている。
それでも、なぜか足が動かない。
本書が伝えるのは、ひとつのシンプルな結論だ。
「正解を探すことをやめた人から、人生はうまくいく」
動けない理由は、あなたの努力不足でも、意志の弱さでもない。
子どもの頃から刷り込まれてきた「7つの嘘」を、いまだに信じ続けているからだ。
「安定した人生こそ、良い人生だ」
「人生にも、テストのように正解がある」
「失敗は、悪いことだ」
「努力すれば、必ず報われる」
「段取り八分。計画してから動け」
「人生には、目標が必要だ」
「変わるには、大きな決断が必要だ」
これらの“常識”は、20年前の社会では通用していたかもしれない。
しかし、いまの30代以降の人生では、むしろ自分を苦しめる重荷になっている。
本書では、30代の人生を重くしている7つの嘘を一つずつ解体しながら、正解探しをやめること、失敗を恐れすぎないこと、努力や目標に縛られすぎないこと、そして「最善の選択」を探すのではなく、「選択を最善にしていく」考え方を伝えていく。
人生は、完璧な選択をした人からうまくいくのではない。
自分が選んだものを、自分の手で最善にしていく人から、人生はもう一度動き始める。
【目次】
Chapter1 なぜ30代で「人生無理ゲー感」が強まるのか
Chapter2 正解探しが人生を止めてしまう理由
Chapter3 30代で信じると人生が重くなる思い込み
Chapter4 人生をハードモードにしている「設定」を外す
Chapter5 人生の難易度を下げる判断基準
Chapter6 40代で不幸になる生き方
Chapter7 30代でやるべきアクションプラン30――本書を行動に変えるために -
SNSで飛び交う無数の「正義」は、なぜ人を幸せにしないのか。
SNSで飛び交う無数の「正義」は、なぜ人を幸せにしないのか。誰もが武器として使う「人権」は、なぜ機能不全に陥ったのか。「愛への渇望」と「死への予感」の淵で、著者が掴み取ったもの。それは、生物としての『ヒト』を超え理性的主体としての『人間』へと至るための、過酷だが確かな道だった。ニヒリズム(虚無)を超克し、来るべき理想社会(知の共同体)を構想する渾身の哲学書。 -
世界的ベストセラー『あん』著者が贈る動物×哲学の物語シリーズ第2作の舞台は、オーストラリアや、中国、朝鮮半島、台湾、インド、モンゴル、ヒマラヤといったアジア。それらの地に棲む動物の生態に、ユング、プラトン、キルケゴール、ブッダ(釈尊)など古今東西の哲学をひとさじ。〈自分の居場所〉を探すカンガルー、マズい竹を食べる〈選択〉をしたパンダ、結婚の〈幸せ〉に囚われるハリモグラ……。珠玉の20編が、揺れ動く今この世界で〈生きる〉私たちの頭と心を解き放つ。
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親子の困りごとが格段に減る!子どもの自己肯定感が上がる!
「できないこと」からではなく「すごい強み」から向き合う
1万人の脳を見た名医が教える、最新のADHD脳のトリセツ
「超ポジティブ」「桁外れのエネルギー」「ノンバーバル思考(瞬時理解)」…
これらはADHD脳が本来持っているすごい潜在能力です。
しかし、一般的な診断基準とされる「多動性」「衝動性」「不注意」といったネガティブな視点のみで見ていると、その能力を発揮する機会を奪ってしまいます。
これらのネガティブな特性はADHD症状のほんの一側面にすぎず、それよりもはるかに多くの強みを持っていることが研究によって明らかになっており、ADHD脳が天才であることは今や世界の共通認識になってきています。
本書では、そんな愛すべきADHD脳が自分らしく、能力を発揮しながらのびのびと生きるための方法を、自身もADHD脳の特性を持ち、「ADHD専門外来」で日々子どもたちと向き合う名医が教えます。
すごい能力を秘めたADHD脳の子どもや、自分のADHDを疑っている方にとっての希望となる本です。
【目次】
序章 すごいADHD脳は才能にあふれている
すごいADHD脳は天才の素質/ADHD脳は“普通”に合わせなくていい/医師よりも親の目が正しい ほか
第1章 すごいADHD脳にはとびきりの強みがある
ノンバーバル思考/超ポジティブ思考/好奇心のかたまり/絶対的な自信/先陣を切る自発性 ほか
第2章 すごいADHD脳のトリセツ
ADHD脳の鍵は「ドーパミン」を上げること/親が子どもの動機を作るコーチになる/睡眠を平均10時間以上にする ほか
第3章 すごいADHD脳の能力を引き出す処方箋
1 感情系脳番地 (自分の感情がわかりにくい/強い怒りを抑えられない ほか)
2 運動系脳番地 (じっと座っていられない/危ないことをよくする ほか)
3 思考系脳番地 (好きなこと以外続かない/自発的ゆえにわがままに見える ほか)
4 伝達系脳番地 (嘘をつきやすい/すぐにふざける ほか)
5 記憶系脳番地 (振り返ることが苦手/時間に余裕を作って動けない ほか)
6 理解系脳番地 (あいまいな指示では伝わらない/言わなくていいことを言ってしまう ほか)
7 視覚系脳番地 (今見ているものだけに目が行く/うっかりミスが多い ほか)
8 聴覚系脳番地 (雑音が気になる/音読が苦手 ほか)
【著者プロフィール】
加藤俊徳(かとう・としのり)
脳内科医、小児科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社脳の学校代表。脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意。1991年、現在、世界700カ所以上の施設で使われる脳活動計測fNIRS(エフニルス)法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。ADHD注意欠陥多動性障害、コミュニケーション障害など発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。帰国後は、独自開発した加藤式MRI脳画像診断法を用いて、子どもから超高齢者まで1万人以上を診断、治療を行う。クリニックではADHD専門外来を開設し、ADHD症状のある人の脳画像を診断し、学習指導、適職指導など、その人の才能を開花させるため、薬に頼らない治療を行っている。著書は、『脳の強化書』(あさ出版)、『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)、『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社)、『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(サンマーク出版)など多数。 -
【推薦】中沢新一さん
「列島の北の果て、日本の奥の奥へとつながっている秋田は、一つの独自の宇宙をつくりなしてきた。そこを原郷とする写真論の思想家は、愛情をこめて、土地の細かな襞々を克明にたどり、忘れられかけた歴史の記憶を呼び覚ましながら、広大にして深々とした、魂の秋田ジオラマを描き出した。」
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古来、蝦夷と大和朝廷の境界に位置した秋田は、松尾芭蕉が『奥の細道』で辿り着いた北の到達点にして、日本海特有の哀愁を漂わせる、歌枕の聖地であった。
北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地……
しかし、「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。
異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。
厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。
従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。
日本のもうひとつのルーツを解き明かす「裏日本史」。
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【目次]
第①章 旅する光陰 ──その奥の奥の細道──
❶北限の岬
❷循環する聖水
❸松尾芭蕉と海に漂う島々
❹集積する詩学
❺旅に死すこと
❻旅人の秋田
❼蝦夷島の影 蝦夷島の影
❽アイヌとの交流
❾旅を揺り動かす
➓フィールドワークの先駆者
第②章 北海の彼方へ ──流刑地民族学の視点から──
❶日本海という孵化場
❷秋田の登場
❸渤海と粛慎
❹樺太への道
❺流刑地を延長する
❻流刑地民族学へ
❼鳥居龍蔵と源泉としての北方
❽北緯40度ノート
❾心は淋しき旅人
第③章 雪国の民俗 ──伝承の意味──
❶蘇る写真
❷ナマハゲと梵天
❸民俗学写真の精髄
❹風と土を彫る
❺秋田パノラマを開く
❻雪国の衝動
❼日本の奇跡
❽トンネルの向こう側
第④章 縄文の粒子 ──四次元の秋田──
❶岡本太郎の秋田
❷馬と牛、縄文と弥生
❸雪の結晶と遮光土器
❹ドキュマンを探して
❺マルセル・モースの弟子たち
❻縄文とアイヌ
❼人種の波動
❽蓑虫山人と縄文仮面
❾ストーンサークルの秘密
➓縄文のネットワーク
⓫四次元の秋田
第⑤章 宇宙から降るデザイン ──雪の家から秋田工芸まで──
❶白井晟一の温泉建築
❷郷土建築とモダニズム
❸風土をかたちに
❹白井晟一と縄文的なもの
❺今和次郎と雪との戦い
❻ペリアンのデザイン改革
❼秋田から沖縄へ
❽木地師たちの光跡
❾原型の夢
➓宇宙へ降り積もってゆく
第⑥章 秋田原郷 ──その風土と世界性──
❶故郷と幼年時代の思い出
❷日本海の文物交流
❸黒水靺鞨からナナイへ
❹ツングース系諸族のゆくえ
❺謎のオホーツク文化
❻菅江真澄とブルーノ・タウト
❼冬を美的に解決する
❽カントの風土
❾人間学と自然地理学
➓「世界=故郷」を愛するということ
第⑦章 秋田街道を超えて ──雪の果ての銀河──
❶宮沢賢治が歩いた秋田街道
❷銀河と月光
❸セールスマンの哀しみ
❹秋田蘭画への道
❺漂泊の絵画
❻角館の悲劇
❼雪の涯の風葬
❽組石からマタギへ
❾旅マタギと漂流民
第⑧章 白い神々の憑依 ──オシラサマとシャーマニズム──
❶「秋田風俗問状答」とネフスキー
❷巫女のオシラ遊び
❸イタコの口寄せ
❹馬産と養蚕
❺「遠野物語」から「捜神記」へ
❻アイヌ文化との関わり
❼オヒナサマを透視する
❽白山信仰の源流
❾ツングース民族大移動
➓稲と白山信仰
⓫渡り神としてのオシラ様
⓬シャーマニズムの本源
第⑨章 春くる鬼 ──異人たちの饗宴──
❶折口信夫と蝟集する霊
❷マレビトの変容
❸鬼神と鬼門
❹漂流する仮面
❺島から半島へ
❻兄弟の半島
❼日本海の龍神
❽ホカヒビトとマレビト
❾流浪する神
第⑩章 風の身体 ──土と光の記譜法──
❶天空の不夜城
❷蝦夷から武士へ
❸踊る秋田
❹闇から放たれた流星
❺風土と神話
❻亡者の舞踏
❼黄金の穂波
❽秋田の呪術師
❾身体風土の記譜法
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名訳で読む民主主義の聖典
「政治について書くからには、お前は君主なのか、それとも立法者なのかと、人は尋ねるだろう。私は答える。いや、違う、そしてそうでないからこそ政治について書くのだ」
こうした視角で書きだされる本書は、「最初の社会」から論じ始め、正しい統治のあり方を導出する。それは「民主主義の聖典」としての狭義の政治論にとどまらず、人類史の起源を措定して文明社会をトータルに批判する視座をも提供してくれる。
ただ「スパルタやローマでさえ滅びた」以上、その行論は明るさをもちえない。「人間に法を与える神々」である立法者や、祖国愛を強要する「市民宗教」に言及するなど、人民主権の実現には数多の困難が伴うことも鋭く指摘した。作田氏の名訳に川出良枝・東大名誉教授、髙山裕二・明大教授の解説を付した決定版。 -
ブラジルの病院での意外な出来事をきっかけに、南蛮屏風や江戸・明治期の絵画、昭和の生活写真などを分析し、西洋では珍しい「室内で靴を脱ぐ」という習慣の文化的意味を掘り下げる。霊柩車、桂離宮、美人、京都など独自のテーマと視点に定評のある著者が、「われわれのこだわり」の隠された側面を明らかにする知的冒険の書!
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せんそう、あなたはなんですか?
この社会を生きるひとびとの多くが「戦争を知らない」世代になった今、
わたしたちは、どうやって/どのように「せんそう」を知り、語るのか――。
哲学者・永井玲衣と写真家・八木咲が立ち上げた「せんそうってプロジェクト」。
二人が見て・きいた「せんそう」の声を、記憶をあなたに手渡す、「せんそう」を語る言葉と出会い、探すドキュメンタリー。
世界中で戦争が起こっているのに、わたしたちは「せんそう」をあまりに知らない。
でもわたしたちは、本当は「せんそう」を知っている。
「せんそう」を経験している。「せんそう」を生きている。 -
世界的にグローバル化が進み、大量の移民流入によって生じる問題が日々大きく取り沙汰される今、「国の本質とは何か」「主権とは何か」という点について改めて議論が求められる時代となった。歴史・伝統・文化を踏みにじり、資本の利益の最大化のためにすべてを一元化せよと猛威を振るうグローバリズムの前で、皇位継承問題も危機的状況にある。喫緊の課題として「国民国家の本質を守りつつ、何に対して門を開かねばならないか」が問われているとも言える。この状況は、まさに幕末、日本が攘夷か開国かを迫られた時とも酷似している。
「日本とは何か?」幕末、この問いに応えようと苦吟し、かつ躍動し、その後の国家建設に最も大きな影響を与えた人物の一人が吉田松陰だった。その松陰が獄中で最後まで求め続けた本こそ、素行の手になる『中朝事実』だったのである。著者は江戸前期の思想家で山鹿流兵法の始祖・山鹿素行。松陰は山鹿流兵学師範であった。江戸前期、幕閣を頂点とする官僚支配階層は、朱子学を価値軸の中心に置くことで「武による支配から文による支配への転換」を目論んだ。朱子学的な厳格な知識・序列だけを日本の支配原理とするためである。エリートによる机上の支配構造。だがそれは、中国こそが永遠に日本の師であり続けること、我が国が中国に対して、知的にも従属し続けることを意味していた。
これに疑問を抱いたのが山鹿素行だった。素行の時代、中国大陸の地では、まさに明から清への王朝交代・易姓革命が起きていた。漢民族が女真族に王朝を奪われ、それまでの伝統や文化、旧体制が破壊しつくされているとの情報をつぶさに得ていた素行は、ならば彼の国はすでに「中華」などではない、悠久の歴史の中で一度たりと王朝交代のない我が国こそを「中朝」とすべきと考えたのである。
素行は『日本書紀』に立ち返り、やがて万世一系の皇統に導かれてきた我が国の本質を見きわめる。神代から続く自然との合一・尊崇の念、そして皇室と民との一体化こそが我が国の本質だとの確信を素行は得る。そしてそれこそが、幕末の後期水戸学・曾澤正志斎が『新論』において國體と定義し、吉田松陰が希求し、やがて乃木希典大将へと引き継がれていく、かけがえのない「日本の姿・原点」だったのである。
AI革命が迫り、グローバリズムの暴風が吹き荒れる中、日本人が守るべきアイデンティティーが問われている。日本とは何か?日本人の生きる道とは何か?自国民のみが他を睥睨すればそれでよいというエスノセントリズムとは違う、より公正で慈愛に満ちた振る舞いを実現しうる人たち。それが日本人なのではないのか?そしてその中心には、常に象徴としての皇統が神代以来、安定して鎮座している。古き神話の世界と最先端科学が矛盾しない、無二の存在。これが、未来へと続く日本の不変の國體なのである。
「激動期を迎えた世界の中で、臨機応変に対応すべきもの、そして変わらざるものを理解し、先祖と自然への尊崇を失わぬ日本の価値を再発見すべきではないのか」その問いかけこそが、本書における著者の本旨なのである。 -
あなたが「本当に望んでいるもの」は何か?
心の底にはあなたも知らない”謎”がある!
内省ではたどり着けない、深い自己理解へーー。
フロイト、クライン、ラカン、河合隼雄……
欲望と自己をめぐる壮大な「知の冒険」を、気鋭の哲学者が一望する!
「仕事仲間でも恋人でも友人でも、自分が選んできたはずのものが、自分に幸福を約束してくれるわけではない。それどころか、自分が大切にしてきたその相手こそが、自分を悩ませたり苦しめたりしていることさえある。ちょっとしたタイミングでその事実を突きつけられたとき、私たちは欲望をめぐる問いの前に立っている――。
「自分が本当に望んでいるものは何か?」
本書を貫いているのも、まさにこの問いである。(中略)私たちの「自己」がどのように成り立っているのか、そしてその「自己」がどんなふうに作動するのか、それを深く掘り下げて考えることが、本書に与えられたミッションだ」(「はじめに」より)
【本書の構成】
はじめに――心はいかにして発明されたか
第一章 催眠からの目覚め シャルコーからフロイトへ
第二章 エディプスコンプクレクスとその裏面 父殺しと母殺し
第三章 暗黒大陸の探索 女性分析家の登場
第四章 精神分析家の無意識とその機能 ビオンとウィニコット
第五章 ブダペストからパリへ ラカンの「フロイトへの回帰」
第六章 日本におけるユング受容の一段面 河合隼雄と村上春樹
おわりに
読書案内 -
私たちの人生はバラ色のはずだった。ところが、気づけば生活や仕事に追いまくられ、中年にさしかかることには疲労困憊。待ち構えるのは老後の不安ばかり。誰もが陥りがちなミッドエイジクライシスを乗り越えるには東洋思想がいいかもしれない。
四十路も後半戦を迎え、あえて東洋思想から距離を取っていた人気作家のpha氏が訪ねたのが、東洋思想に造詣の深い齋藤孝教授だった。
5時間以上にわたる対談では、ブッダから孔子、老子に始まり、アカギの生き様を通じて、我々は東洋思想の持つ奥行きや懐の広さを再認識することになる。難しい古典の世界が、身近な存在として感じられるようになったらしめたもの。長き時間を超えた叡知を学ぶのは、若い世代は元より、人生をピークアウトしてからの方が、心に染みわたるはず。読めばふわっと心が軽くなる「人生の処方箋」を是非!
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