【最終巻】龍拳演義　～転生！シン三国志～4

打倒・董卓のため、関羽の村を訪れて仲間になることを願い出た劉備。しかしその申し入れを関羽は固辞。その背景には関羽の背負う悲しい過去があり、諦めた劉備は村を去ろうと決意する。しかし、時を同じくして、粗野な野党集団と化した黄巾族の残党3000人が関羽たちの村に向かっているとの情報が。黄巾を率いるのはなんと子供!? 村を守るため、関羽と劉備、合流した張飛が躍動！ 転生三国志、ついにクライマックス!!

洛陽にたどり着いた劉備たち一行の前に姿を現した董卓は、朱儁、皇甫嵩、そして皇帝をもあっけなく惨殺した。龍の拳の力で戦いを挑む劉備だが、董卓の拳からも一匹の龍が立ち現れる。それは秦末期の楚の武将・項羽の魂に引き継がれるという伝説の龍、黒龍の拳だった…。

曹仁、曹洪、夏侯惇、夏侯惇ら率いる官軍と互角に渡り合う黄巾の男・張飛。張角の仇を討とうと挑んできた彼と、劉備は熾烈な戦いを繰り広げる。しかし、孔明は劉備に告げた。「その男を殺してはなりません」――。

西暦184年・漢――。「巨大な三つの龍がこの世界で覇権を争い乱世となる」という予言を見た諸葛亮孔明は、国の未来を変えるため、龍の拳の持ち主である若者・劉備玄徳のもとを訪れる。時同じく、孔明と同じ予言を見た太平道教祖・張角も劉備の前に現れ、まだ覚醒していない劉備は殺されてしまう。しかし、黄巾党を率いる張角の前に一人の男が現れ――。