GANGSTA.　5巻

どうか、この呪いに名前をください。過去を棄てた背信者と、過去に縋る狩猟者。陽のあたらない場所に生まれ落ちた二人が、偽り無き魂をぶつけ合う。まるで別れを惜しむ、恋人のように――。有と無を往還する、永遠の第8巻。

囚われのコンスタンスを奪還すべく、約束の地へと向かうマルコ。かつての同胞との再会に、零れる記憶を――。生命が脈動する、粛清と訣別の第7巻。

エルガストルムを急襲し、屍を積み上げる狩猟者。生き別れの妹を求め、疾走する黄昏種。運命に従順な兄妹の、悲しき末路は――。記憶の底を彷徨する、略奪と再会の第6巻。

地を這う者を嗤い、玩弄し、虐殺する狩猟者・駆逐隊。同胞の死を悼む時間すら与えず、次なる標的黄昏種傭兵組合に侵攻する。運命は流転し、遺された者による反攻が始まる――。不協和音が響く、喪失と誓いの第5巻。

3つのマフィアと傭兵ギルドが支配する街・エルガストルムで「便利屋」を生業にする、ニコラスとウォリック。2人はマフィアの幹部からも一目置かれる存在。とりわけ【黄昏種】と呼ばれるニコラスは、その圧倒的な身体能力で数々の問題を解決してきたのだが……。明らかになるアレックスの過去。始まった黄昏種狩り。偽りの平穏の中で、街は静かに軋む――。