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『ノンフィクション、登山(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全78件

  • シリーズ792冊
    99858(税込)
    著者:
    真生麻稀哉
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    20分で読めるミニ書籍です(文章量20,000文字程度=紙の書籍の40ページ程度)
    「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。

    書籍説明文
    発達障害診断を受けるにあたって、当事者が、どうすればいいかを事例を挙げて徹底指導!発達障害は、当事者にも雇用者にも社会にとってもデリケートな問題。トラブル対策完全マニュアルを味方にしよう!

    まえがき
    まず、この本を手に取っている架空の「あなた」の話をしましょう。
    「空気、読めないね」
    「こんなこともできないの?」
    「どうして、そういう考え方をするのか、わからない」
    他人から、こういうことを言われた経験と―
    「頭の中が色んな思考でいっぱい」
    「集中力がない」
    「一度集中すると、寝食何もかも忘れてしまう」
    「努力しても、努力してもうまくできないことがある」
    こんな自分の実感とが、ちかちかちかと点滅して―
    あなたは、「もしかして、俺(私)発達障害かもしれない」という疑いを抱くようになる。

    著者紹介
    真生 麻稀哉(シンノウ マキヤ)
    愛知大学国文学専修卒業。2013年、某マスコミ関係の会社で働いている時に、広汎性発達障害の診断を受ける。障害者手帳3級取得歴1年半。5月に会社を退職。現在は、小説の賞に応募を続ける傍ら、某広告代理店でライターとして勤務中。… 以上まえがきより抜粋
  • シリーズ235冊
    5801,450(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【大河ドラマ】も【人気時代劇】も千倍面白くなる!
    人物や出来事から、流行・娯楽・衣食住、そして災害まで──
    江戸時代の背景が[全方位]まるわかり!

    大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の放映で
    知ってるようで知らない江戸中後期が注目!

    そこで! その前後を含めた江戸時代全278年
    (1590年 家康の江戸づくり開始~1867年 慶喜の大政奉還)を完全ガイド

    まずは! オリジナル年表・マップと
    人気「大河&時代劇の主役級人物」相関図etc.でわかりやすい
    [特別企画]サクっとわかる! 江戸時代 便覧

    そして! [水道・お金・交通][武士や町人の仕事][衣食住][娯楽]などの
    生活事情から、[幕末の人物・抗争・思想]まで挿入した[全方位図鑑]入り!
    江戸暮らしの真実100

    さらに! 伝承絵図でわかる江戸の災害
    これで! 江戸時代の「大河ドラマ」も「人気時代劇」も面白さ千倍!
  • 急峻とはほど遠い身近な山でも遭難は起こる。クマ襲撃、ハブ咬傷、滑落、山中での5日間遭難などを生き抜いた人が切実に伝える教訓。
  • 日本の世界自然遺産の登録すべてに関わった第一人者が、世界遺産の矛盾をするどく切る!
    日本における世界自然遺産の過去・現在・未来を問い直す。

    1993年に日本で最初の世界自然遺産が登録されて25周年。
    日本の世界自然遺産登録の経緯や登録後の「ブーム」が沈静化して、地域には何が残ったのか? 
    日本にとって最後の自然遺産となる可能性が高い「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は申請延期となったのはなぜか?

    「人と自然の相互関係を守る」はずだったユネスコ世界遺産条約。
    ユネスコがその理念を離れ、「自然遺産」と「文化遺産」の分断が進んだことで招いた弊害とは?
  • シリーズ132冊
    7702,200(税込)

    1970年代後半に始まる日本のアウトドアブームの中で「アウトドアの伝道師」と呼ばれ、遊歩大全の翻訳者としても知られる芦澤 一洋の「釣りもの」。

    北海道から東北、中部、山陰、九州まで15本のヤマメ釣りの名川を、芦澤さんが詩情ゆたかに書きあげた川の物語。芦澤 一洋さんが愛した川のガイド。

    私の釣りは漁ではない。かといって、スポーツでもない。
    数字を示す必要など、どこにでもないではないか。
    私にとっては、どんな山女魚にも価値がある。
    対手は、森と川と山女魚、あまりに偉大だ。
    私は旅人として、山女魚の里の風景、そのすべてを瞼の奥に焼きつけたかった。

    【収録河川】
    北海道尻別川
    岩手県志戸前川
    岩手県薬師川
    山形県鼠ヶ関川
    福島県黒谷川
    福島県鱒沢川
    山梨県芦川
    山梨県雨河内川
    富山県小矢部川
    岐阜県跡津川
    岐阜県高原川
    岐阜県小八賀川
    島根県高尻川
    宮崎県鹿川
    熊本県緑川

    川の位置情報がわかる日本地図や当時の川や芦澤 一洋さんの写真もお楽しみいただけます。
  • 山には楽しみがあり、喜びがあり、そして恐怖がある――山で働く人々、暮らす人々が実際に遭遇した不可思議な体験談を丹念に収集し、「現代版遠野物語」としてベストセラーとなった人気シリーズ「山怪」。
    新型コロナウイルスによる取材の中断を経て刊行された第四弾を待望の文庫化。
    文庫版特典として、文庫版「あとがき」、黒川晝車(ゆる民俗学ラジオ)による「解説」を収録する。


    ■内容
    はじめに 消えゆく山怪を追う

    1 妖しの森
    (高尾山)蛸杉仙人/呼ばれる人/白い着物の女
    (奥多摩)小さなキツネが住みつく家/闇女
    (奥秩父・丹波山系)白い犬と不思議な人/守られる人/大蛇と火の玉
    (西上州)大漁に気をつけろ/恐ろしいヤマカガシ/楽しい遠足/二度と行かない/電報配達人/妙義山中之嶽神社
    (奥利根)白目を剥く女/彷徨えるテント/なぜそんな所にいるの?
    (越後・魚沼)蛇が飛ぶ跳ぶ/奇妙な人?たち/異獣/あなたはどなた/肖像画
    (信州・戸隠)テントの中と外/時空のゆがみ

    2 静寂の山
    (北海道・松前半島)羆撃ちの経験/松前半島の狐狸/行者と石版/熊穴ホテル/変わらぬ叫び声
    (白神山地・目屋)罠と黒蛇/マタギvs狸/神様の地/足のある魚
    (白神山地・藤里町)謎の電話/田んぼの中、雪の中/下りか?登りか?/山奥の出来事/頭を蹴飛ばすタマシイ/ゴミソと川流れ
    (南蔵王・七ヶ宿町)狐と蜻蛉爺/小さなおじさん/錫杖の音と裏山の騒ぎ/友の帰還
    (奥会津)マタギの体験/会津の狐
    (飯豊連峰)飯豊連峰に潜むモノ/何でも大きい?/山の現場

    3 背中合わせの異界
    (飛騨・東白川村)不幸のツチノコ?
    (但馬・豊岡)笑う鹿/演歌おばさん
    (中国山地)棺桶と火の玉/神様と呪いの木/悪いモノ
    (土佐)優しい狸/山師の体験/川にエンコ、山にはへんど/山の呼び声
    (九州中央高地)騒ぐ水/人魂が飛び交う村/カリコボーズの森/悪意無き悪戯/きゃあぼう吹き
    (山怪拾遺)山怪は何でも狐のせい?/狼を探す男/何者?

    おわりに コロナと山怪
    文庫版「あとがき」
    「解説」 黒川晝車(ゆる民俗学ラジオ)
  • シリーズ29冊
    550968(税込)
    著:
    森田朗
    著:
    土居丈朗
    著:
    山口慎太郎
    著:
    鬼頭宏
    著:
    島澤諭
    著:
    西村周三
    他2名
    レーベル: WedgeONLINE PREMIUM
    出版社: ウェッジ

    【WedgeONLINE PREMIUM】
    昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋【特別版】

    「失われた30年」

    “平成”という時代を総括するときにしばしば用いられるこの言葉にはどこか、“昭和”という時代を礼賛する響きがある。

     たしかに、敗戦後の焼け跡から国を再興し、経済面では、世界首位の米国に肉薄した輝かしい時代だった。そして、バブル崩壊によりその輝きが手からすり抜ける悔しさを味わった時代でもあった。

     高度経済成長期の幻想を追い求め続けた「平成」が終わり、「令和」の時代が幕を開けた今、我々は新たな日本の未来を描くべきだ。

     今や国の基盤となった「社会保障制度」も昭和の時代に形作られた。1946年(昭和21年)公布の日本国憲法に「社会保障」という言葉が用いられたことでその概念が広まり、昭和30~40年代の国民皆保険・皆年金の整備、老人医療費の無料化、児童手当の創設等により制度拡充が図られた。まさに、人口増加と経済成長を下支えに「風呂敷を広げた」時代である。

     「福祉元年」と呼ばれ、現在の社会保障制度体系がほぼ整った73年(昭和48年)、第一次オイルショックが勃発し、高度経済成長は終焉に向かう。それから今日に至るまで、年金制度へのマクロ経済スライドの導入や、高齢者医療費の自己負担率引き上げなど、様々な制度見直しを迫られた。特に、少子化による負担者の減少と、平均寿命の伸びによる給付額の増加は、制度創設当時には想定しきれなかった事態といえる。

     2008年をピークに、日本の総人口は急降下を始めた。現在約1億2500万人の人口は、2100年には6000万人を下回り、半分以下となる見込みだ。人口増加を前提とした現行の社会保障制度は既に限界を迎えている。昭和に広げすぎた風呂敷を畳み、新たな仕組みを打ち出すときだ。

     社会保障に「特効薬」はない。だが、昭和的価値観から脱却し、現状を受け入れることで、その糸口が見えてくる。これから示す「処方箋」が、新たな時代の社会保障へとつながっていくことを期待する。

     月刊誌『Wedge』2021年5月号(4月20日発売)の特集「昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋」に同誌22年8月号(7月20日発売)の「子育て支援」や「女性活躍」を“理念"や“主観"だけで語るな」(東京大学大学院経済学研究所教授・山口 慎太郎氏、京都大学公共政策大学院 教授・奈良岡 聰智氏)の記事を加えた特別版です。

    Part 1:介護
    介護職員が足りない! 今こそ必要な「発想の転換」
    編集部
    Part 2:人口減少
    新型コロナが加速させた人口減少 “成長神話"をリセットせよ
    森田 朗(東京大学名誉教授)
    Part 3:医療
    「医療」から「介護」への転換期 “高コスト体質"からの脱却を
    土居丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)
    Part 4:少子化対策
    「男性を家庭に返す」 これが日本の少子化対策の第一歩
    山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科教授)
    Part 5:歴史
    「人口減少悲観論」を乗り越え希望を持てる社会を描け
    鬼頭 宏(上智大学経済学部名誉教授)
    Part 6:制度改革
    分水嶺に立つ社会保障制度 こうすれば甦る
    島澤 諭(中部圏社会経済研究所研究部長)
    COLUMN:高齢者活躍
    お金だけが支えじゃない 高齢者はもっと活躍できる
    編集部
    Part 7:国民理解
    「国家 対 国民」の対立意識やめ真の社会保障を実現しよう
    西村周三(京都先端科学大学経済経営学部教授)
    SPECIAL_OPINION
    「子育て支援」や「女性活躍」を“理念"や“主観"だけで語るな
    Part 1:少子化対策は将来への「投資」 エビデンスに基づいた政策を
    山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科 教授)
    Part 2:日本に蔓延る女性差別意識 「女性活躍」を名ばかりにするな
    奈良岡聰智(京都大学公共政策大学院 教授)
  • 「パンドラ」とはネパール・ヒマラヤ東部に鋭い山容を屹立させた標高6850mの峻峰である。
    女性で初めてピオレドールを受賞したアルパインクライマー、谷口けいは、2015年にこの山の北壁の初登攀を目指すも途中で断念。「開けてしまったパンドラの箱。中身を確認しに、また必ず行きます」とSNSに投稿したのち、冬の北海道黒岳で滑落し、非業の死を迎えてしまう。

    著者の大石明弘は、学生時代にシェアハウスで同居していた野口健に谷口けいを紹介されて以来、何度も山行をともにして登攀技術を学ぶだけでなく生き方への大きな影響を谷口から得ていた。大石は谷口の死後、評伝『太陽のかけら』を記すが、そのなかで彼女の心残りとなった「パンドラ」への挑戦を誓う。

    本書は著者の大石明弘が「パンドラ」の登頂を果たすまでにかかわってきた人とのつながり、そしてそれらの情熱に刺激されてきた過程を振り返る自叙伝である。

    大学で野口健との運命的な出会いを経て、武蔵野のシェアハウスで生活を共にすることになる大石は、同居人たちの相次ぐ海外での活躍に刺激を受けると、日本山岳会の登山隊に参加して北米大陸最高峰マッキンリーに登頂。さらに「学生だけで8000メートル峰へ」の計画を立て、他大学同学年の平出和也を誘ってチョー・オユ―(8201m)に向かい、学生ふたりだけで登頂する。

    その後、さらなる高みをめざす過程で谷口けいと出会い、ともに登りながら冬の北アルプスや本場アルプスで登攀技術を向上させる。しかし、谷口が北海道黒岳で帰らぬ人となると、彼女が最後に挑戦して登ることのできなかったパンドラの登頂を最大の目標に掲げる。

    その前哨戦としてアラスカのハンター北壁に向かい、苦闘の末、パートナーの鈴木啓紀とともに登頂。ところがベースキャンプに戻ると、自分たちの登攀を記録していたカメラマンの平賀淳がクレバスに落ちて亡くなっていた。

    そして2024年7月には大学時代からの岳友・平出和也が、中島健郎とともにK2西壁で滑落して帰らぬ人に。

    出発を前にしての相次ぐ不幸に「時期が悪すぎるので延期すれば……」と友人たちは忠告するが、大石はそれを振り切ってパンドラの頂を目指す。


    ■内容
    プロローグ
    第1章 武蔵野シェアハウス
    第2章 「異世界」との遭遇
    第3章 八〇〇〇メートル峰へ
    第4章 新たなる出会い
    第5章 惜別のとき
    第6章 「四十三歳の壁」の先で
    第7章 パンドラ 
    エピローグ
  • 1,584(税込)
    著:
    角幡唯介
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    極地旅行家、四十代のときの本音。

    『どうせ死ぬなら北極で』という縁起でもないタイトルだが、これは昨年の肺がん騒動がきっかけになっている。自治体の集団検診で要再検査判定を受けたことを旅先のシオラパルクで妻から知らされ、本当にがんだったらマズいということなり、結局、一時帰国して精密検査をうけたというドタバタだ。結果は大丈夫だったのだが、そのときに、なんかこれまで何度も危ない旅をしたのに、がんで死んだらいままでの人生が否定されるようだなぁ、と思ったことをタイトルにしたわけだ。
    ――あとがきより

    本書は極地旅行家として活動する著者が、42歳~47歳に書いたエッセイをまとめたものです。テーマは、ライフワークとなっているグリーンランドの世界最北の村・シオラパルクでの長期滞在での様子や犬橇についてはもちろん、日本での日常で、ニュースを見て感じたこと、妻や子供のこと、引っ越しのことなどが綴られています。

    <目次>
    第一章 北極を旅する
    第二章 冒険を考える
    第三章 日々を活きる
    第四章 世相を想う
    あとがき
  • 1,881(税込)
    著:
    小林元喜
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    嫉妬、喪失・・・「親友」とは何か?

    酒井順子氏推薦!「二人の物語が映像となって脳内に結ばれた」

    「米で邦人が滑落 山岳カメラマン、平賀淳さんの遺体収容」
    (日本経済新聞2022年5月22日)

    NHK番組などで活躍し、世界50か国を駆け巡った山岳カメラマン・平賀淳。2022年5月、アラスカ・デナリの氷河で撮影中に滑落死したことをきっかけに、中学時代からの親友であった著者が、自身の視点からありのままの平賀さんの人生を描いた作品。登山経験の乏しい小林さんは、親友との“最後の別れ”を果たすため、アラスカの深淵へと向かう。

    なぜ親友は山に消えたのか??。
    平賀と著者の30年と、その真相を辿る物語。
  • 極地旅行家のもっとも充実した5年間の軌跡。

    「人生で最高の仕事ができるのはわずかな時間にかぎられる」
    「その期間はおそらく五年ほど」
    著者の代表的極地旅である、闇黒の北極圏を旅した「極夜行」を達成する前に、自身がその最高の仕事ができる五年に差しかかっているという自覚と焦りを吐露したーー『極夜探検の延期』。
    世界最北のグリーンランドの集落で、住民に気を遣いながら滞在する様子を綴ったーー『アッパリアスな葛藤』『無電生活の複雑な事情』。
    旅を支える防寒具や道具を紹介するーー『愛すべき北極の装備たち』。
    娘が生まれた喜びと葛藤が表われたーー『日常的充足が足を鈍らせる』。
    30代後半から40代前半にかけての、極地旅行家として脂が乗った時期のエッセイ49編を収録。
  • 『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか? 四十三歳の落とし穴とは? GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦! 未来により現在が決められるのではなく、現在によって未来がつくられていく。今現在の自分自身の知覚、感応、直感、判断、行動の結果によって、それぞれ別の未来ができあがっていく。そこにこそ登山や冒険でなければ経験できない生のダイナミズムがあるはずだ! 未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作!!
  • 「ピッケルの神様」と呼ばれた男、山内東一郎の生涯を追ったノンフィクション。

    青森出身の鍛冶職人だった彼は、仙台でピッケルと出会い、その魅力に取り憑かれる。
    「鉄の心」を聞き、「下手なものを作れば、登山者の命を危険にさらす」と自らを戒め、「登山者の命を守る道具」作りに生涯を捧げた。彼が作ったピッケルは「芸術作品」と評され、マナスル初登頂といった歴史的登山を支えた。


    山内東一郎(やまうち・とういちろう/1890~1966)
    東北帝国大学金属材料研究所で機械工場の職工として勤務。1924年、初めてのピッケル作り。26年、東北帝大を辞職して仙台市内に自分の工場を持つ。30年、世界で初めてニッケル・クローム鋼を用いたピッケルを製品化。49年、松濤明が槍ヶ岳で遭難。そのとき使用していたのが山内のピッケル。52年、皇太子(現・上皇)にピッケル献上。56年、マナスル登頂に山内のピッケルが使用される。57年、高松宮に献上。65年、最後のピッケルを納品。66年逝去(享年75)。96年には没後30年を記念して、仙台市博物館で山内と槇有恒をテーマにした「仙台が誇る山の先達・二人展」が開催された。


    ■内容
    はじめに
    第一章 青森から仙台へ
    第二章 仙台で鍛冶工として働く
    第三章 ピッケルを初めて作る
    第四章 山内No1が完成する
    第五章 ニッケル・クローム鋼のピッケルを世界で初めて製品化する
    第六章 戦時下で暗雲立ち込める日々
    第七章 山内ピッケル、二千本を突破する
    第八章 古希を迎える
    第九章 追廻住宅に引っ越す
    第十章 さらば山内東一郎
    補遺 山内東一郎亡き後
    おわりに
    参考資料
  • 100歳の母親を介護し看取るまでの日々。

    市毛良枝さんが、母と娘という関係から、親の老いを受け入れ、親を看取るまでの介護の日々について1冊にまとめました。親の老いに伴走し介護に翻弄される毎日から、施設への入居、在宅介護、そして親の笑顔を見るために90代の車椅子の母を連れて行ったアメリカ・オレゴンへの海外旅行など、激動の日々を綴ります。母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、そして後悔しない人生を送ることの大切さを伝えてくれます。
  • アルパインクライマー山野井妙子の半生を綴ったノンフィクション。
    ヨーロッパアルプスやヒマラヤなどで数々の登攀を成功した妙子は、世界的なクライマーとして頭角を現わす。しかし、その道は平坦ではなく、マカルーとギャチュン・カンの登攀では両手足の指の多くを失う壮絶な経験をする。

    パートナーである夫・泰史と国内外の山々に挑み続け、現在は畑仕事や釣りを楽しみながら自然に根ざした穏やかな生活を送っている。
    どんな困難な状況でも冷静さを失わず、ただひたすらに「いま」を生きる姿は、周囲の人々を惹きつける。
    彼女の記録的な登攀の裏にある、穏やかで動じない「凪」のような心のありようと、その人生の軌跡を浮き彫りにした珠玉の一冊。

    『山と溪谷』2024年4月号~2025年3月号に好評連載された記事に加筆修正して単行本化。


    山野井妙子(やまのい・たえこ)
    1956年、滋賀県生まれ。77年、東京北稜山岳会入会。82年、冬季グランド・ジョラス北壁登攀。91年、ブロード・ピーク、マカルー登頂。94年、チョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登。96年、山野井泰史と結婚。2002年、ギャチュン・カン北壁登攀。これにより植村直己冒険賞受賞。07年、グリーンランドのミルネ島「オルカ」初登。20年、静岡県伊東市に移住。


    ■内容
    プロローグ 2023年
    第一章 原風景 1956~1978年
    第二章 飛躍 1979~1982年
    第三章 生還 1982~1991年
    第四章 充実感 1992~1994年
    第五章 山の旅 1995~2001年
    第六章 脱出 2002~2018年
    エピローグ 2023~2025年
    山野井妙子年譜
    おわりに
    参考文献
  • 品川-名古屋間の総工費だけで7兆4000億円という莫大な予算を投じて開通工事が進められているリニア中央新幹線。すでにJR東海単独の事業とはいえない21世紀の日本の国家的一大プロジェクトとなっていて、決して失敗は許されない、後戻りもできない状態となっている。しかし、リニア計画にはさまざまな面で数々の問題点や課題が残されたまま、まさに「見切り発車」で動きだしたというのが実情だ。

    最大の懸念のひとつは、リニアの計画ルートが南アルプスの下を抜けて通っていること。山梨県早川町から静岡県を通り長野県大鹿村へと貫通させなければならない全長25kmの南アルプストンネルの工事周辺では、すでにさまざまは問題が発生している。

    10年以上前からリニア問題を追い続け、南アルプストンネルの出入口となる大鹿村に移住した著者が、一登山者、山村暮らしの視点から現場のようすを写真とともにレポート。地元の人々、有識者の声も拾いながら、リニア中央新幹線の問題、リニアの光と影を紹介する現在進行形ダークツーリズムガイド。


    ■内容
    ・プロローグ
    ・第1章 リニア中央新幹線とは
    3台目のダンプ転落/「リニアの村」大鹿ダークガイド/大西山のブナと鉄塔/大鹿村がなぜ工事現場になったのか?/早くも事故/「工事現場の中で暮らす」現在の大鹿村/リニア中央新幹線とは何か?/リニアは地下鉄?/計画から着工まで/リニア実験線と柏崎刈羽発電所の蜜月関係/リニアのまちづくりの結末/全体計画への懸念~民意が反映されない計画/工事も杜撰/死亡事故起きる/「リニアはペイしない」
    ・第2章 南アルプストンネル周辺で起きていること
    南アルプスの登山と南アルプストンネル/山奥でひっそりと進む工事/国立公園南アルプス/南アルプスの地形と工事の困難/トンネル掘削で生じるもの/残土問題/自然に人が手を加えて被害が拡大したら/重金属による環境汚染/鉱山が出現する/適切な管理は可能なのか/残土問題「先進地」藤野/「ああ大鹿ダンプ街道」
    ・第3章 リニア中央新幹線ダークツーリズムガイド
    山梨リニア実験線の現在
    山梨県を横断する 1 山梨県駅/2 小井川駅周辺の地盤沈下/3 境川、異世界のガイドウェイ工場/4 南アルプス市、家々をなぎ倒すリニア新幹線/5 山梨県森林総合研究所、変わらない街並み/6 山間でひっそりと進む工事/7 南アルプス残土街道/8 有害残土をどうする?
    静岡県の建設予定地を行く 1 大井川の源流へ/2 大井川源流の工事計画とそれへの疑問/3 工事の安全性は?
    長野県の進捗状況 1 南アルプストンネルの進捗状況/2 小渋川非常口付近の状況と水枯れ/3 「伊那谷残土戦争」/4 伊那谷をリニアが串刺しする
    豪雨災害をリニアは乗り越えられるか?/遅れる工事の実情/リニアは巨大地震と無縁でいられるのか?/駅前から消えた農業高校
    ・第4章 関係者・有識者が語る南アルプス
    塩沢久仙さん 南アルプス芦安山岳館館長/佐藤博明さん 南アルプス総合学術検討委員会委員長/松島信幸 地質学者・理学博士/村田幸信 やまと渓流会会長/成瀬陽一 渓谷探検家
    ・第5章 リニア反対運動
    声をあげた登山家たち/南アルプス再発見/住民の「理解と同意」の中身/反対と言うと受ける嫌がらせ/伝えないマスコミ/口封じ/自然保護運動の中の南アルプス
  • 中央アルプスに、半世紀ぶりに現れた1羽のライチョウ。
    その姿に感動した著者は、鳥類学者として長年積み重ねてきた経験と情熱をもとに、この地にライチョウを復活させることを計画する。
    本書は、絶滅が宣言されたこの山域で、ライチョウを再び定着させるために始まった保護活動の全記録である。

    ケージ保護、卵の移植、動物園での飼育、ヘリ輸送など、前例のない挑戦の数々――鳥類研究に人生を費やしてきた著者を中心に、山に関わる数多くの人々が、次々と現れる課題と向き合いながら、一歩ずつゴールを目指していく姿が克明に綴られている。
    その背景には、気候変動や生態系の変化、登山文化のあり方といったテーマがあるが、本書で語られるのは、現場で積み重ねられた事実と、粛々と進められた試行錯誤の過程だ。

    山を楽しむ人なら誰もが知っている山岳風景の、その裏側に広がる知られざる保護の現実。なぜライチョウは戻ったのか、そして、これから山はどうあるべきか。
    全ての山好き、自然好きに捧げる、渾身のサイエンスドキュメント!


    ■内容
    序章 中央アルプスに半世紀ぶり雌が飛来
    第1章 復活にあたり参考となる過去の事例
    第2章 解明された日本のライチョウの隔離と分化の歴史
    第3章 卵差し替えの試み
    第4章 北岳でのケージ保護の成果
    第5章 中央アルプスでの事前調査結果
    第6章 本格的に開始された復活事業
    第7章 背水の陣となった乗鞍岳のケージ保護
    第8章 悪天候に阻まれたヘリ輸送
    第9章 20羽からのスタート
    第10章 ケージ保護した家族を動物園に降ろす
    第11章 腸内細菌とアイメリア原虫の課題
    第12章 動物園に降ろした家族の雌親が死亡
    第13章 動物園でライチョウが育てた雛を山に戻す
    第14章 第20回ライチョウ会議駒ヶ根・宮田大会
    第15章 復活した中央アルプスのライチョウ
    第16章 最後の課題 野生復帰技術の確立
    第17章 雛の輸送中に起こった信じられない事故
    第18章 日本のライチョウの今後
    第19章 日本のライチョウの未来
  • 日本で一番稼ぐ弁護士は、なぜ死のリスクがある高所、極所に向かったのか――
    世界最高峰・エベレストの頂を目標にした登攀が始まった。
    都心で富裕層としての優雅な生活を棄て、命の危機があるスリリングな場所で生きようとする心理を当事者が明かす。


    ここが世界最高峰の頂だ。
    標高8848m。自分より高いものは雲と太陽しかない。
    眼下に広がる荘厳な景色の素晴らしさを表すだけの語彙を僕は持ち合わせていない。
    エベレスト登頂までの道のりは、登山を開始してから登頂まで1カ月以上を要し、途中で同じ隊のメンバーが何人も病院に搬送された。リタイヤした人もいた。また、ルート上には過去に登頂を試みた登山者の遺体が何体も放置されている。
    そんな過酷な行程を乗り越えてきた体験が、世界最高峰の頂からの景色を一層輝かせてくれる。
    確かに一昔前に比べると、商業登山化により、少しでも安全で登りやすいルート開拓が進んだ。シェルパによる充実したサポート、固定ロープの設置、登山道具や酸素ボンベの改良や軽量化のおかげで、エベレスト等の高所登山のハードルは格段に下がってはいる。
    それでも毎年何人もの凍傷、脊髄損傷や死亡など大きな事故は起きている。正確な統計を確認することは難しいが、毎年のエベレストでの死者数を登頂許可証の発行者数で割ると、今でも例年1~2%の死亡率だ。参加者のうち数十人に1人が死亡していると考えると、レジャーにしては依然高いリスクがあることは間違いない。
    僕は2018年5月と2024年5月に二度もこのようなリスクを侵してエベレストに登頂した。過去2回で登頂に至るリスクに大差はないし、登頂時に眼前に広がる景色の美しさも大きな違いはない。
    しかし、僕の感情は、1回目と2回目では全く異なるものであった。
  • 「ジャンルの垣根を超えた傑作。
    ページをめくる手が止まらない」
    スティーヴン・キング 絶賛!

    ニューヨーク・タイムズ
    ベストセラー 1位

    1970 -80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件。30年以上も未解決だった一連の事件の犯人「黄金州の殺人鬼」(ゴールデン・ステート・キラー)を追い、独自に調査を行った女性作家による渾身の捜査録。

    アメリカでベストセラーとなり、現在HBOがTVドキュメンタリー・シリーズを製作中の話題作。強盗、強姦、殺人を十年以上にわたって繰り返し、DNA鑑定の網をくぐって闇に消えていた犯人を、作家である著者が独自の捜査で追いつめていく手に汗握るノンフィクション。

    序文寄稿:ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』著者)

    ワシントンポスト、「エスクァイア」誌、Amazon.com、ニューヨーク公立図書館、 シカゴ公立図書館他で “2018年 ベストブック・オブ・ザ・イヤー”受賞!!

    本当に手に汗握る作品だ――「ピープル」誌
    息を呑む野心的で見事な筆致――「ニューヨークマガジン」誌

    読者が知るべきは、なぜこの本が特別なのかという理由だ。それは、この本が向き合っている二種類の強迫観念である。一つは光に溢れ、もう一つは闇の中にある。
    「黄金州の殺人鬼」は闇であり、ミシェル・マクナマラは光だ。
    気が滅入るほど邪悪。聡明かつ、断固とした決意。本書はこの二つの心理への旅路である。
    私は本書を愛してやまない。 ――スティーヴン・キング
  • 本書は、新たに発見された「佐藤書簡」と、これまであまり注目されなかった「倉石手記」を軸に、青森の歩兵第5連隊と弘前の歩兵31連隊の行動を比較させながら、八甲田山遭難の全体像を描く。
    特に、今回明らかにされた捜索隊の佐藤中尉の書簡から、2年下の下士候補生の参加に対し、山口少佐と口論になり本人が不参加となったこと、予行行軍がなかったこと、村人から出発を延期するよう進言されていたこと、大崩沢と田代元湯での救出状況など、新たな事実が明らかにされていく。

    「はじめに」では佐藤書簡が発見された経緯にふれ、第1章「虚構と真実」で佐藤書簡と倉石手記による事実の掘り起こしを詳述。
    第2章「第八師団と雪中行軍」で師団創立の過程と雪中行軍の実施状況を検証し、第3章「雪中行軍の準備」で、いかに杜撰な準備、装備に欠陥があったかを描いている。
    第4章「両部隊の明暗」では雪中行軍の核心部分、1月20日から2月2日以降まで14日間の両隊の動向を一日ごとに時系列で比較検討して、本質を明らかにしようとする。
    第5章「山口少佐の死因」では山口少佐の自殺説と暗殺説を分析、遭難原因と黒溝台会戦までを記述。
    佐藤書簡をもとに八甲田山遭難の全貌が明らかにされる。


    ■内容
    序章
    第一章 虚構と真実
    津軽/新田次郎と『吹雪の惨劇』/「佐藤書簡」の存在/証言と奇妙な設定

    第二章 第八師団と雪中行軍
    軍備拡張と師団の創立/ライバル意識

    第三章 雪中行軍の準備
    因縁の五連隊と三十一連隊/捏造された予行行軍

    第四章 雪中行軍隊の光と陰
    一月二十日 三十一連隊行動開始/一月二十一日 五連隊行軍準備開始/一月二十二日 出発前日の偵察と宴会/一月二十三日 五連隊行軍開始/一月二十四日 帰路不明/一月二十五日 神成大尉の怒号と集団パニック/一月二十六日 神成大尉、田茂木野を目指す/一月二十七日 後藤伍長救出される/一月二十八日 遺体遭遇と嚮導置き去り/一月二十九日 三十一連隊の彷徨と事情聴取/一月三十日 旅団長と福島大尉の衝突/一月三十一日 山口少佐救出される/二月一日 捜索隊と現場取材/二月二日以降 全遺体収容と処分/三月十四日 福島大尉の転任

    第五章 山口少佐の死因と遭難原因
    自殺説と暗殺説/真の遭難原因

    終章
    あとがき
    雪中行軍年表
  • 「俺、このまま滑落死するのか?」

    こんなはずじゃなかった。強風吹きすさぶなか、断崖にしがみつくように下りながらも、数秒前までは自信たっぷりの足取りだった。
    ところが足が滑った瞬間、手でつかめるものが何もなく、アイゼン(金属製のスパイク)の爪もうまく刺さらず、落ち始めた。(本書より)
    エベレスト8,000メートル峰14座踏破の世界記録更新、シェルパたちの地位向上、祖国と自然への尊敬。
    野望を抱き英国舟艇部隊から登山家に転身し、できることはなんでもやる。超人にして快男児、プルジャが前人未踏の世界記録を打ち立てるまでのリアルな記録。
    幼少期を過ごしたネパールの村、グルカ兵としてのミッション、絶景の山など貴重なカラー写真も掲載。

    <目次>
    1 死か、栄光か
    2 希望がすべて
    3 臆病者になるくらいなら死んだほうがまし
    4 飽くなき追求
    5 デス・ゾーンへ
    6 泳いで月を目指す
    7 すばらしいミッション
    8 いちかばちか
    9 尊敬は勝ち取るもの
    10 極限状況でも正常に機能する
    11 大救出
    12 暗闇へ
    13 混乱のとき
     14 サミット・フィーバー
    15 山における政治
    16 あきらめることを知らない
    17 嵐のさなかで
    18 荒々しい山
    19 山の意向
    20 みんなのプロジェクト
    21 偉業達成
    エピローグ ついに頂点へ

    ニルマル・プルジャ
    2019年、8,000メートル級14座を7か月で踏破すると宣言、みごと成し遂げた登山家。
    1983年ネパールの貧しい家庭に生まれる。
    長兄、次兄を追いかけて切磋琢磨し、グルカ兵となる。
    英国へ移り、英国舟艇部隊に所属。
    2018年、大英帝国勲章をエリザベス2世から授与される。
    「願えばかなう」をスローガンに、祖国ネパールのシェルパたちの地位向上を目的のひとつとし、また環境問題への関心も高く、多方面で影響力ある発信を行う。
    その型破りなスタイルは世界中にインパクトを与え続けている。
  • 野村良太さんが分水嶺縦走中に地形図の裏面に書き記した日記を柱として、これまでの登山を振り返るルポルタージュ。
    北海道大学WV部での登山との出合い、山仲間との登山と単独行の目覚め、知床・日高の単独冬季縦走、そして北海道登山の総仕上げとしての北海道分水嶺縦走を達成するまでをつづる。


    ■内容
    プロローグ 襟裳岬

    第一部 山の世界で生きていく
    一 野球に明け暮れた大阪時代/二 北海道大学ワンダーフォーゲル部/三 休学届/四 単独行/五 計画/六 用品サポートと、テレビ番組/七 一度目の分水嶺

    第二部 北海道分水嶺縦断
    一 宗谷岬を出発する/二 北見山地/三 北海道の屋根を行く/四 日高山脈へ

    エピローグ 襟裳岬再び

    あとがき


    ■著者について
    野村 良太(のむら・りょうた)
    1994年、大阪府豊中市生まれ。日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ、スキーガイドステージⅠ。
    大阪府立北野高校を卒業後、北海道大学ワンダーフォーゲル部で登山を始める。2019年の「史上初ワンシーズン知床・日高全山縦走」で「北大えるむ賞」受賞。
    2022年2~4月、積雪期単独北海道分水嶺縦断(宗谷岬~襟裳岬670km)を63日間で達成。同年の「日本山岳・スポーツクライミング協会山岳奨励賞」「第27回植村直己冒険賞」を受賞した。
  • 1902(明治35)年、二人の青年が日本人登山者として初めて山頂を踏んだ。
    彼らの名は岡野金次郎と小島烏水。
    二人の登頂によって日本の近代登山の幕があいた。

    その後、小島烏水は日本山岳会の初代会長ともなり日本の登山史にその名を刻むが、岡野金次郎はほとんど記録に残ることなく、山岳界で埋もれた存在になってしまった。
    なぜ岡野は日本山岳会の設立者として歴史にその名をのこせなかったのか。
    山の歴史に精通した人たちの間では、小島と岡野は不仲だったとする考えが根強くある。
    岡野が日本山岳会の創設に加わらなかったことや、二人が山で喧嘩別れしたことなどがその理由だ。
    著者は数々の山岳書や小島の執筆した本から、その不仲説に疑問を持つようになった。
    二人は決して不仲ではなく、山で喧嘩別れしたあとも長年深い間柄だったのだと確信することができた。
    岡野金次郎の生涯は謎が多い。

    岡野は日記こそまめに書き続けていたが、関東大震災で全て焼失してしまった。
    登山家全盛期の明治期から大正期にかけて、岡野の山の記録は非公開のものも含めてほとんど残っていない。
    遺族への取材、そして膨大な資料から浮かび上がる「孤高の登山家」の真の姿とは。
  • 黒部渓谷の開拓者である、冠松次郎。
    生涯を通じて膨大な記録、ガイド、随想を執筆した氏の著作集から、黒部溪谷、剱岳、南アルプス、後立山などの記録的登山を中心に再編集。

    ■内容
    白馬岳から祖母谷川を降る
    岩井谷から薬師岳へ登る
    剣越え
    御山谷を降る
    遠山川
    西沢・国師岳・東沢
    初めて下ノ廊下を降る
    黒部下流から
    黒部峡谷完溯記・下ノ廊下の巻
    春の立山
    剣沢行・その一
    剣沢行・その二
    黒部峡谷完溯記・上ノ廊下の巻
    毛勝谷・中ノ谷・小黒部谷
    双六谷を溯る
    打込谷を下る
    新緑の棒小屋沢
    東尾根から鹿島槍岳へ
    鹿島槍岳から下ノ廊下へ
    秋の新越沢と赤沢
    秋の大所川・北又谷・柳又谷
    北又谷と柳又谷を探る

    ■著者について
    冠 松次郎(かんむり・まつじろう)
    1883(明治16)年~1970(昭和45)年。登山家。東京生まれ。
    1920年から黒部川探検をはじめ、1925年、沼井鐡太郎、岩永信雄、宇治長次郎らと下ノ廊下完全遡行に成功。
    剱岳、南アルプスなどでも記録的な登山を行なう。
    『黒部渓谷』『立山群峰』『山渓記』など著書多数。
    日本山岳会名誉会員。
    2014年、東京都写真美術館で写真展が開かれ注目される。
  • 2016年10月、大峰山系弥山にて13日間遭難して生還した登山者が遭難に至る経過と遭難中の心境を克明に綴った手記、遭難した現場を6年ぶりに訪問した原因検証、2010年8月に奥秩父両神山で14日遭難した登山者との対談を掲載する。
    また、2023年9月、北アルプス不帰ノ嶮で8日間遭難して生還した事例。
    2017年8月、北アルプス祖母谷で7日間遭難して生還した事例。
    2022年8月、熊本県国見岳で6日間遭難して生還した事例を掲載。

    さらに、そのほかの長期遭難の事例を検証し、サバイバルの秘訣を探る。


    ■内容
    1章 大峰・弥山――13日間
     PART1 手記
     PART2 検証
     PART3 対談
    2章 北アルプス・不帰ノ嶮――8日間
    3章 北アルプス・祖母谷――7日間
    4章 熊本県・国見岳――6日間
    5章 長期遭難の事例から
    あとがき


    ■著者について
    羽根田 治(はねだ・おさむ)
    1961年、埼玉県生まれ。
    フリーライター、長野県山岳遭難防止アドバイザー、日本山岳会会員。
    山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌や書籍で発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。
    主な著書に『ドキュメント生還――山岳遭難からの救出』『ドキュメント 気象遭難』『ドキュメント 滑落遭難』『ドキュメント 道迷い遭難』『ドキュメント 単独行遭難』『野外毒本』『これで死ぬ』(以上、山と溪谷社)、『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)など多数。
  • 「日本近代登山の父」ウェストンが日々を記録した貴重なフィールドノート。日本アルプスの新ルート開拓など草創期登山の生々しい姿。
  • 電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。


    鎖国時代のチベットに日本人として初めて潜入した僧・河口慧海。謎に満ちたその経路をついに解明する!

    30年以上にわたり現地を旅し、土地の人々交流し、調査を重ねてきた第一人者が、その集大成として書き下ろしたノンフィクション。
  • 20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴った凄絶・迫真のノンフィクション!
  • 一九五九年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム9名はテントから離れた場所で凄惨な死に様で発見された。米国人ドキュメンタリー作家の執拗な取材から明らかになった驚くべき結末とは…
  • 日本百名山のなかで、技術的に最も難しい山として知られる剱岳。
    この地で登山者の安全を守り続けている富山県警察山岳警備隊の活動を、徹底取材のもとに紹介する。

    夏の間、剱沢警備派出所に勤務する隊員たちのなにげない日常から、アイゼン、ピッケル、ロープ、登攀具を駆使した本番さながらの厳しい訓練、緊迫するレスキュー現場などに密着取材。
    山岳警備隊の発足の経緯や登山史に残る悲惨な遭難事例と救助の実態、そして芦峅寺ガイドから受け継ぐ伝統など、50年以上のレスキューの歴史も振りかえる。

    もたらされる救助要請に、全力で対応するレスキュー部隊の活動を描いたルポルタージュ。


    ■内容
    第1章 本番さながら、夏の想定訓練
    第2章 富山県警察山岳警備隊とは
    第3章 夏の長い日
    第4章 警備隊の原点
    第5章 命と命のはざまで
    第6章 空か地上か
    第7章 剱岳の冬
    第8章 より安全な山のために
    第9章 新しい山のシーズン
  • 2007年から2021年まで、全国で起きた雪崩事故を検証、最新の事例ごとに時系列で展開したノンフィクション読みもの。
    事故の当事者たちから直接取材し、詳しく話を聞いた、いわば「遭難者の証言」である。

    3件の事故に関しては、降雪結晶による雪崩事故、湿雪パウダーによる雪崩事故、しもざらめ雪による雪崩事故の分析を挿入し、雪氷学の専門家が科学的見地から解説している。

    ■内容
    はじめに なくならない雪崩事故
    1・「十勝連峰・上ホロ下降ルンゼの雪崩事故」〈2007年11月13日〉コンパニオン・レスキューの成功例。
    2・「十勝連峰・上ホロ化物岩の雪崩事故」〈2007年11月23日〉雪崩トランシーバーの携行の有無が生死を分けた事例。
    3・「大山・別山沢の雪崩事故」〈2016年3月6日〉油断から雪崩を誘発、自力脱出した事例。
    4・「北アルプス・立山浄土山の雪崩事故」〈2016年11月29日〉大学WV部の学生が雪崩を誘発、遭難した事例。
    5・「尾瀬・燧ヶ岳の雪崩事故」〈2019年3月9日〉「ココヘリ」を持った単独スキーヤーが雪崩に埋没、死亡した事例。
    6・「北アルプス・白馬乗鞍岳裏天狗の雪崩事故」〈2020年2月28日〉スノーボーダが雪崩埋没、3時間1分後に無地救出された事例。
    7・「大雪山・上川岳の雪崩事故」(2021年2月28日)コンパニオン・レスキューの成功例。低体温症への保温と加温。
    おわりに 積丹岳雪崩事故と雪氷災害調査チーム


    ■著者について
    阿部 幹雄(あべ・みきお)
    1953年、愛媛県松山市生まれ。北海道大学工学部卒。
    中国の高峰で8人が滑落死する遭難(1981)で生き残り、長年にわたり遺体の捜索収容を行なってきた。
    新潮社の写真週刊誌『FOCUS』の契約記者としてソ連崩壊や自然を題材にした連載を掲載。
    2003年から北海道テレビ放送HTBの契約記者。
    第49、50、51次南極観測隊隊員(2007~2010)。
    山岳地帯でテント生活をする地学調査隊のフィールドアシスタントとして研究者を支え、安全管理を担当した。
    仕事のかたわら、雪崩教育や山岳救助に関するボランティア活動を行なっている。
    雪崩事故防止研究会代表、日本雪氷学会雪氷災害調査チーム前代表。
    主な著書は『生と死のミニャ・コンガ』『ドキュメント雪崩遭難』『那須雪崩事故の真相』(いずれも山と溪谷社)など多数。
  • 人は何歳になっても、どんな障がいを持っていても、「挑戦」することができる。
    幾つになっても諦めずに「夢」を持ち続ける――新たな冒険のステージを歩き始めた
    三浦雄一郎さんの復活の軌跡を記録した、感動の一冊。

    【はじめに】 三浦雄一郎
    三浦雄一郎がふりかえる「私のこれまでの冒険」
    子にゆだねながら進む「現在進行中の冒険」
    三浦豪太が選ぶ「三浦家の十ケ条」
    三浦雄一郎の2023年「富士山登頂計画」…など

    【第1章】「要介護4」からの再挑戦(三浦雄一郎)
     ――諦めない。そして、ゆだねる勇気を持つ
    アコンカグア登頂の断念は、チームの一員だからこそできた
    何歳になっても前進!90歳に向けて、新たな目標を設定
    難病に倒れ身体の自由を失うことで、私の“新しい挑戦”が始まった…など

    【第2章】父・雄一郎の復活プログラム(三浦豪太)
     ――高齢になっても“冒険”はできる! 
    パンデミックという危機的状況も、父は「力を蓄える貴重な時間」と考えた
    緊急搬送、手術、入院……でも父はまだ生きている。リハビリだ!
    高齢になれば身体にガタはくる。リハビリへの向き合い方が人生を変える
    聖火リレーの再依頼があったとき、父は10m歩くのがやっとだった…など

    【第3章】子にゆだねつつ、目標を持つ “幸齢者” 術(三浦雄一郎)
     ――65歳から私が実践してきたこと
    人生に「もう遅い」はない。何歳になろうとも希望はある
    どんなことだっていい。自分の人生に「目標」を設定する
    年をとって食が細くなろうとも、食べる楽しみ、こだわりを持ち続ける
    好奇心は、なによりの認知症対策。心が躍ることが最良の「脳トレ」だ…など

    【第4章】チームで向き合うポジティブサポート(三浦豪太)
     ――抱え込まずに介護する三浦家の考え方 
    老親介護は「ポジティブサポート」で!「支える」ではなく、ともに「向き合う」
    父の冒険・人生をサポートすることは、自分たちの人生も豊かにしてくれている
    老いを、死を、むやみに恐れない。「近寄れば恐怖は半減する」という雄一郎の教え
    ポジティブサポートは大成功!「要介護4」から「要介護1」に…など 

    【最終章】富士山登頂プロジェクト(三浦雄一郎)
     ――90代の挑戦が始まった!!
    「要介護4」を脱した90歳の冒険。考えただけで胸が高鳴ってくる
    仲間たちと登る3776m。富士山プロジェクトに向けた「準備の全貌」 

    【おわりに】三浦豪太
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ころんで死ぬ、ダニに噛まれて死ぬ、助けようとして死ぬ、キャンプの炊事中に死ぬ、風に飛ばされて死ぬ——など、アウトドアには「まさか、こんなことで……」と思うような、死の危険がたくさんあります。
    本書では、アウトドアで実際に起こった死亡事例を紹介し、どうしたらそのような目にあわないか、安全に身を守るための解説をしています。

    死の危険は、知っていれば避けられる可能性が高くなる。
    アウトドアで自分や大切な人が危険な目にあわないために、最低限の安全の知識が書かれた本です。


    ■内容
    1章 山で死ぬ
    転倒して死ぬ/すべって落ちる/落石で死ぬ/土砂崩れで死ぬ/雪渓が崩れて死ぬ/雷に打たれて死ぬ/火山ガスで死ぬ/風に飛ばされて死ぬ/
    熱中症で死ぬ/夏なのに寒さで死ぬ/沢の増水で死ぬ/疲れて死ぬ/道に迷って死ぬ/発病して死ぬ/雪に埋まって窒息する/木に激突して死ぬ/
    雪崩で死ぬ/クレバスに落ちて死ぬ/アイゼンを引っ掛けて死ぬ/一酸化炭素中毒で死ぬ/火傷で死にかける
    もっと知っておきたい安全知識 PART1

    2章 動物にあって死ぬ
    クマに襲われて死ぬ/イノシシに襲われて死ぬ/毒ヘビに咬まれて死ぬ/ダニに咬まれて死ぬ/ハチに刺されて死ぬ/サメに襲われて死ぬ/
    オニダルマオコゼに刺されて死ぬ/ダツに刺されて死ぬ/オニヒトデに刺されて死ぬ/ブユの大群に襲われて死にそうになる/カタツムリやナメクジに触って死ぬ
    もっと知っておきたい安全知識 PART2

    3章 毒で死ぬ
    有毒植物を食べて死ぬ/毒キノコを食べて死ぬ/フグを食べて死にそうになる/アオブダイを食べて死ぬ/カニを食べて死にそうになる
    もっと知っておきたい安全知識 PART3

    4章 川や海で死ぬ
    鉄砲水で死ぬ/助けに行こうとして死ぬ/ため池に落ちて死ぬ/飲酒して泳いで死ぬ/高波にさらわれて死ぬ/離岸流で死ぬ/戻り流れで死ぬ/
    シュノーケリング中に死ぬ/ボートから落ちて死ぬ/ボートに追突されて死ぬ/初心者がSUPで死ぬ
    もっと知っておきたい安全知識 PART4

    コラム
    転滑落事故が起きやすい場所は?/変わりつつある人間とクマの関係性/中毒事例の多い主な有毒植物/中毒事例の多い主なキノコ


    ■著者情報
    著者 羽根田 治(はねだ・おさむ)
    1961年、さいたま市出身、那須塩原市在住。フリーライター。
    山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。
    主な著書にドキュメント遭難シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』『野外毒本』『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(共著)『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』などがある。
    近著に『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)、『山のリスクとどう向き合うか 山岳遭難の「今」と対処の仕方』(平凡社新書)など。
    2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員。

    イラスト 秋山 貴世(あきやま・たかよ)
    岡山県出身。武蔵野美術大学、セントラルセントマーチンズ大学院卒業。南ロンドン在住。
    日本、イギリス、フランスの雑誌や出版物のイラストを中心に活躍。
    コミックやジンの制作、ワークショップも不定期で開催。
  • 穂高岳山荘を通じて表現される「自然とともに生きる」姿勢。
    「自然保護という考えがまだなかった時代に、山の清掃を始めた」
    「風力発電や太陽光発電に取り組んだ」など、先進的かつ革新的な発想をもったその行動力とは?

    山小屋の経営者として、二代目としてのあり方、三代目(後継者)へ期待することなど、今田流経営哲学から見える、現代の登山者や社会へのメッセージ。


    ■内容
    プロローグ 徳本峠
    第1章 重太郎の山小屋
    第2章 我が道を行く
    第3章 自然を生かす
    第4章 人を生かす
    第5章 次の世代へ
    エピローグ 今田英雄の哲学

    巻末付録 穂高岳山荘100年の歩み


    ■著者について
    谷山 宏典(たにやま・ひろのり)
    1979年愛知県生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。
    大学在学中に体育会山岳部に所属し、卒業後の2001年は明大隊一員としてガッシャ-ブルムⅠ峰と同Ⅱ峰に連続登頂。
    編集プロダクション勤務を経て、2009年フリーライターに。
    主な著書に『登頂八〇〇〇メートル 明治大学山岳部十四座完登の軌跡』『鷹と生きる 鷹使い・松原英俊の半生』『ドキュメント豪雨災害』(すべて山と溪谷社)
  • NHKスペシャルで大反響! 2012年8月に開催された、日本一過酷な山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」に密着。富山湾から3千m級の日本アルプスを縦断し駿河湾までを8日以内に走る。標高差は実に富士登山7回分! 賞金・賞品は一切なし。テレビでは見られなかった秘蔵エピソードや追加取材を加えた、驚愕ノンフィクション!
  • 山を駆けた女性たちの軌跡をたどり、平成の30年間を振り返る貴重な記録。

    平成の30年間(1989-2019)、登山の世界で女性がどのように活躍してきたか。
    代表的な人物へのインタビューを中心に、平成の登山史を振り返る。
    それぞれの人生に山がもたらしたものとは何か。

    『山と溪谷』2020年4月号から12月号まで連載した内容に、再取材のうえ、大幅に加筆・修正して単行本化。

    ■内容
    1章 平成を登った5人の女性たち
    山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加

    2章 テーマで見る女性登山者
    山ガール、山小屋の女性たち、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミング
  • カメット南東壁、シスパーレ北東壁、ラカポシ南壁と、世界のトップクライマーたちが高く評価した登攀を成功させ、山岳カメラマンとして一流の映像を残し続ける平出和也。
    その成功の背景には親しい岳友との出会いと別れがあり、死と隣り合わせの生還劇があった。
    生涯の目標として掲げたさらなる挑戦を前に、これまでのクライミング人生を振り返る。

    主要な登攀記録にはルート図のほかに、掲載されているQRコードから、本文とリンクした映像を見ることができる。
    ※電子版では、QRコードをタップすると動画サイト(Youtube)へ遷移します

    リアルな登攀映像と併せて読むことで、アルパインクライミングの真髄に触れることのできる1冊。

    ■内容
    序章
    第1章 競技アスリートから山の世界へ
    第2章 山と生活の両立を求めて
    第3章 シブリンとカメット
    第4章 痛恨のアマ・ダブラム
    第5章 別れ、新たなパートナー
    第6章 二〇一七年のシスパーレ
    第7章 越えてきた山、これからの山
    終章
  • 東大のスキー山岳部に8年在籍し、カラコルムの難峰K7を初登頂に導いた永田東一郎は、登頂を機に登山の世界から離れてしまう。
    建築の道に進んだものの、次第に仕事を減らし、不遇のまま46年の生涯を病いに逝ってしまった。

    輝いていた1980年代という時代と下町で地元にこだわり続けた永田東一郎。
    圧倒的な存在感を放ちながら、破天荒で自由な生き方に、高校の後輩として永田を見てきた作家の藤原章生氏が迫る。


    ■内容
    プロローグ 十二年後に知った死

    第一章 十七歳の出会い
     濃くなっていく永田東一郎の記憶/「田端の壁」初登攀
    第二章 強烈な個性
     南硫黄島の 「事件」/「くだらないぞ、そんな生き方」/自由すぎる校風
    第三章 下町育ちの“講談師”
     母仕込みの一人っ子/酒好きの父親/地元好きの「東京土着民」/情けない自慢好き
    第四章 東京大学スキー山岳部
     試練の夏合宿/「チュザックではさあ」
    第五章 生まれもった文才
     読み手意識の表現者/中学時代の虚無/ジャーナリストヘの厳しい書評
    第六章 強運のクライマー
     「ガーディアン・エンジェル」がついていた/歯がたたなかった「青い岩壁」/滑落五〇〇メートル、奇跡の生還
    第七章 K7初登頂
     「普通の頂上」だった/真摯で緻密な戦略家/消えた山の情熱
    第八章 山からの離脱
     四つの仮説/表現の舞台消え
    第九章 不得意分野は「恋」
     十年の片思い/結婚という名のプロジェクト
    第十章 迷走する建築家
     下積みに耐えられず/脱構築、ポストモダン/建築も人を殺す
    第十一章 酒と借金の晩年
     人の金で飲み続け/あっけない死
    第十二章 時空間を超えた人
    過剰なほどの存在感/一九八〇年代、時代の輝き

    エピローグはじまりの山、おわリの山


    ■著者について
    藤原章生(ふじわら・あきお)
    1961年、福島県いわき市生まれ、東京育ち。
    86年、北海道大工学部卒後、住友金属鉱山に入社。89年、毎日新聞社記者に転じる。
    ヨハネスブルグ、メキシコシティ、ローマ、郡山駐在を経て、夕刊特集ワイドに執筆。
    05年にアフリカを舞台にした短編集『絵はがきにされた少年』で第3回開高健ノンフィクション賞受賞。
    主な著書に、 『ガルシア=マルケスに葬られた女』、 『資本主義の「終わりの始まり」』、 『湯川博士、原爆投下を知っていたのですか』、 『ぶらっとヒマラヤ』など。
    23年5月、中央大法学部の講義録『死にかけた人は差別をしなくなる』 (仮題)を出版予定。
  • 東日本大震災以降に、登山のあり方はどう変わり、なぜ山の遭難が増えたのかを検証しつつ、身の安全をどう確保すればいいかを考える。
  • 富と名声を求め、ビルの高さの大波に乗るサーファー。
    火星の生命の謎を解くために、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るNASAの研究者。
    生活のために命をかけてエベレストに登り、外国人が使う酸素ボンベを運ぶシェルパたち。
    本能に突き動かされるままに、70歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家……。

    それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たち。
    荒ぶる自然と対峙したとき、彼らは何を考え、どう行動するのか?
    そして人間と自然の関係は、時代とともにどのように変わってきたのか?

    『空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 』や『荒野へ』の著作で知られる、アメリカの人気ジャーナリスト、ジョン・クラカワーの、自然と人をめぐる10のエピソードを収録したエッセイ集。

    ■内容
    イントロダクション
    第1話 マーク・フー、最後の波
    第2話 火山の麓で暮らすということ
    第3話 エベレストにおける死と怒り
    第4話 火星への降下
    第5話 転落のあとで
    第6話 北極圏の扉
    第7話 愛が彼らを殺した
    第8話 穢れのない、光に満ちた場所
    第9話 フレッド・ベッキーいまだ荒ぶる
    第10話 苦しみを抱きしめて

    ■著者について
    著 ジョン・クラカワー
    1954年生まれ。シアトル在住のアウトドアライター、ジャーナリスト。
    元登山家の経験を活かし、アウトドア関連のルポルタージュを中心に複数の著書を発表している。
    巧みな構成と情感のある文章には定評があり、日本にも固定ファンを持つ。
    ノンフィクション作家の角幡唯介も、もっとも影響を受けた作家としてクラカワーの名を挙げている。

    翻訳 井上 大剛(いのうえ・ひろたか)
    翻訳会社、出版社勤務を経て独立。
    訳書に『インダストリーX.0』(日経BP) 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(共訳、KADOKAWA) 『初心にかえる入門書』(パンローリング) 『世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海』(パイインターナショナル)など。
  • 「日本3百名山ひと筆書き」田中陽希による共同通信連載をカラー写真満載で書籍化。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    心のまま、熱狂的に登り続けてきた半生。
    10代の武者修行から、ヒマラヤを舞台にした数々の登攀、再起を果たした現在まで。
    折々の手記と豊富な写真で、主要な登攀を追う。

    20代前半から、生と死のはざまを追求する冒険的登山を行ないながら、約40年にわたって生き抜いてきたクライマー、山野井泰史。
    その半生を、ふんだんな写真と折々に発表された手記やインタビュー・対談とともに一冊にまとめる。


    ■内容
    Ⅰ章 若き日の山/10代後半のアメリカ武者修行にはじまり、トール西壁ソロ、フィッツロイ冬季ソロの手記、加えて当時のインタビューなどを収録
    Ⅱ章 ヒマラヤの日々/1991年から2002年のギャチュンカンまで、約10年、20回にわたるヒマラヤ遠征の数々を臨場感あふれるスナップ写真で紹介
    Ⅲ章 再起の山/凍傷で指を失いつつも、クライマーとして復活を果たした、現在までの主要な登攀記録、手記を掲載
    Ⅳ章 対談・インタビュー/20代、30代と折々に行なわれたインタビューや対談を再収録
    Ⅴ章 登攀年譜/45年にわたる濃密な山行記録の一覧


    ■著者について
    山野井 泰史(やまのい・やすし)
    1965年生まれ。
    小学生のときに見たクライミング映画に魅せられ、10代からクライミング一筋の生活を送る。
    20代からはヒマラヤなど世界の一線で登攀を実践、いまなお現役で登り続けている。
    著書に、『垂直の記憶』『アルピニズムと死』(ともに山と溪谷社刊)、氏を描いた評伝に、『ソロ』(丸山直樹著/山と溪谷社)、『凍』(沢木耕太郎著/新潮社)がある。
  • 1,540(税込)
    著:
    上田優紀
    レーベル: 光文社新書
    出版社: 光文社

    「世界の頂」と呼ばれ、多くの人の心を惹きつけるエベレスト。登頂までの道のりは険しく、極寒のキャンプ生活に命が削られるデスゾーンなど、試練ばかりが待ち受ける……と思ってはいないだろうか。もちろん、この厳しさはかの山の一面ではある。しかし、標高8000mからの夜明けや緑豊かな麓の街道など、挑戦者だけに見せる穏やかな一面もある。そんな表情豊かなエベレストの全貌をネイチャーフォトグラファーが鮮やかに描き出す。
  • 「アルピニスト」野口健は怪物か、それとも善意の活動家か。知られざる実像に迫るノンフィクション。野口の半生で語られてこなかった橋本龍太郎、石原慎太郎、小池百合子ら政治家との関係を描き、エベレスト清掃活動の意外な動機を解き明かす。角幡唯介、佐々涼子氏推薦!
  • 「結婚なんて、しょせんは男と女が出会って、一緒になることにしました、と、言ってみればそれだけの話です。そこに語るべき理由などあるのか。」(本文より)人は誰でも必ず「事態」に遭遇する。そのときあなたならどうする? 冒険家が語る、光る人生の歩き方。本書は横浜市開港記念会館にて開催された第45回大佛次郎賞受賞記念講演を電子書籍化したものです。
  • 近年ミツバチの大量死などで注目を浴びた「ネオニコチノイド系農薬」。日本の水田で広く使用されているこの農薬は魚にも悪影響を及ぼしているのではないか? と懸念した釣り人も多いだろう。
    東京大学大学院新領域創成科学研究所教授である著者は、卒業論文・修士論文・学位論文のすべてを、宍道湖をテーマに書いた。そのデータを駆使し、ほとんどの生態学者ができない「化学分析」という武器をもとに、釣り人が抱いた懸念と同じ疑問に切り込んでいく。
    著者はデータを積み重ね、裁判の判決文のように明確な論理をもって、ネオニコチノイド系農薬が水中の食物連鎖を破壊し、その結果同湖におけるウナギとワカサギの漁獲高が激減したという結論を導き出す。また、その過程では非常に興味深い注目すべき事例も次々に明らかにされていく。それは私たちが漠然と抱いている常識を覆す内容や、さらにはネオニコチノイド系農薬使用以前にも他の要素で水辺の生態系が激変していた事実が明らかにされる。
    SDGs、生物多様性の重要性が叫ばれるいま、本書によって著者の視点を共有し知識を得ることは、釣り人をはじめ水辺を愛する人たちの視野を広げ視界を明るく照らし考えを深め、あるべき姿の生態系を取り戻すための大きな指針となるに違いない。
  • ドキュメンタリーTV番組『情熱大陸』に、“日本でも数少ない「山頂を目差さない登山家」”として出演歴のある著者渾身の狩猟ルポルタージュ。ベストセラー『山の仕事・山の暮らし』で山に生きる男女の生き様を描き切った著者の視線が、今度は狩猟に注がれる。「マタギ」への憧憬からはじまる著者の狩猟をめぐる自然と人の暮らしの旅は、やがて取材者の立場を越えて、自らも猟の実践者への道を歩き始めていく―。“令和のマタギたち”のリアルな姿がいま、鮮やかに本書から立ち上がる!
  • 嫌われ者の「ヤマビル」の研究に
    愛をもって取り組む子どもたちが常識に挑む物語。

    「好奇心が未知の扉を開ける衝撃が満載だ」
    山極壽一先生激賞!

    各地で増え続けているヤマビル。
    山だけでなく里でも被害が増えています。

    知らない間に血を吸う嫌われ者のヤマビル。
    そんなヤマビルの生態研究に挑む小中学生がいます!
    その名も子どもヤマビル研究会。

    彼らは、山でヤマビルの数を数え、
    ときに自らの血を吸わせて育て、そして、解剖までするのです。
    そんな彼らが解き明かしてきたヤマビルの生態の数々を紹介します。

    そして、「ヤマビルはとてもかわいいいきものです」とまで言い切る、
    いききとした子どもたちの感受性に驚嘆する1冊です。
  • 日本の山には「何か」がいる。

    シリーズ累計20万部突破!!山の怪談ブームの火付け役。
    山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。

    NHKドキュメンタリーで映像化、漫画化、
    海外で翻訳化もされたベストセラーがついに文庫化!

    秋田・阿仁のマタギたちや、
    各地の猟師、
    山で働き暮らす人びとから実話として聞いた、
    山の奇妙で怖ろしい体験談。

    現代版遠野物語。

    文庫化にあたり特別版付記「山怪後日談」を収録。


    (内容)
    山怪の舞台(地図)

    はじめに
    I 阿仁マタギの山
    狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/
    生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/
    狸は音だけで満足する/消えた青い池/
    人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/
    蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/
    叫ぶ者/白銀の怪物

    II 異界への扉
    狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/
    道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/
    謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/旧朝日村/
    出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/
    ツチノコは跳びはねる/足の無い人/巨大すぎる狐火/
    山から出られない/行者の忠告

    III タマシイとの邂逅
    帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/
    椎葉村にて/テントの周りには/幻の白い山/
    なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/天川村の事件/
    帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/
    帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/
    狐火になった男
    おわりに

    文庫特別版付記「山怪後日談」収録
  • 究極の山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」のすべてがわかる「TJARのバイブル」。

    日本海から、日本アルプスを縦断して太平洋へ。
    全長415km、標高差27,000m、8日以内、ノンストップのサバイバルレースが、
    <究極>の山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」。

    「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」は、標高ゼロの日本海・富山湾から、
    3000m級の山々が重なる北アルプス・中央アルプス・南アルプスを縦断し、
    太平洋・駿河湾へ至る総距離415kmを、自身の足のみで8日間以内に踏破する、
    2年に一度の壮大かつ過酷な山岳アドベンチャーレース。

    これまでに取材を積み上げてきた『山と溪谷』『マウンテンスポーツマガジン』『マウンテンスポーツネットワーク(MtSN)』等の
    記事の再掲載をはじめ、全優勝者座談会などの新たな記事も収録。

    大会の歴史がわかる資料的価値だけでなく、歴代の選手にスポットを当てた記事も充実しています。
  • 1,430(税込)
    著者:
    藤原章生
    レーベル: ――

    塩野七生氏推薦!
    私の友人の中でも最高にオカシナ男が書いた、フフッとは笑えても実生活にはまったく役に立たない一冊です。それでもよいと思われたら、手に取ってみてください。

    記者生活30年。還暦間近の記者が思い立ってヒマラヤに行ってみた――。8000メートルの極限の世界で考えた、老い・恐怖・死、そして生のこと。毎日新聞医療プレミア、毎日新聞夕刊で人気の連載が待望の書籍化!
  • 1,782(税込)
    著者:
    出村謙知
    レーベル: ――

    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。

    ワールドカップ2019日本大会出場国の知られざるラグビー文化。生活の中にラグビーがある街角や村の広場でのキックオフとノーサイド風景が満載!
    日本ラグビー協会の公式フォトグラファーであり、フリーのライター&カメラマンとして活躍している出村謙知氏は、1990年代初頭から今日まで、四半世紀以上もの長い間、世界のラグビーシーンを写真とレポートで追ってきた。
    出村氏が取材で訪れた国は実に70数か国、撮りためた写真は10万枚超。そのほとんどがラグビー取材での渡航だ。

    欧州シックスネーションズ(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリア)、南半球ラグビーチャンピオンシップ(ニュージーランド、豪州、南アフリカ、アルゼンチン)のラグビー強国はもちろん、独自のラグビー文化を育んできた南太平洋の小さな島国(フィジー、サモア)や東欧の秘境(ジョージア、ルーマニア)、新たなプロリーグをスタートさせた北米(米国、カナダ)など、まさしく世界各地の【生活の中のラグビーシーンのスナップ】が相当数ストックされている。むろん、未発表のものばかり。

    裸足で草っ原をラグビーボールを持って走るフィジーの少年たち、泥んこになりながらタックルを決めるフランス人女性、イングランド名門パブリックスクールでのラグビー授業風景、あるいは緑色のジャージを身にまとい、大声でラグビーソングを歌いながら弱小チームの応援を続けるアイルランドのパブなどなど、まさに日常の中に溶け込んでいる「世界各地のラ グビー文化」を、精選した写真と、レポートで 1 冊にまとめる。
  • オーロラ舞うアラスカの森に自力で建てた家に家族で住み、時にはエスキモーのクジラ漁にも参加。
    豪快なアラスカ暮らしを御堪能あれ!

    ● 「クジラとイヌピアックエスキモーの伝統」より

    エスキモーのウミアック作りを手伝ったその年の春、バローのクジラ猟のベースキャンプに行くことになった。
    「60秒で用意しな!」クジラを仕留めたとの一報が入るや否や、滞在先の家のユニスおばちゃんが叫ぶ。
    早くしろと叫ぶおばちゃんにせかされスノーマシーンの後ろにまたがった。
    仕留められたクジラはすでに氷の際まで運ばれてきていたが、それから人力で体重数十トンもの北極クジラを引き上げるのだ。
    氷上には30人ほどの人たちが集まってきており、やがて100人くらいの人に膨れ上がった。
    氷上に上げられたクジラはまるでビルが横たわっているかのような大きさだ。
    それから丸一日、北極海の氷の上でクジラの解体を僕も手伝うことになった。
    気が付けば着ている物は上から下までクジラの血と油でべとべと。…………

    など
  • アメリカ東部、ニューベリーポート。ひとりで新聞を発行する著者トムは、独身の太った中年男だ。ひょんなことから犬を飼い、初めて念願の家族を得る。ミニチュア・シュナウザーのアティカスと登山をはじめると、ふたりともたちまち夢中になった。アティカスはトムを先導し、山頂で悠然と景色を堪能する。山に通ううちに、疎遠だったトムと父親の距離も少しずつ近づいてきた。やがて友人のがんをきっかけにチャリティ登山に挑み、1シーズンで1200メートル以上の冬山、81峰登頂を成し遂げ、多くの寄付を集める。ところが町に戻ると、アティカスの様子が急変した――。アティカスのおかげでどんどん変わる人生。トムは次の一歩を踏み出した。
  • 1,430(税込)
    著者:
    米田一彦
    レーベル: ――
    出版社: つり人社

    2016年5~6月、秋田県鹿角市郊外でツキノワグマに襲われ4人が死亡・4人が負傷する本州未曾有の事件が起きた。襲われて絶命した犠牲者は体を食害されたことも判明し、その衝撃は日本列島を駆け抜け市民を震え上がらせた。 青森・秋田県境に近い北東北の辺境の森でいったい何が起きたのか? かつては秋田県庁職員、現在はフリー研究者であるクマの第一人者・米田一彦は事件の真相を解明すべく、現場に足を運んだ。危険な笹薮に入り、遺族や関係者の証言を集め、現地のタケノコ採りに話を聞き、現地の特異な農業形態を調べ…散らばったパズルのピースを1つずつ集めて見えてきたものは。 クマ追い歴46年の著者が、事件の真相を後世に残すべく己のすべてを懸けて実像に迫った渾身のドキュメント!
  • 庭や公園にある小さな自然の楽しみ方。都会から足を運ぶハイキング案内。そしてはるかな原野に想いを馳せる本や音楽――。ナチュラリストでフライフィッシャー、そして日本にアウトドアの概念を持ち込んだ芦澤一洋が「自然を愛する眼と心さえ持っていれば、都会でも発見に満ちたアウトドア・ライフを送ることができる」ことを提唱したガイド・エッセイ、待望の復刊。巻末付録として妻・紗知子とエイアンドエフ創業者・赤津孝夫による特別対談を収録。
  • 誰も見たことのない世界へ!

    狭い、暗い、死ぬほど危ない! なぜ、そんなに苦しい思いをしてまで、探検家・吉田勝次は洞窟に潜るのか。それは、どこかにあるはずの「誰も見たことのない」未踏の世界を見たいから! 発見以来16年間調査している大洞窟「霧穴」の紙上探検をはじめ、沖永良部島の絶景洞窟「銀水洞」、オーストリアの「氷の洞窟群」、世界最大の洞窟「ソンドン洞窟」、そして現在調査中の未踏洞窟の紹介まで、世界中の洞窟と洞窟探検の魅力を語りつくす。美麗な写真口絵、ラスコーなどの洞窟壁画をめぐる五十嵐ジャンヌ氏との対談も収録。
  • シリーズ2冊
    1,540(税込)
    著:
    田中陽希
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    前人未到の冒険!
    列島縦断7800キロを人力踏破する

    鹿児島県屋久島の宮ノ浦岳をスタートし、北海道利尻島の利尻岳まで累積標高差10万メートルを大縦走。一切の交通機関を使わずに、4つの海峡をシーカヤックで漕ぎ渡り、深田久弥『日本百名山』のすべての頂を制覇した。208日と11時間に渡る、途方もない挑戦の記録。

    [内容]
    第一章 気の向くままに風の吹くままに [九州編]
    第二章 一座のために一つの目的のために、走れ! 歩み続けろ! [中国・四国編]
    第三章 緊張が高まる毎日 [近畿・東海編]
    第四章 不安と緊張、そして感動と涙 [日本アルプス編]
    第五章 反響の変化 [関東・甲信越編]
    第六章 旅という名の挑戦 みんなの思いを背負って [東北編]
    第七章 ラストスパート1700キロ [北海道編]
  • シリーズ3冊
    660(税込)
    著:
    新田次郎
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    山のエッセイ、旅のエッセイに続くシリーズ3冊め。新田次郎の歴史小説は、ベストセラーとなった「武田信玄」ほか数多い。科学者の眼で歴史を洞察し、構築した作品の背景を、エッセイとして語った珠玉の21編を収録。

    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 厳しくも美しい山、北アルプス・剱岳。そんな剱岳に憧れ、愛し、通い続ける男たち。著者は彼らを「剱人(つるぎびと)」と呼ぶ。佐伯郁夫・邦夫、和田城志、多賀谷治など9人の剱人を描く。『山と溪谷』2011年4月号から12月号までの連載に加え、『ワンダーフォーゲル』掲載の記事を追加。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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