【最新刊】村祀り　２０巻

囚われてしまった花梨と蓬萊は、海土路愛人を追って消えた三神と再会を果たす。三人が向かう先は、黒仏の総本山。そこでは、愛人が黒仏の親方様と相まみえていて…。三神、愛人、黒仏…三者の因縁がついに交錯する。現代ダーク民話、堂々の完結。

海土路愛人を追って消えた三神。助手の花梨は、三神を助けるために愛人の居場所を探し出そうとする。これまで起きてきた祀りを繋ぎ合わせて浮かび上がった愛人の邪悪な志向…。それを鍵に辿り着いた場所は、とある地下アイドルグループで…。

愛人が菰良村に呼び寄せた瑠奈は、鈴花の策略によって弟の仁志を殺され、村に閉じ込められてしまう。一方、空木の秘密を知った愛人は、自身が仕掛けたゲームを支配するため、罠を仕掛けた祭りを開いて…。

海土路愛人の兄・灰人は、想い人である元使用人の娘・瑠奈と菰良村で再会を果たす。一方、使用人・空木は灰人が想いを寄せる人物を炙り出すように命令されていて…。

海土路愛人の母・鈴花は、黒仏を奉る烏頭家に囚われた愛人を取り戻すため、三神に協力を仰ぐ。源造殺害後の菰良村で鈴花は、息子の愛人と灰人の全てを独り占めするため、異様な母性を強めていき…。