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人々を魅了するための特殊能力「技巧」を駆使できる者を、「アーティスト」とこの世界では言う。主人公アクロは手で触れたモノをやわらかく粘土化する能力の使い手。生まれ故郷・青天の都にて──ネネ達は7大アーティスト・ドレッドと……そしてアクロは、宿敵・クラウンとの最終決戦に挑む!アクロ達はこの世界を救うことができるのか──!?感涙の最終巻!!
各528円 (税込)
田舎から憧れの『芸術の都』にやってきた15歳の少年アクロ。都の中は、天井に海があったり、動物の顔をして噛みついてくるシャボン玉が浮かんでたりと、まさに摩訶不思議なアートの雰囲気。だが、そんな町中になぜか炎の壁で囲まれている一帯があって、その中は壁を作ったアーティストによる人体実験場と化していて…!?
師匠ヴルーの屋敷を訪れたアクロは、門番ニコに足止めされるも機転を利かせて突破に成功。屋敷内に人影を見つけたアクロは、ニコの制止も聞かずに建物内へと飛び込む。だがそこに居たのは不機嫌な顔をした少年と、その少年をスバル坊ちゃんと呼ぶ謎の生き物(?)ピクルス。しかもアクロがヴルーの居場所を尋ねると、その名を出すなとますます不機嫌に…!?
7年前。不在がちなヴルーは、人形作りのアーティストである友人・ログに、ニコとピクルスを作ってもらい、息子・スバルの世話係とした。だがそのしばらく後、ログが弟子と共にスバルの屋敷を訪れているとき、その事件は起きた。アート協会から謎の花火のような物が打ち上がり、人間がアートの素材として使えるようになってしまったのだ。その途端、ログは弟子に殺され、スバルはニコに守られて無事だったものの、ショックから屋敷に閉じこもるようになってしまい…。
罠にはまったアクロとはぐれたスバルとモカが、青騎士の一員・モグラと遭遇した。モグラが口にした「遅い」という言葉で、モグラの動きを遅くして優位に立ったスバル。だが、モグラは「言葉を選べば暗示の力は怖くない」というスバルの弱点を見抜き、触れたモノをバラバラにする技巧で反撃してきた。いったん距離をとるため逃げたスバルたちだが、モグラを倒す術はあるのか?
大苦戦の末、青騎士・バロックを倒したスバル。デコを助けるため別行動をとっていたアクロのもとに駆けつけるが、そこには既にデコを救出し終え、レオンジのアドバイスを受けながら技巧の練習をしているアクロの姿が…。その後、アクロとデコはレオンジを封じ込めたアーティストを捜しに向かい、残されたスバルは来る途中で見かけた“白い人間”についてレオンジに訊ね…。
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